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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

4.2

281件のお客様レビュー

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2024/09/07

現実的で主人公と年齢的にも同じなのですごく共感できました。 みんなそれぞれ大変なことや悩みをかかえながらも生きてて自分だけじゃないんだって思いながら読んでました。 大好きな話でした。

Posted byブクログ

2024/08/30

リアリティのある恋に悩む女性たちの話。読みやすい文体で、悩みもリアルで、引き込まれた。椎名さんが素敵だ。 残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホ...

リアリティのある恋に悩む女性たちの話。読みやすい文体で、悩みもリアルで、引き込まれた。椎名さんが素敵だ。 残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋…。美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。

Posted byブクログ

2024/08/18

好きな人と、美味しいものを食べる、旅をする 色々な葛藤がある中でも、その時間は幸せが満ちていて、いいなあと思った 特に終盤の石垣島、穏やかで良かった

Posted byブクログ

2024/08/11

もう少し前に読んでいたい本だった。 ちょっとワサビをつけすぎたときのツーンとする感じが残って、けどすっきりするような感じの本。 余裕がなくなったらまた読みたいと思う。 沖縄行きたいなあ

Posted byブクログ

2024/08/09

様々な目線から悩みや葛藤が描かれていて、一見苦手な人でも、その人の立場から物事を見ると共感出来る部分もあったり。人って表面だけで判断してはいけないと改めて感じた。女性は三十代になると一気に話題は結婚になり、してるしてないで考え方や交友関係も変わってくる。そんな大事な時期を、結婚し...

様々な目線から悩みや葛藤が描かれていて、一見苦手な人でも、その人の立場から物事を見ると共感出来る部分もあったり。人って表面だけで判断してはいけないと改めて感じた。女性は三十代になると一気に話題は結婚になり、してるしてないで考え方や交友関係も変わってくる。そんな大事な時期を、結婚したい人、してる人、したくない人、これからする人の視点から描かれていて、それぞれ持つ悩みや不安に共感して、女性が三十代を生きていくのは何故こんなに大変なのかと思ったと同時に、誰かと一緒に生きていくことは簡単そうで実はとっても難しいことだと感じた。 ✔️そう、本当に明るかったのだ。まるで降りかかるつらい出来事なんて、すいすいかわして生きてきたみたいに。(p32) 知世が椎名さんを「大人の男性」と認識することが度々あるが、「大人」とはなんだろうか。年齢を重ねることが大人であるのであれば、三十代の知世も立派な大人である。 椎名さんは重い秘密を抱えていて、それを受け入れて生きている。誰しも生きていたら秘密はあるだろうし、人生なんて辛いことや悲しい出来事ばかりだ。しかしみんなそれらを抱えて生きている。まるで何事もないかのように。本当の大人とは、感情を隠すことが出来る人なのかもしれない。 ✔️なに一つ特別じゃない私の話をいつまでも飽きずに聞いてくれて、真剣に心配したり、絶対に傷つける言葉を使わずにアドバイスをくれたり。旅行すれば、楽しくて、なにを食べても二人一緒なら美味しい。初めてだったよ。そんな人。(p152) 私は、旅行すると人間性が出るものと考えていて、旅行に対する価値観が同じでないと結婚は難しいと考えている。 三十代にもなると沢山の人に出会って色々な経験があるけど、ここまで想える人は中々いない。自分が知世の立場だったらと考えると、知世の決断を尊敬するし、それでも一緒にいたいと思える相手がいることの素晴らしさを感じる。一緒にいて居心地がいい人、一緒にいるだけで楽しい人、自分を大切にしてくれる人が、男女問わず大人の人間関係を構築する上で大切であることを改めて感じた。 ✔️薄々分かっていた。年収はじゃない、顔でもない。いや、外見はちょっと大事だけど、それよりも必要なもの。それはなに一つ特別じゃないわたしと向き合ってくれる、関心と愛情。(p154) 大人になればなるほど結婚の条件は高くなって、自分が当たり前だと思っていることが、実は当たり前ではなかったということが増えていく。条件だけに注力すると本質を見失うし、だからといって何も考えずに気持ちだけで動けるほどの勇気はない。周りの人が簡単そうにしている結婚も考えれば考えるほど難しくなって自信を失っていく。家族以外で、無条件で関心と愛情を持って自分に向き合ってくれる人がいるというのは奇跡のようなことだ。 ✔️あんな不毛な恋愛しながら、毎日会社に通って、笑ってお茶汲んで入力作業して。なに一つ特別じゃないわたしだって一生懸命がんばっていて、世界の本当に端っこで一ミリくらいは役に立っている。そのことを大事に扱っていないのはわたし自身だった。(p155-156) 自分に自信がないとどうしても周りと比べて他人が羨ましくなって自分への愛情が減ってしまうけど、働いてるだけで、生きてるだけで誰かの役に立っている。世界にとって自分はちっぽけな存在なのかもしれないけど、自分にとっては起こること一つ一つが大きな出来事で、大切で、尊いものだ。自分を大事にすることで生まれる自信もある。こんな理不尽な世の中に生きてる自分は偉いと思うことにする。

Posted byブクログ

2024/08/01

ワインが熟成していくかのような読後感の変化がこれから私の中でありそうな予感がするなぁ。(※ワインには全く詳しくない) ・・・・・・・ 私ならどうするだろう…こんな選択を取れるだろうか!?いや、ちょっと難しいだろ…うーーーーーーん……たしかに心は幸せに満たされてそうだけど、始まる選...

ワインが熟成していくかのような読後感の変化がこれから私の中でありそうな予感がするなぁ。(※ワインには全く詳しくない) ・・・・・・・ 私ならどうするだろう…こんな選択を取れるだろうか!?いや、ちょっと難しいだろ…うーーーーーーん……たしかに心は幸せに満たされてそうだけど、始まる選択を私なら出来るだろうか… 読み進めながら、心満たされるものがこの2人の関係性の間にすっごく感じられたし、心だけでなく身体も満たされてそうだけれど… ここで「けれど」って躊躇が私の中では出てきて拭いきれないんだよなぁってなままでの読了。 どうなるんだろう、と色んな意味でずっと気になり続けながら最後まで読み切った。 私の中でしこりを持った記憶に残る作品になった。 しこりを持った記憶なのに、読み終えてしばらくしても尚、読んでよかったと感じられた一冊。 ここから日を経てどんな風に読後感が変化し、育っていくのかが楽しみでもある。 ・・・・・・ 以下、本からの抜粋。 『薄々分かっていた。年収じゃない。顔でもない。いや、外見はちょっと大事だけど、それよりも必要なもの。 それはなに一つ特別じゃないわたしと向き合ってくれる、関心と愛情。』 …ズドンときたよ。

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2024/07/14

身体で繋がれなくても おいしいもので心は繋げられる 彼の秘密はお互いにとって辛いけど それが全てではないと教えてくれる

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2024/07/14

やっぱりつまらない なにが言いたいのか分からない 惹き込まれるフレーズやシチュエーションが一つもなかった やっぱり自分は自分に都合のいい文章しか、引き込まれない、自分勝手な人間なんだなと、思った本だった もっと客観的に話の良し悪しを判断できるようになりたい

Posted byブクログ

2024/06/15

 結婚してから相手が病気になって向き合っていくのと、付き合う以前から病気を抱えている人と交際を考えるのでは大きくちがうよなぁ。病気を抱えていることで周りの友達や家族からやめといた方がいいと言われてしまうのが心が痛いけどリアルすぎた。  友達の茉奈や妹の視点でのお話もあってよかっ...

 結婚してから相手が病気になって向き合っていくのと、付き合う以前から病気を抱えている人と交際を考えるのでは大きくちがうよなぁ。病気を抱えていることで周りの友達や家族からやめといた方がいいと言われてしまうのが心が痛いけどリアルすぎた。  友達の茉奈や妹の視点でのお話もあってよかった。  最後の夢は僕も現実かと思ったし、2人なら夢のようになるだろうと安心できた。ハッピーエンドでよかった。

Posted byブクログ

2024/06/14

人それぞれの歩む道に特別な物語があって、一人一人が異なる複雑な想いを抱き、毎日を積み重ねている。他者の人生に思いを馳せると、いつもそんな途方もない想いに駆られる。どれだけ些細なものであっても、人との出会いや縁をできる限り大切に扱いたい。読み終えたときに、ふとそんな愛おしさにも似た...

人それぞれの歩む道に特別な物語があって、一人一人が異なる複雑な想いを抱き、毎日を積み重ねている。他者の人生に思いを馳せると、いつもそんな途方もない想いに駆られる。どれだけ些細なものであっても、人との出会いや縁をできる限り大切に扱いたい。読み終えたときに、ふとそんな愛おしさにも似た気持ちが湧いた。 本編の内容もさることながら、不覚にも玉木ティナの解説を読んでグッと心にくるものがあった。

Posted byブクログ