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ハイパーハードボイルドグルメリポート の商品レビュー

4.7

79件のお客様レビュー

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2021/07/03

カメラと比べて文章には作者のロマンチックなところがすごく出ている。そういう意味でも、あとがきにあるようにカメラは暴力なのだと思った。個人的にはカメラの方が好き。 飯の写真くらいはすべて載せて欲しかった。

Posted byブクログ

2021/05/30

アマプラで知ったテレ東の番組、ハイパーハードボイルドグルメリポート。 本もあるということで読んだが、これは番組の裏話と言うより、立派な旅行記。沢木耕太郎と並ぶと思う。表現が豊かで実際の光景、気持ち、飯の味がありありと浮かぶ。 番組がおまけに思えた。

Posted byブクログ

2021/05/25

動物は生きるために食べる。当然ながら人間も動物。食べるという行為は、貧困、暴力、宗教など人間が置かれている背景をいったん不可視化し、人間はその行為に没頭する。地球上のすべての命に善悪や優劣はなく、ただの生物であることを認識させられる。

Posted byブクログ

2021/05/21

とても面白い。読後に読み足りないと思わせる一冊。 読んだ後に番組を見れば更に面白い。 言葉は悪いが見せ物小屋を覗いてお終いではなく、今この人たちはどうしているんだろう?生きているのか?と考えさせられる。 感情を動かされる非常に良いルポだと思う。

Posted byブクログ

2021/05/14

テレビ東京の番組ロケで出会った海外のヤバイ飯と出会う前の苦労を描くドキュメント。人肉を喰らう人を探してリベリア、マフィアと食う豪華な中華は台湾、カルトのいるロシア、ゴミの山から売れる物を拾い集めるケニア。 まさにヤバすぎる飯の数々。極端に治安の悪いリベリアとゴミ山から出る有害物...

テレビ東京の番組ロケで出会った海外のヤバイ飯と出会う前の苦労を描くドキュメント。人肉を喰らう人を探してリベリア、マフィアと食う豪華な中華は台湾、カルトのいるロシア、ゴミの山から売れる物を拾い集めるケニア。 まさにヤバすぎる飯の数々。極端に治安の悪いリベリアとゴミ山から出る有害物質を食う牛や豚の登場するケニアが特に印象深い。自分の薄っぺらい常識など吹き飛んでしまった。

Posted byブクログ

2021/05/10

ロシアの宗教団体のくだりからどんどん筆致に熱が加わってきたように思った。単なる興味本位のダークツーリズムではなく、ショッキングな状況にどう向き合えばいいのか、テレビ番組をつくるとはどういうことなのか、葛藤し続ける筆者の人間くささも魅力なのだろうな。

Posted byブクログ

2021/05/09

物足りない! かなりの厚さの本ですが、読み終わってもまだまだ読み足りないなと思いました。 元々テレビでのハイパーハードボイルドグルメレポートを見てました。映像にもかなりインパクトは有りましたが、本でもその衝撃は損なわれることなく、ディレクターの上出さんが感じたことなどが書かれてい...

物足りない! かなりの厚さの本ですが、読み終わってもまだまだ読み足りないなと思いました。 元々テレビでのハイパーハードボイルドグルメレポートを見てました。映像にもかなりインパクトは有りましたが、本でもその衝撃は損なわれることなく、ディレクターの上出さんが感じたことなどが書かれていて読み始めると止まりません。 想像に限界があるので写真が多いと良いなとも思いましたが、その分はYouTubeで補われているので良いかもしれません。 世の中には自分が知っている以外の世界が広がっているということを考えさせられました。 物見遊山の海外旅行記ではなく、本当に危険なところに入り込んで取材してきているのが凄いなと思いました。 真似しないで下さいと書かれてますが、頼まれても真似しません(笑)

Posted byブクログ

2021/05/02

単純に凄いと思った。 世界のどこかにこういう人たちがいることを知れて面白かった。ただ行く機会は人生でないと思う。

Posted byブクログ

2021/04/29

日本人でもこんなすごいジャーナリストがいたんだ。 世界の様々なアブナイ所に行って、現地の人が普段食しているものを食べさせてもらう。 端的に言えばこんな話なのだが、そのアブナさが半端なものではない。 リベリアの少年兵。アメリカに奴隷として送り込まれ、西洋民主主義を体感してから故国リ...

日本人でもこんなすごいジャーナリストがいたんだ。 世界の様々なアブナイ所に行って、現地の人が普段食しているものを食べさせてもらう。 端的に言えばこんな話なのだが、そのアブナさが半端なものではない。 リベリアの少年兵。アメリカに奴隷として送り込まれ、西洋民主主義を体感してから故国リベリアに帰ってきた”意識高い系”黒人が、地元でずっと暮らしてきた”遅れている”黒人を支配し、国の運営を始めたが、そんな状況が上手くいくはずもなく、泥沼の内戦が長期間続き、国は滅茶苦茶になってしまった。内戦はとりあえず終わったが、元兵士達の困窮は終わらない。 極東ロシアのウラジオストクにある北朝鮮国営レストラン。この食事はこの本で唯一、自分で食べる事が可能と思われる。北朝鮮の外貨獲得の重要な役割を持つが、そこのキムチは世界一美味しいと著者は言う。チヂミもとんでもない美味。ウエイトレスは選りすぐりの留学女子大生。行ってみたい。 圧巻はケニアの超近代都市ナイロビにほど近い巨大ゴミ山ダンドラ・ゴミ集積場に暮らす人。自然発火し有害な化学物質が大量に放出されているゴミ山で、普段食べられているものを頂く。それは牛の頭と足をトマトと唐辛子でじっくり煮込んだとても美味しい且つ危険な食事。そこから帰還し、著者は半年以上咳が止まらず、人生で初めて病院に通っている… 西側先進国では地球環境が大問題とされている(もちろん大切だ)が、なんだか裕福な者の気取った悩みって感じを受けないでもない。

Posted byブクログ

2021/04/29

グルメリポートと称して、危険地帯を巡る ノンフィクション。 キレイにまとまっているが、話の裏には もっと、大変なこともあったのだろうと思う。 著者の行動力に脱帽。 この中では毛色の違う、カルト宗教?のヴィッサリオン教が気になる。

Posted byブクログ