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ししりばの家 の商品レビュー

3.9

98件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/08/22

琴子の人間らしさが…ちょっとびっくりだ…。 そして、怪異って爆弾効くんだね…すごい…。 ある意味科学の勝利なの…か…???

Posted byブクログ

2024/08/15

得体の知れない怖さにイッキ読みでした。比嘉姉妹シリーズは間違いない(今回は琴子さん)三津田信三氏があとがきを書いているのもなるほど納得でした。

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2024/07/30

図書館。作者のシリーズ読破中。 「人間が一番怖い」系の部類あんまり好きではないけれど、やっぱりこの人が書くからか、良かったな。読みやすさもすごい。スルスル入ってきちゃう。

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2024/07/28
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なかなかぞくっとする話だった。 琴子の若い時の話や同級生が出てきて新鮮だった。 けど、この"ししりば"は、犬が苦手じゃなけれび絶対逃げきるのも無理な超強い守り神。 家を守ってもらえるのは有難いけど、家が主になっていて家を守るために洗脳される…。 今回の主人公の果歩も…。 "ししりば"にとって1番大事なのは"家"。

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2024/07/21

面白いというか怖かった 比嘉姉妹のお姉さんの話 このホラーの設定そのものが斬新で読み応えもあって怖かった

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2024/06/16
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砂、砂、砂、、 こんなホラー見たことない、笑 霊なのか?妖怪なのか?ししりばはどういった部類に入るんだろう? 琴子がどうやって解決させるのか最後までわからなくてハラハラして楽しめた。 どなたかが、どこかの感想に書かれていたキャッチコピー「最強ホームセキュリティししりば」 まさに。

Posted byブクログ

2024/06/11
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※このレビューにはネタバレを含みます

比嘉姉妹シリーズ三作目。 家というプライベートな場所で人が狂うことはままある。ひとたび家に入ればその家の常識とルールが存在する。その危うさや怖さを、怪異と人間の両方から書いたような作品だった。 幼い頃の琴子が書かれていて、どんな風に現在の琴子になったのかが分かるというファン垂涎の内容だった。 床に砂が溜まっているという異様な家での恐怖を表すのに、階段状に調整された文章になっている点で思わずニヤリとしてしまった。廊下にできた幅広い溝を進むシーンでも、文字数を合わせて廊下を思わせるように表されていて、文字を読んでいながらも体験型の幽霊屋敷として楽しめた。 特にししりばという謎の存在の正体に迫っていくシーンが良かった。過激な守り神を制するのが犬というところも、一家に一匹の番犬が必要だと妙に納得させられるというか。ほかの動物ではその役割は担えない。

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2024/06/08

「ぼいわんが、くる」 「ずうのめ人形」 「などらきの首」 「ししりばの家」の順番で読了。 比嘉姉妹シリーズとして主に琴子が主人公。 今まで読んだ中では怖さとミステリーとアクションのバランスが1番良かった気がします。 心霊現象の原因とその対処の仕方に若干のチープさを感じつつも、...

「ぼいわんが、くる」 「ずうのめ人形」 「などらきの首」 「ししりばの家」の順番で読了。 比嘉姉妹シリーズとして主に琴子が主人公。 今まで読んだ中では怖さとミステリーとアクションのバランスが1番良かった気がします。 心霊現象の原因とその対処の仕方に若干のチープさを感じつつも、常に不気味な怖さが漂っていてすごく怖かったです。

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2024/06/06

比嘉姉妹シリーズ琴子さんの話。謎に包まれた彼女はどんな人物なのか気になっていたので今回人間らしい彼女を見ることができて嬉しい。この方の本はどれも一冊の中にいろんな恐さが入っていて満足度が高い。不思議なタイトルが多いので読む前は覚えにくいな...と思うけど読み終わると謎が全部解けて...

比嘉姉妹シリーズ琴子さんの話。謎に包まれた彼女はどんな人物なのか気になっていたので今回人間らしい彼女を見ることができて嬉しい。この方の本はどれも一冊の中にいろんな恐さが入っていて満足度が高い。不思議なタイトルが多いので読む前は覚えにくいな...と思うけど読み終わると謎が全部解けてタイトルが忘れられなくなる。

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2024/06/11

「そんなこと起きるわけないじゃん」と思いながら読んでいる「比喜姉妹シリーズ」も、なんだかんだ言って3冊目である。そもそも化け物の存在自体が理屈では説明できないので、どこか冷めた目で読んでいるものの、それを取り巻くストーリーが面白いのでどんどん続きを読んでしまう。化け物に対して論理...

「そんなこと起きるわけないじゃん」と思いながら読んでいる「比喜姉妹シリーズ」も、なんだかんだ言って3冊目である。そもそも化け物の存在自体が理屈では説明できないので、どこか冷めた目で読んでいるものの、それを取り巻くストーリーが面白いのでどんどん続きを読んでしまう。化け物に対して論理的解釈はできないので、これはあきらめている(笑)。 砂がどういう意味を持っているのかは最後まで明らかにならなかったと思う。ただ、砂が作用する身体的苦痛、精神的苦痛の描写がなかなかリアルだった。 ししりばが何かをすること自体は怖くなかった。しかし、ししりばに操られ、殺人を犯し、さらに殺戮を繰り返そうとする平岩夫婦の方が断然怖かった。お化けより、ヒトが刃物を持って襲い掛かられる方が怖いに決まっている。怖いのはオバケではなく生身の人間であると改めて思う。琴子がししりばのことを「怪異的ホームセキュリティ」と表現したことでししりばにメカ的なイメージが湧き、正しい指令を出せていないししりばに納得がいく。感情を持たずに指令のみを出すししりばは、恒川光太郎さんの「金色機械」という小説を思い出させた。ししりばの天敵が犬であると確信した五十嵐が、飼い犬の銀を呼び、惨劇は終息に向かう。犬の忠誠心に、ホラーであるにもかかわらずうっかり目頭が熱くなった。銀ちゃん、五十嵐くんとの日々を幸せに添い遂げて欲しい。それと五十嵐くんのお母様も。息子が病んで引きこもりになっていても、いつも通りご飯を作り、なんでもないように日常会話を繰り返す。しかし内心では「うちの子がどうして?」と苦悩していたことだろう。物語の主題とは関係のないところで母親の無償の愛を感じた。他の比喜姉妹シリーズもこの際、制覇しようと思っている。

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