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ししりばの家 の商品レビュー

3.9

98件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2023/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぼぎわん、ずうのめ、 そして、ししりば。 これまでの3作で、 いちばん希望が持てる ラストではないか。 などらき、ぜんしゅ、さえずちも楽しみ。 比嘉琴子の小学生時代が 読めるがもうれしい! 指笛で駆けつける銀カッコイイ!

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2023/09/19

やっぱり先が気になる展開で、最後も不気味で良かった。 比嘉琴子の人間らしい感じが知れて、ますます好きになった。文章が階段のようになっていたり遊び心があって面白かった。

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2023/08/31

比嘉姉妹シリーズは順を追って読むことをオススメします。 この一冊は琴子さんの物語。 静かにザラザラジワジワとした嫌な怖さ。 怖さの質がシリーズの中でも異質。

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2023/07/08

琴子の回想から、友人の家が恐ろしいことがどんどん明るみになっていき、現在主人を変えても家の異常さは変わらず、家に関わった人たちが狂わされていくお話。 でも実は、家の悪き物はキッカケにすぎず、本当はその人たちが抱えている闇が浮き彫りになっているだけなのかもしれない。。というお話...

琴子の回想から、友人の家が恐ろしいことがどんどん明るみになっていき、現在主人を変えても家の異常さは変わらず、家に関わった人たちが狂わされていくお話。 でも実は、家の悪き物はキッカケにすぎず、本当はその人たちが抱えている闇が浮き彫りになっているだけなのかもしれない。。というお話。 本当に怖いのは、スキマを抱えた人間。

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2023/06/04

さああああああああああああああ  頭を流れる砂の感覚、幽霊屋敷と呼ばれた邸宅には何が潜んでいたのか、、、小学生時代、琴子たちが出遭った「ししりば」なる怪異は今も尚その屋敷で、、、  琴子の霊能者への始まりの物語。 まぎれもなくホラーとして書かれているのだけれど所々にドキッとする...

さああああああああああああああ  頭を流れる砂の感覚、幽霊屋敷と呼ばれた邸宅には何が潜んでいたのか、、、小学生時代、琴子たちが出遭った「ししりば」なる怪異は今も尚その屋敷で、、、  琴子の霊能者への始まりの物語。 まぎれもなくホラーとして書かれているのだけれど所々にドキッとするような仕掛けが見える。 シリーズ通して4文字の怪異が登場するわけだがどれも設定が非常に面白い。 ただ存在するのではなく何故、何の為に存在するのがあり、当然対処法もそこから見えてくる。 その部分は推理するために提供されているわけではないのだが物語の重要な謎として私たちの前に立ちはだかるのだ。  そして解説の三津田氏のコメントも必見。

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2023/06/07

このシリーズは勢いがあるのか一気に読んでしまう。ただ、話自体は楽しめるのだが、登場人物の一人が話の都合でか、あまりに愚かで苛々。怪異の影響かと言いきかせはしたものの、後でやっぱり個人として愚かとしか言いようの無い言動されゲンナリした。 あと読む順番を間違えたらしい。失敗。

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2023/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

我が家の"普通"が一般的には普通ではないことって割とあると思うのよね。 とりあえず人ならざるものの力で普通じゃないことを普通だと思い込まされるのどう考えても勝ち目がない。 琴子も悪戦苦闘しているレベル。 ししりばは暴走した守り神だという。 例えがホームセキュリティーになるとちょっと笑った。 今のクールな琴子しか知らなかったから、霊に怯え泣いていた時代の琴子がとても新鮮。そんな時代があったんだな。 ししりばの件がなければ最強霊媒師は誕生していなかったかもしれないという皮肉よ。

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2023/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

比嘉姉妹シリーズ4作目。 一見なんの変哲もない一軒家とそこに住む家族。 だけど家のそこかしこに積もる砂、砂、砂...この本を読んで最初に思い出したのは、小学生の頃に、強風などで校庭の砂ぼこりが舞った時に感じた強い不快感。 砂が目や耳や喉に入った時の嫌な感じがまざまざと蘇ってくるほどの、砂の描写でした。 おまけに、そこに住んでいる住人は、砂があることを当たり前に受け入れています。 自分の常識から外れていることを、当然のものとして受け入れている人を目の当たりにしたときの気持ち悪さや衝撃と、解決したと思っていたことが全然そうではなかった突き落とし方で、一気に怖くなって話に引き込まれました。 「ししりば」の正体は家(そこに住む家族)を守るもの...でしたが、誤作動をおこして″家族″という外枠を守るものになってしまい、足りなければ補充するし不要なら排除する(中身はどうでもよくて頭数さえ揃えばいい)という、とんでもないモノ。 そこに立ち向かう琴子と、琴子の同級生だった五十嵐くんの活躍も楽しめる作品でした。 特に五十嵐くんは、小学生の時にししりばの怪異に遭遇してから、琴子と再会して怪異の解決に至るまで、私の中ではずっと好感が持てるキャラクターで、愛犬の銀とともにまた再登場してほしいな...と思っています。

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2023/04/03

いやあー面白かった 私が読んだ比嘉姉妹シリーズの3作目(ぼぎわん、ずうのめ、ししりば)。3つとも怪異の怖さだけじゃなくて、人の怖さもあるから好き。などらき、ぜんしゅ、さえづち…未読のシリーズがまだまだ残ってるのが幸せ!!!

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2023/03/02

比嘉姉妹シリーズ第三弾。 「ぼぎわん」「ずうのめ人形」に続く今回の敵は砂の怪物「ししりば」。 比嘉姉妹の姉・琴子が小学生時代の同級生・五十嵐と協力し怪異の謎を解き解決へと導いていく。 前二作では何となく、もののけのイメージを掴めたが本作は砂。 実態がないからこそ余計に不気味...

比嘉姉妹シリーズ第三弾。 「ぼぎわん」「ずうのめ人形」に続く今回の敵は砂の怪物「ししりば」。 比嘉姉妹の姉・琴子が小学生時代の同級生・五十嵐と協力し怪異の謎を解き解決へと導いていく。 前二作では何となく、もののけのイメージを掴めたが本作は砂。 実態がないからこそ余計に不気味で、どんどん気持ちがザラついていった。 ししりばの家に住んだが最後、自分が自分で無くなり指令されるがまま行動する。 家中に積もった砂にも違和感を感じなくなる住人達。 怪異の恐怖以前に、人間が壊れていくさまが恐ろしい。 砂を見る度ししりばを思い出しそう。

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