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ししりばの家 の商品レビュー

3.9

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    48

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2024/02/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ししりば=家の守り神 その守り神が何らかのバグを起こしちゃったってことかな。 その家のおばあちゃんが老衰で亡くなったことを、「大変だ!家族に欠員が出た」と解釈し、どこからか年齢の近い老婆をさらってくる。 妊娠してる奥さんが亡くなれば、夫はとりあえず近場にいた女性を強姦して妊娠させる。そして女性は「ワタシハコノ家ノオクサン」と洗脳されて、当たり前のように夫婦生活を送りだす。 全てししりばの脳内操作のせいで、その家に住む人間が狂ってしまう。 そんなバグった守り神のせいで殺人事件まで起きてしまったこの事故物件から、ししりばを退治しようよってお話。 ホラー小説として恐怖を堪能したらいいと思う。

Posted byブクログ

2023/12/20

琴子さんの過去がわかるね! 読んでるこっちが喉がイガイガしてくるような砂にまつわるお話だった。 2者の目線で描かれるけど時系列がわからないからもどかしかった!やっぱホラーなオチで終わるのか〜、、不気味だったけど怖さはぼぎわんやずうのめのが怖かったかな

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2023/12/01

家の怪異=幽霊、とは限らない。もっと壮大な話で惹きつけられた。神様の概念が変わった。 あと、待望の琴子メイン回で嬉しかった。

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2023/10/23

生理的なおぞましさでいうとぼぎわん、ずうのめより上かも。これまでの長篇2作は人間が結果的に悪意のある超常的存在を招き寄せていたが、今回はその存在そのものがはじめからその場にいて人間をおかしくしてしまう。そのおかしさが気持ち悪い。最後には橋口家や果歩のその後のエピソードで人間自体の...

生理的なおぞましさでいうとぼぎわん、ずうのめより上かも。これまでの長篇2作は人間が結果的に悪意のある超常的存在を招き寄せていたが、今回はその存在そのものがはじめからその場にいて人間をおかしくしてしまう。そのおかしさが気持ち悪い。最後には橋口家や果歩のその後のエピソードで人間自体の嫌らしさまでもぶっこんでくる。その分、読後にやや嫌悪感を抱いてしまった。

Posted byブクログ

2023/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ぼぎわん、ずうのめ、 そして、ししりば。 これまでの3作で、 いちばん希望が持てる ラストではないか。 などらき、ぜんしゅ、さえずちも楽しみ。 比嘉琴子の小学生時代が 読めるがもうれしい! 指笛で駆けつける銀カッコイイ!

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2023/09/19

やっぱり先が気になる展開で、最後も不気味で良かった。 比嘉琴子の人間らしい感じが知れて、ますます好きになった。文章が階段のようになっていたり遊び心があって面白かった。

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2023/08/31

比嘉姉妹シリーズは順を追って読むことをオススメします。 この一冊は琴子さんの物語。 静かにザラザラジワジワとした嫌な怖さ。 怖さの質がシリーズの中でも異質。

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2023/07/08

琴子の回想から、友人の家が恐ろしいことがどんどん明るみになっていき、現在主人を変えても家の異常さは変わらず、家に関わった人たちが狂わされていくお話。 でも実は、家の悪き物はキッカケにすぎず、本当はその人たちが抱えている闇が浮き彫りになっているだけなのかもしれない。。というお話...

琴子の回想から、友人の家が恐ろしいことがどんどん明るみになっていき、現在主人を変えても家の異常さは変わらず、家に関わった人たちが狂わされていくお話。 でも実は、家の悪き物はキッカケにすぎず、本当はその人たちが抱えている闇が浮き彫りになっているだけなのかもしれない。。というお話。 本当に怖いのは、スキマを抱えた人間。

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2023/06/04

さああああああああああああああ  頭を流れる砂の感覚、幽霊屋敷と呼ばれた邸宅には何が潜んでいたのか、、、小学生時代、琴子たちが出遭った「ししりば」なる怪異は今も尚その屋敷で、、、  琴子の霊能者への始まりの物語。 まぎれもなくホラーとして書かれているのだけれど所々にドキッとする...

さああああああああああああああ  頭を流れる砂の感覚、幽霊屋敷と呼ばれた邸宅には何が潜んでいたのか、、、小学生時代、琴子たちが出遭った「ししりば」なる怪異は今も尚その屋敷で、、、  琴子の霊能者への始まりの物語。 まぎれもなくホラーとして書かれているのだけれど所々にドキッとするような仕掛けが見える。 シリーズ通して4文字の怪異が登場するわけだがどれも設定が非常に面白い。 ただ存在するのではなく何故、何の為に存在するのがあり、当然対処法もそこから見えてくる。 その部分は推理するために提供されているわけではないのだが物語の重要な謎として私たちの前に立ちはだかるのだ。  そして解説の三津田氏のコメントも必見。

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2023/06/07

このシリーズは勢いがあるのか一気に読んでしまう。ただ、話自体は楽しめるのだが、登場人物の一人が話の都合でか、あまりに愚かで苛々。怪異の影響かと言いきかせはしたものの、後でやっぱり個人として愚かとしか言いようの無い言動されゲンナリした。 あと読む順番を間違えたらしい。失敗。

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