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ししりばの家 の商品レビュー

3.9

98件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    46

  3. 3つ

    22

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2022/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「ぼぎわんが、来る」を見終わってシリーズがあることを知りった翌日に二冊「ずうのめ人形」「ししりばの家」を購入しました。 ししりばの家はこの比嘉姉妹シリーズの姉、比嘉琴子が主な登場人物として出てきますが、「ぼぎわん」の時とはまた違う比嘉琴子を見ることができます。 「砂」のリアルな描写の気持ち悪さや前作には見られない様々な表現描写、こうくるか!というこのシリーズお決まり?のラストが最高でした。 読んでる途中で「などらきの首」も購入しました。これから読みます!楽しみ!

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2022/09/12

'22年9月12日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ4作目、澤村伊智さん5作目です。 怪異を扱うホラーとして、面白かったです。 琴子が、ちょっと弱っちいな、と感じましたが…ストーリーは、とても感心しました。思わず、安部公房の「砂の女」を思い...

'22年9月12日、Amazon audibleで、聴き終えました。シリーズ4作目、澤村伊智さん5作目です。 怪異を扱うホラーとして、面白かったです。 琴子が、ちょっと弱っちいな、と感じましたが…ストーリーは、とても感心しました。思わず、安部公房の「砂の女」を思い出し、また読みたくなりました(あれも、そのへんのホラーよりも怖い話ですよね)。 「ぼぎわん」よりも前のエピソード、という設定で、琴子しか出てこないので…僕的には、それもちょっと残念! このシリーズ、audibleにはここまでしかありませんが、シリーズはまだ続くのかな?続いてほしい!是非!

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2022/09/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

大好きなシリーズでしかも大好物な家系ホラーときたら期待度MAX。 その期待度を軽く上回る面白さ。 前回のずうのめ人形ではお休みしてた琴子姉ちゃん活躍の巻。 子供時代の琴子も登場してキャラの肉付けも成されたね。 さらっと家族の事について語られる部分にどきりとさせられる。 本作の敢闘賞は犬。 あの場面では犬好きとしては鳥肌立つくらい興奮しました。 琴子と犬との場面にはほっこり。 結局、ししりばって生み出された呪物的な何かなんやろか?生粋の妖怪とか神ってもんでも無さそうやったね。 ずうのめの時といい今回といい強烈な後味残るね、そこも好きな味わい。 時系列でいえばどの辺? 奴に姉妹で立ち向かう前って感じね。 どんどこ読み続けたいシリーズ、大大大満足しました。

Posted byブクログ

2022/08/12
  • ネタバレ

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砂は好きじゃないなくらいだったのが、これを読んだ後だと嫌、嫌い!ってなるくらいザラザラが心に残る。寂しい心がつけ込まれるのも、何の悪意もなくても巻き込まれるのは悲しい。犬は可愛い。犬を大事にしよう。

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2022/05/13

あの家にとって砂があることが正常だったことがわかるシーンと、おばあさんが二代目だったとわかるシーンでギャーッ!となれたのでよかった。

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2022/04/30

ホラー作家・澤村伊智による比嘉姉妹シリーズ、4冊目。今回のテーマは「呪いの家」。 結婚して仕事を辞め、夫について上京した果歩は、仕事に追われる夫とまともな会話を交わせず、孤独感を抱えて日常生活を送っていた。ある日、果歩は都内で幼馴染の平岩敏明と再会する。東京での生活に寂しさを募...

ホラー作家・澤村伊智による比嘉姉妹シリーズ、4冊目。今回のテーマは「呪いの家」。 結婚して仕事を辞め、夫について上京した果歩は、仕事に追われる夫とまともな会話を交わせず、孤独感を抱えて日常生活を送っていた。ある日、果歩は都内で幼馴染の平岩敏明と再会する。東京での生活に寂しさを募らせていた果歩は、敏明からの誘いを一も二もなく受け、平岩邸へと踏み入れる。敏明、梓の平岩夫妻、子どもの頃に可愛がってもらった敏明の祖母・淑恵が住まう平岩邸。その家の中は"砂"で覆われていた――――。 作品としては十分良作なのだが、シリーズ過去作『ぼぎわんが、来る』、『ずうのめ人形』の出来が良すぎたためか、展開・叙述トリックに物足りなさを感じた。(個人的に、)今作で最も衝撃度が高かったのは、エピローグの中盤部分か。何も悪いことしてないのに、最初から最後まで救われなかったなぁ・・・。

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2022/03/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回も怖くて一気に読んでしまった。 比嘉姉妹の絡ませ方と、他の人達を自然に巻き込むのが本当ーにうまいなーと思う。文章もぞわぞわ、まさに砂がずっとどこかにまとわりついているような不快感があってよかった。 今回は人間が持っている怖さの出方が控えめだったかな、とは思う。

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2022/03/27

また、また、またコワかったー 事故物件というか地縛霊というか、家に棲みつく霊 今回は琴子ネエさんの幼少時代からの話 まだ力に目醒めていなかった琴子が事件をきっかけに“チカラ”を身につける そのオトシマエをつけに琴子ネエさんが帰ってきた “砂”がコワイ

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2022/03/09

昔からアサリのお味噌汁が嫌いだった。 砂抜きが甘いせいで、食べている途中で『ガリッ』と砂を噛んでしまうあの感触。今思い出してもざわざわする。潮干狩りも全然楽しくなかったし、海水浴もあまり好んでは行かなかった。海を見るのは好きだけど、少し遠くから眺めるくらいのほうがいいのかもしれな...

昔からアサリのお味噌汁が嫌いだった。 砂抜きが甘いせいで、食べている途中で『ガリッ』と砂を噛んでしまうあの感触。今思い出してもざわざわする。潮干狩りも全然楽しくなかったし、海水浴もあまり好んでは行かなかった。海を見るのは好きだけど、少し遠くから眺めるくらいのほうがいいのかもしれない。 砂は、とくに大量の砂は恐ろしい。昔読んだ阿部公房の『砂の女』を読んだときも、その息苦しさに眩暈がしたのを覚えている。 この話は、普通の家族が住んでいるように見える普通の家が、まるで意志を持ったかのような砂に侵食されていく恐ろしい話だ。 以前読んだ『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』に比べると、怖さもストーリーも数段劣るようにわたしには感じられたが、それでも、琴子の幼い頃を知ることができたのはよかったと思う。

Posted byブクログ

2022/01/30

毎度、ホラーとしての恐怖、「怪異」によって浮き彫りにされる日常や人間関係の中の嫌な肌触り、エンタメ的な要素のバランスが上手い。

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