御社のチャラ男 の商品レビュー

絲山秋子(著者)

2023/08/07

色々な視点から会社や人に対しての考え方や状況とか今後の展望とか、働き方とか生き方の違いがあって面白かった
人が多すぎてなんか誰が誰だかわからなくなってしまって読みにくかった
同調できる人もいたけどずっと人の愚痴を聞いてる気持ち。
疲れた。

2023/06/14

最初いろいろな会社のチャラ男を描くお仕事小説かと思って手にとったら全然違う内容だった。
小さな食品会社「ジョルジュ食品」のチャラ男こと営業統括部長の三芳道造を社員ら周辺の人々が様々な切り口で語っていく。
それは単なるチャラ男の人物批評ではなく、語る人たち自身の生き様や考え方をあぶり出すと共に会社の在り方を描きだしていく。
もっとエンタメ系と思ったら意外と純文系だった。

2023/04/26

おもしろい上に共感する皮肉と、圧倒的な語彙力にスカッとしました。
皮肉や陰口を言いながらも、心のどこかでちょっと愛しちゃってる皆さんも最高。

2023/04/16

チャラ男と呼ばれている男についていろいろな人が述べているどこの会社でもあるであろう話。ジョルジュという会社名のつけられた経緯も面白い。登場人物全員が特徴的というかクセがあるというか…。チャラ男はチャラ男でそれなりに考えて大変なのだなと思ったり。どこの会社にもこういうやついるんだろうなと思いました。

2023/04/02

登場人物が多すぎて、ページ数も少ないので、それぞれの人の特徴捉えることが出来なかった。
なんか、特徴入ってこないから、登場人物皆だるい人って感じてしまった

2023/01/22

タイトルに惹かれて図書館で借りました。
思っていたのとはちょっと違いましたが、ジョルジュ社の社員やその周辺の人たちがそれぞれに語りチャラ男の様々な問題点が浮かび上がります。
最後はチャラ男も改心？したようですが、ある会社のドタバタ劇のようで面白かったです。

2022/11/03

ジョルジュ食品に勤めるチャラ男こと三芳部長を中心に、関連する社員、さらにはその家族の動向を詳細に記述した本だが、それぞれの人物を的確に見ている点が素晴らしいと感じた．登場人物はかなり多数だが、各論の中で随時取り上げられているので、背景がつかめやすかった．若い人の使用するボキャブラリーもかなり採用されており、著者の観察力に感心した．「その後のチャラ男」で登場人物が全員出てくるが、どの人も各論で出てきたキャラクターをまとっているのが面白かった．

2022/07/25

しばらく前に読んだ。題名みて、読んだ事は覚えているんだけど、内容自体が全然思い出せない・・。読んでる最中は面白いと思ったことや、笑っちゃうような事があったり共感するような事があったりしたのは覚えているが、肝心な中身は思い出せず。勿体ない。他の人の感想を読んでも、そんな感じだった事は所々思い出せても、でもやっぱりちゃんと輪郭を持っては思い出せず。
この作家は好きだし、読み応えがあったのは間違いないから、自分がここまで忘れてしまっているのはとても残念。

でもどんなに読んでる最中は面白くとも、ヒントがあってもここまで思い出せないのは、まあ、自分の中ではその程度だったという事か。従って☆３つ。

2022/06/07

社内でひそかにチャラ男と呼ばれる三芳部長。
彼のまわりの人びとが彼を語ることで見えてくる、この世界と私たちの「現実」。
(アマゾンより引用)

語り手がコロコロ変わると訳わからんくなる

2022/05/25

ジョルジュ食品に勤める「チャラ男」とその周りの人たちそれぞれの立場から語られる小説。
もしかして舞台が名古屋か…？バスセンターがあったり、車社会の地方都市といえば。作者の絲山先生が名古屋で営業職をされていたことがあるようなので、勘が当たっていたら嬉しい。

出てくる人たちもちょっと名古屋の人っぽさ、というか、地方都市の人っぽさがあって、地方都市出身(そして地元が苦手で東京暮らし)の私にはちょうどよくヒリヒリしてとても良かった。

きっとふだん交わらない人でも一章分語らせたらこのくらい面白いんだろうな。お仕事小説の中でも好きな部類でした。今っぽさもあって良い。