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紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 の商品レビュー

3.4

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    3

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2020/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

紙鑑定士が事件を解決する?なんて不思議な話なのだろうと思った。 だけど、影の立役者は土生井だ。渡部が動き始め、土生井が解明していく。 もしかしたらこれはシリーズ化するのか? 事件ファイルの1つ目って事で。 意外にも先に読んだ解離性同一性障害も絡んでいるとは。

Posted byブクログ

2020/07/25

紙鑑定士ってどうも本当にはいないようだ。製紙会社や紙問屋などには紙のことに詳しい専門家がいてもよさそうだが。 「紙鑑定士」を「神探偵」と勘違いして、若い女性が彼氏の浮気調査を依頼してくる。まあ何だか冗談みたいだが、成り行きで引き受けてしまうというのも冗談みたいで、大丈夫かと思う。...

紙鑑定士ってどうも本当にはいないようだ。製紙会社や紙問屋などには紙のことに詳しい専門家がいてもよさそうだが。 「紙鑑定士」を「神探偵」と勘違いして、若い女性が彼氏の浮気調査を依頼してくる。まあ何だか冗談みたいだが、成り行きで引き受けてしまうというのも冗談みたいで、大丈夫かと思う。ところが、紙鑑定士の主人公渡部圭は女性がスマホに写したジオラマを調べるため、「伝説のモデラー」と呼ばれる土生井と会うことによって、意外とするすると解決してしまう。実はこれは導入みたいなもので、この女性に紹介されてやってきた女性の失踪した妹を探すというのが、この小説の本編なのだ。第2の事件でも、やはり手掛かりとなるのはジオラマで、主人公は土生井と協力しながら、妹を探していくことになる。スマホの検索やストリートヴューを大いに駆使するが、紙鑑定士の能力の方はほとんど役に立ってないのが面白いところ。それよりも趣味のトランプの技の方が結局は役に立ったかな。 ジオラマからいろいろ読み取り、足も使って探っていくところがなかなかいい。引き込まれる。どうも妹はとんでもない事件に巻き込まれているかもしれないことが分かってくる。 最後の方は急展開で結末へなだれ込むが、これも割と好みの展開だった。次回作は、紙鑑定が事件解決の中心になるものを期待したいが、なかなか大変かな。

Posted byブクログ

2021/02/07

自分の知らない職種だったり、趣味だったりの内容だったが、とても面白く最後まで読めた。 紙鑑定の謎解きがもっと多いとよかったかな。

Posted byブクログ

2020/07/20

後半のぶっ飛び具合は「そんな馬鹿な…」という感じがしつつも、紙と模型知識、それから振り切ったエンタメと、特盛な1冊でした。途中で紙が変わってるのも面白い。読んでいると思いの外気にならないけど、ツルツルの紙は照明で光って読みにくかったかなー。

Posted byブクログ

2020/07/19

図書館で借りた本。 紙鑑定士の渡部の元に持ち込まれた、妹失踪の謎。妹の部屋に残されていたのは、ある家のディオラマだった。模型のことは専門外の渡部は、伝手をたどって知り合った土生井の力を借りて、この謎を解き明かすうちに、殺人を示唆していることに気づく。

Posted byブクログ

2024/04/03

あまりにうまく行きすぎな推理 - 歌田年「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」 ★★★☆☆ “紙鑑定士の事件ファイル”ですが、紙鑑定士は動く人で、安楽椅子探偵としてモデラーが事件を解決します。 紙と模型のうんちくが多いのでそこは飽きなくていいのですが、いかんせんご都合主義す...

あまりにうまく行きすぎな推理 - 歌田年「紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人」 ★★★☆☆ “紙鑑定士の事件ファイル”ですが、紙鑑定士は動く人で、安楽椅子探偵としてモデラーが事件を解決します。 紙と模型のうんちくが多いのでそこは飽きなくていいのですが、いかんせんご都合主義すぎだろうと。あまりにうまくいきすぎだろう。 もう少し犯人側を描いていけば最後の部分も驚きを発生させることができたと思うのですが、小説ではおなじみのアレをだされてもインパクトがたりないぞ。

Posted byブクログ

2020/11/20

あんまり紙の鑑定関係ないしなんなら伝説のプロモデラーの方が完全に主役。安楽椅子的に推理ズバズバ当て過ぎだしね。 でもプラモデルを使った推理なんて状況はもう考えるの無理だろうし、シリーズ化されたとしても再度真の主役であるプロモデラー氏が出てくるのは難しいか。 いやむしろ今回は家...

あんまり紙の鑑定関係ないしなんなら伝説のプロモデラーの方が完全に主役。安楽椅子的に推理ズバズバ当て過ぎだしね。 でもプラモデルを使った推理なんて状況はもう考えるの無理だろうし、シリーズ化されたとしても再度真の主役であるプロモデラー氏が出てくるのは難しいか。 いやむしろ今回は家のプラモデルという変化球だったので次回は直球のロボットとか飛行機とかのプラモを題材にすればいいのでは!? ってそれじゃほんとにタイトル変えた方がいいわ。w 話は面白かったです。

Posted byブクログ

2020/06/22

事件がおそろしくトントン拍子に解決していくのでするする読める。土生井のキャラが良かったから、続編があるなら干された過去絡みの話が読みたいなぁ。

Posted byブクログ

2020/06/22

最初は読みづらかったが、途中から一気に読み進んだ。紙や模型のプロ、マニアの話にもグッと惹きつけられた。事件自体は途中からネタバレ感もあったけどそんなの全然いい、と思えるような話だった。シリーズ化して欲しい。

Posted byブクログ

2020/06/21

登場人物がキャラ立ちし過ぎているように感じ、少々読みづらかった。 紙と蘊蓄が上手く噛み合って進行するストーリーは面白いとは思う。

Posted byブクログ