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紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 の商品レビュー

3.4

130件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    56

  4. 2つ

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  5. 1つ

    3

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2021/05/02

五賞用読書。題名に偽りありだが最近はそういう作品も珍しくはないか。偶然に頼りすぎな感じはするが最低限小説としての体裁は整っていると言えると思う。ただそれと作品の魅力はまた別なので、う~ん

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2021/03/15

紙に関するマニアックな情報がてんこ盛り。 紙に関してそれほど興味を持てなくて、最初は中々ペースが上がらなかったけど、後半、1枚の紙から色々な事が解き明かされていく展開がテンポ良く、ワクワクしながら読み進めた。 あまり深く色々考えると気になる所や綻びが出てくるのでサラッと読む、軽く...

紙に関するマニアックな情報がてんこ盛り。 紙に関してそれほど興味を持てなくて、最初は中々ペースが上がらなかったけど、後半、1枚の紙から色々な事が解き明かされていく展開がテンポ良く、ワクワクしながら読み進めた。 あまり深く色々考えると気になる所や綻びが出てくるのでサラッと読む、軽く読めるミステリー。

Posted byブクログ

2021/03/12

珍しい探偵たちが活躍して,いろんな人物が助けてくれたりして,知らなかったコアな仕事や,人とのつながりの面白さがうまくミステリーと相まって面白かった。 紙も実際にある会社と実際にある紙だし,コンペも現実的で,私の仕事も紙を扱ってるのでわかることが多くなおさら面白く感じた。そしてまさ...

珍しい探偵たちが活躍して,いろんな人物が助けてくれたりして,知らなかったコアな仕事や,人とのつながりの面白さがうまくミステリーと相まって面白かった。 紙も実際にある会社と実際にある紙だし,コンペも現実的で,私の仕事も紙を扱ってるのでわかることが多くなおさら面白く感じた。そしてまさか母校も出てくるとは!とにかく個人的な関連性がたくさん出ていて楽しくてしょうがなかった。 ストーリーの運び方も強弱があって,最後はいっきに読んでしまった。動機という部分では現実味がない気もしたけど,コアな仕事を持つキャラクターたちにうまく溶け込んでいたような…。 とにかく個人的なことで大絶賛。

Posted byブクログ

2021/03/07

03月-06。3.5点。 製紙メーカーから独立し、紙鑑定士となった主人公。 ひょんな依頼からジオラマ・プラモデルの秘密を探ることに。。。 面白い。引きこもりのモデラーと組むという設定が面白いし、ある程度の謎を残して終わる。 シリーズ化を希望。

Posted byブクログ

2021/02/13

「このミステリーがすごい!」第19回大賞受賞作。 紙鑑定士・渡部圭が、ひょんなことから知り合った伝説のモデラー・土生井と共に模型の家を手がかりに事件を解き明かしていく変わり種のミステリ。 気弱そうで流され気味の紙屋と、ゴミ屋敷に住む業界から干された伝説のプロモデラーという組み合...

「このミステリーがすごい!」第19回大賞受賞作。 紙鑑定士・渡部圭が、ひょんなことから知り合った伝説のモデラー・土生井と共に模型の家を手がかりに事件を解き明かしていく変わり種のミステリ。 気弱そうで流され気味の紙屋と、ゴミ屋敷に住む業界から干された伝説のプロモデラーという組み合わせが面白い。 模型一つから読み取れる多くの情報を読み取っていく土生井が凄い。作中で語られる模型の世界と紙の世界の蘊蓄も興味深く、飽きることなく読み続けられる。 そして終盤の畳み掛けるような事件の展開。ご都合主義なところもあるし本格ミステリとは言えないけれど、軽〜く読めるミステリとして十分楽しめた。 ということで、シリーズになっちゃったりしたら読んでしまいそう。

Posted byブクログ

2021/02/07

紙鑑定士と伝説のモゲラーが、些細なヒントから、推理をめぐらし、犯人を探し出すのが、面白く、引き込まれました。 紙鑑定士、知りませんでした。 モゲラーの知識も凄すぎる。 次回作、期待してます。

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2021/01/16

「紙鑑定士」が事件を解決するミステリー。 このミス大賞受賞作とのことで図書館で予約してみたんだけど、予想以上に楽しめました。 まず、文章が読みやすい!!スラスラ読めます。最近は難解な語り口系を読んでたんで(難解なやつも好きですが)久しぶりに一気読み(笑) 個人的に最初の依頼人が...

「紙鑑定士」が事件を解決するミステリー。 このミス大賞受賞作とのことで図書館で予約してみたんだけど、予想以上に楽しめました。 まず、文章が読みやすい!!スラスラ読めます。最近は難解な語り口系を読んでたんで(難解なやつも好きですが)久しぶりに一気読み(笑) 個人的に最初の依頼人が「カレシ」と言ったのを「え?何紙?」って聞き直しちゃう主人公がツボ。 伝説のモデラーなのに年下に敬語で話して知らないことを素直に吸収していく相棒(?)にも好感しか持てず、キャラがとてもいい感じでぐいぐい引き込まれました。 謎解きも、まさかの「模型」を読み取るスタイル。残された紙から潜伏場所を探したり、とにかく小道具が新鮮。 模型好きなんで読んでいて楽しかったー!! ラストもどんでん返しがあるわけじゃないけど、対決シーンでも主人公らしさが出ていて良い。 シリーズ化されるのかな?されたら次も読みたいなー。 あ、紙屋さんのお話だからか装丁がめちゃくちゃこだわっているのも素敵。本文の紙を何種類も使っていて、手触りや見た目が違って面白かったです。

Posted byブクログ

2021/01/14

紙鑑定士は働かされてるだけな感じで、探偵役は他にいた。とはいえ紙が手がかりになったところもあり、鑑定士よりはマニアや紙オタクというほうがしっくりくる。紙を語らせると饒舌になってついていけないが、この本の作りが凝っていて、数十ページごとに似て非なる紙を使い、ちゃんと紙の種類の説明が...

紙鑑定士は働かされてるだけな感じで、探偵役は他にいた。とはいえ紙が手がかりになったところもあり、鑑定士よりはマニアや紙オタクというほうがしっくりくる。紙を語らせると饒舌になってついていけないが、この本の作りが凝っていて、数十ページごとに似て非なる紙を使い、ちゃんと紙の種類の説明があったり、作中のメモの現物が挟み込んであるので、ちんぷんかんぷんな紙の種類の羅列も興味を持てた。

Posted byブクログ

2021/01/12

正直言ってあまり期待してなかった。まあ紙についての蘊蓄が楽しいと思いながらページをめくった。 ところが面白い面白い。謎解きに加えてハラハラドキドキのサスペンス。渡部と土生井のタイアップがいい味を出す。 シリーズ化して欲しい。

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2023/05/27

主人公の「渡部」は、紙の種類を見極めるプロに加えて、トランプで手品師のような芸が出来る設定ながら、自然に読めて好感を持ちました。 また紙鑑定士ながら、依頼はプラモデルの知識が必要とされる内容というのも独特ながら、渡部をサポートする登場人物によって、割と違和感なく描かれていますし...

主人公の「渡部」は、紙の種類を見極めるプロに加えて、トランプで手品師のような芸が出来る設定ながら、自然に読めて好感を持ちました。 また紙鑑定士ながら、依頼はプラモデルの知識が必要とされる内容というのも独特ながら、渡部をサポートする登場人物によって、割と違和感なく描かれていますし、プラモデルの豆知識も面白かったです。 事件の真相については、オーソドックスな感じで、クライマックスの場面だけが、何となく、非現実めいた漫画のような展開で、やや拍子抜けした感はありました。本格的な探偵ものというよりは、マニアックな知識が鍵になる場合が多い感じでしょうか。まあ、スマホアプリやグーグルを活用している点は、今っぽい探偵と言えるのかもしれませんが。 それから、紙の豆知識については、思っていたよりも興味深く、実際手にしている、この本の中の紙が何種類かに分けて使われている贅沢さは、面白いと思いました。本当に色んな紙があるんですね。

Posted byブクログ