紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 の商品レビュー
面白かった。 本の紙。どんな紙が使われているかを鑑定。 紙の鑑定士と伝説のモデラー(プロの模型製作者)がタッグを組んで事件の謎を解く。 ミニチュア?プラモ?模型の鑑定など、土生井さんがすごい。 ラストの、目的地へと向かう車がかっこいい。 次作にも期待。
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#二重人格、人柱、モデラー、ロマンス スピード感があって楽しめた。 ただプロットに無理が多すぎる。 面白かったけど再読は無いな。
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紙専門の鑑定士なのに、探偵仕事を請け負ったけど、模型のプロのモデラーと組んで事件解決は面白いし、けっこうマニアックな知識や情報が有り楽しかったです。
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読みやすいミステリー。 紙や模型はマニアックでした。 単行本で読むと、数種類の紙が使用され、違いはよく分からないけど、こだわりがあった。 事件の内容は重たいはずだけど、さらっと描かれている。 土生井さんと晴子さんもびっくりだったけど、 最後は真理子さんが持っていった気がする。
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あれ?このミス大賞ですよね?まあまあ読めたけどそれほど面白くはなかったです。 事件を解決するのは伝説のプロモデラー土生井で、紙鑑定士渡部はワトソン役でした。 土生井や渡部、終盤で登場する真理子たちのキャラは良かったんだけど、事件自体はハラハラしなかったな。紙の蘊蓄とか興味がないのでそこら辺は飛ばして読みましたが問題なかったし。 真理子と土生井のコンビでも良かったかも。
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一気呵成に読破してしまいました。次の展開が」気になって気になって…。 紙鑑定士に舞い込んだ最初の依頼が早い段階で解決したので、この先いくつの依頼・事件に絡んでいくのだろうと思っていたのですが…。 渡部が土生井に助けられ、土生井が晴子に助けられ、切り札に登場する真理子。その他にも渡部を助けてくれる友人知人の数々。 この後、続編あるのかな? 土生井が干された事件が何にも語られていない。もしかしたら、今作中に解決してしまうんじゃないかななんて思っていたんだけどなあ…。偽装事件の真相と土生井が再び脚光を浴びる姿を見たいものです。土生井を助ける晴子もいるのでしょうけど。 真理子が登場してきたのも想定外だし、解決のアシストも想定外。最後には運転手になってるじゃんか。復讐なのか乗っ取りなのか、それとも違う結末が待っているのか?何でもアリだよね。 そして最大の謎なんだけど、野上って必要だったのかな?直接、土生井を紹介されてもよかったよね。野上って誰?年齢不詳だけど、たぶん若くはないよね。趣味の世界であるなら本職は?結構身近な存在だったりして…。
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紙鑑定士とプラモデルのプロ、互いの専門知識を駆使して事件を解決していく。 あるようでないような、またあるような推理小説だが、それなりに面白く読めた。専門的な言葉を羅列されるとウンザリしがちなのだが、この小説はそのウンザリがなく、なかなか興味をそそらせてくれる。きっとそのさじ加減が...
紙鑑定士とプラモデルのプロ、互いの専門知識を駆使して事件を解決していく。 あるようでないような、またあるような推理小説だが、それなりに面白く読めた。専門的な言葉を羅列されるとウンザリしがちなのだが、この小説はそのウンザリがなく、なかなか興味をそそらせてくれる。きっとそのさじ加減が絶妙なのだと思う。ただ事件の方が少し荒唐無稽かなと感じてしまった。ここまで大ごとにしなくても十分推理としては楽しめたのになぁと思った。
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意外と手をつけていなかったこのミス大賞、順当な受賞と言われた本作から読んでみることに。 主人公は、紙鑑定士と伝説のモデラー。どちらもポピュラーな存在では無いが、説明臭くさせずに物語に絡ませていくのが上手い。蘊蓄も程よく且つわかり易く、きちんと事件に関係しているのも好印象。一回り...
意外と手をつけていなかったこのミス大賞、順当な受賞と言われた本作から読んでみることに。 主人公は、紙鑑定士と伝説のモデラー。どちらもポピュラーな存在では無いが、説明臭くさせずに物語に絡ませていくのが上手い。蘊蓄も程よく且つわかり易く、きちんと事件に関係しているのも好印象。一回り以上離れた年の差コンビだが、それぞれが自らの仕事に誇りを持っており、専門外の分野に詳しい互いを素直に尊敬しているところも、本作の魅力の1つだと言えよう。 内容とは直接関係がないが、表紙を開いてすぐに、紙ならではの遊びが入っている所も面白い。これは新書のみなのだろうか、文庫での再現は些か難しそうだが是非試みて欲しい。 惜しむらくは、詰めの部分がご都合主義で駆け足気味だったところか。突然犯人候補の名前が出てきたあと、それまでの慎重な推理から一転、決めつけて突っ走った感が否めない。まあ元々探偵ではないし警察関係にコネもないので、ある意味ではリアリティのある展開なのかもしれない。 刊行に際しての改題から見ても、続編を意識している可能性は高いと思う。キャラクターの完成度も高いので続きがあれば読みたいとは思うが、物語自体の中毒性は低く一気読み欲があまり湧いてこなかったので、全体的な評価は低め。
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主人公は出版社に対して紙を卸すことを商売とし、紙鑑定士を名乗る渡部。ひょんなことから鑑定→探偵として浮気調査をすることとなり、その過程で幻のモデラー土生井と出会う。 浮気調査は無事に終わったが、それが契機となり、次は行方不明となった妹を探してほしいという依頼を受ける。手がかりにな...
主人公は出版社に対して紙を卸すことを商売とし、紙鑑定士を名乗る渡部。ひょんなことから鑑定→探偵として浮気調査をすることとなり、その過程で幻のモデラー土生井と出会う。 浮気調査は無事に終わったが、それが契機となり、次は行方不明となった妹を探してほしいという依頼を受ける。手がかりになるのはディオラマ、或る屋敷の模型。土生井の協力もあり、モデルとなった家を特定し、そこから調査をさらに進めると、なんと生き埋めにされた男性の遺体を見つけてしまった。 いったい誰の遺体で、誰が殺したのか?そして、犯行を示唆する模型の意味は? 渡部よ紙の蘊蓄が出てくるものの、事件に関係するのはそちらではなく、ディオラマ、模型に対する土生井の知識。その意味では主人公(いや、どちらかと言えばワトスン役)渡部の設定が活かされてない? 話のリズムはいいし、面白いが、後半の山場に向けてはちょっと話のスピードが早くなりすぎ?展開が雑になっている気がする。作品の完成度としてはあまり高くない印象。
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ほかの方のレビューにもあるとおり、主人公の渡部が本業とする紙の鑑定よりも土生井によるプラモデル鑑定のほうが事件解決に寄与しており、ちょっと拍子抜けという点がなくはないのですが、その点を差し引いても十二分に楽しめる一冊でした。 個人で細々と紙鑑定、および紙の販売を営む渡部圭はどち...
ほかの方のレビューにもあるとおり、主人公の渡部が本業とする紙の鑑定よりも土生井によるプラモデル鑑定のほうが事件解決に寄与しており、ちょっと拍子抜けという点がなくはないのですが、その点を差し引いても十二分に楽しめる一冊でした。 個人で細々と紙鑑定、および紙の販売を営む渡部圭はどちらかといえば、冴えない系のキャラとして描かれており、相棒となる土生井も”干されて”しまった伝説のプラモデラー。そんな人生の落伍者(はちょっと言い過ぎですが)ともいえる二人がタッグを組み、持てる専門知識を駆使して事件の真相に迫っていく構成が本作の魅力なのではないかと感じます。 また主題となる事件の当事者である晴子・英令奈姉妹の置かれた境遇も過酷なものがあり、これが物語に深刻さ・シリアスさを加えているといえるでしょう。 中盤、自らの不摂生がたたり土生井が体調を崩して入院してしまい、渡部の頼みの綱が手負い状態になってしまったかと焦ってしまいますが、そこは晴子が土生井の手となりLINEで連絡をとりあうという展開。この3人のバランスもなかなかよかったです。 本文ページでは4種類の紙が使われていますが、素人目には言われないと気がづかないレベルかと。ただ、改めて見返してみると、微妙な紙の色の違い、光の反射の具合、そして何よりも文字の浮き上がり方が結構違って見える、という点に気づかされました。
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