紙鑑定士の事件ファイル 模型の家の殺人 の商品レビュー

歌田年(著者)

2022/11/28

　もうちょっと紙のことが活かされても良い気がする。
　むしろ、モデラーの叔父さんの方が前面に出ている。

2022/11/21

紙が専門の職業の主人公は初めてだったのでそこは面白かった。土生井というサブキャラがもはや主人公並の活躍をしていたというか殆どの謎解きは彼がしたのでは。最後の最後にどんでん返しがあるかと思いきや当初の推理通りにスンと終わってしまって少し残念。でも模型を使ったストーリー展開はテンポもよくて読みやすく面白かった。

2022/11/10

紙鑑定士という特殊な技術を持ちながら、その知識もたいして披露できる場もなく、趣味のトランプ技法と人脈で事件を解決する話。
硬派かと思いきやそんなこともなく、さくさく読み進められた。

2022/10/02

紙鑑定士。
ノート(文具)好きの私には興味あり！
プラモデルを通してヒントを解いていく。もう少し紙に関わった場面があると良いかなと思いました。
犯人を推理しながら探す　楽しみながら読むことが出来ました。

2022/08/21

キャラ設定を作ってから無理やり事件を当て込んでいる印象。
ご都合主義な所が気になるけど読みやすいは読みやすい。

2022/08/01

かなり好みのハードボイルド作品でした。紙鑑定士と模型職人という特殊スキルを持つ二人の登場人物によってなされる推理は他のミステリでは得られない手法であり、それが新鮮でとても面白かったです。ご都合主義的展開も散見されますが、エンターテインメントとしては、ご都合主義があって然るべきと思ってますので、逆に爽やかな読後感とドキドキワクワクの展開で最後まで楽しめました！二作目も読んでみたいです！

2022/06/22

魅力的なキャラクターが勢ぞろい。スイスイ読み進められる。映像化もしやすそうだ。続編や映像化が楽しみ。

2022/05/08

どんな紙でも触れば特定出来る紙商の渡部の紙鑑定個人事務所に「神探偵」と勘違いした女性が彼氏の浮気調査の依頼に訪れる。手掛かりがプラモデルの写真だった事から伝手を辿って「伝説のモデラー」土生井に相談した所綺麗に解決。その流れで模型が関わる調査を新たに依頼された所予想もしない展開へ…。安楽椅子の土生井の推理に従って渡部が証拠を足で拾っていく展開なのでせっかくの紙知識よりモデラー知識の方が主体なのがちょっと残念。後半謎が解明される展開が都合良く走り過ぎなのも残念。でも探偵二人の個性の噛み合いが面白かった。渡部の元婚約者真理子強すぎる。次に期待。

2022/04/25

紙鑑定士という肩書きで
ひとり事務所を開いている渡部。
製品に合わせた紙を提案するため
どんな紙を使っているかを
当てるのが得意な「紙」探偵だ。
ところが「神」探偵と間違えられて
浮気調査を依頼されてしまう。
仕方がないので解決してあげたら
次の依頼者につなげられてしまうが
こちらは本格的に行方不明捜索で…。

変わってるぅ。
私は触ってもわかんなかったけど
本当に30ページくらいずつ
紙を変えて印刷しているんですよ。
しかも、証拠品の手紙を
その同じ紙で印刷して付録につけたり。
ちょっとワクワクしたわ。
印刷会社さん大変だったろうな。

ちなみに、内容ももちろん面白かった。
手がかりが紙と模型だったので
自分だけでは無理だと紹介してもらった
模型を作る職人が変人（笑）
だが腕はたしかで、知識も豊富。
このふたりが互いのウンチクを
披露しながら解決していくのだ！
そんな理由で人殺さんといて～とは
思いましたけどね。

2022/04/16

審査員の方の評価にもあったけれど、「紙」と「模型」が絡んでいて、特に土生井さんの模型を見て推理をするところがすごいと思った。ちゃんと彼の心の声を聞けたような気がする。
次は紙にフォーカスをあてたお話も読んでみたい。