わたしの美しい庭 の商品レビュー
誰かにかけた情けが巡り巡って自らに返ってくるのと同じように、悪しき行いをすればいつかなにかの形で自らに返ってくる 大人になるにつれ、感覚には思い出という付加価値がつく 事実というのは存在しません。解釈があるのみです。ニーチェ
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10歳の百音が一番先入観や偏見を持っていないと感じた。 統理の心情ももっと知りたかった。 縁切り神社に来る人たちが統理や百音に救われている。彼らの思いやりがどんどん広がり多くのひとを包み込んでいく。 人と違うことで、焦ることも多いけど、この本を読むと自分は自分でいいんだ、自分が幸...
10歳の百音が一番先入観や偏見を持っていないと感じた。 統理の心情ももっと知りたかった。 縁切り神社に来る人たちが統理や百音に救われている。彼らの思いやりがどんどん広がり多くのひとを包み込んでいく。 人と違うことで、焦ることも多いけど、この本を読むと自分は自分でいいんだ、自分が幸せと感じるならそれが幸せ、と思えた。心が辛くなったときに読みたくなる本。
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『流浪の月』よりも個人的に好きだなぁ。 今回の話は、「余計なお世話」の一言に尽きる。 みんな、良かれと思って余計なお世話をしてしまう。 あなたの普通は、私の普通とは違うことは多々ある。 人それぞれと思いながら、「普通」とか「一般的」とかという言葉を利用して、傷つけてしまうこと...
『流浪の月』よりも個人的に好きだなぁ。 今回の話は、「余計なお世話」の一言に尽きる。 みんな、良かれと思って余計なお世話をしてしまう。 あなたの普通は、私の普通とは違うことは多々ある。 人それぞれと思いながら、「普通」とか「一般的」とかという言葉を利用して、傷つけてしまうことが私にもあるような気がして怖くなった。
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すごく温かい気持ちになりました。 優しさで囲まれたマンション。 縁切り神社と言う言い方とは、全く別世界のようなところ。 縁切り神社と美しい庭、行ってみたい。 百音ちゃんが可愛いくて愛おしい。
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2020年本屋大賞「流浪の月」の出来がすこぶる良かったので、続いて本作を読む。シチュエーション的には一昨年の受賞作「バトンは渡された」と似ているが、本作が同じ年度に出版されていたら、瀬尾まいこの受賞は敵わなかったあろうと思えるほど、良く出来た話であった。話に聞くと元はBL作家らし...
2020年本屋大賞「流浪の月」の出来がすこぶる良かったので、続いて本作を読む。シチュエーション的には一昨年の受賞作「バトンは渡された」と似ているが、本作が同じ年度に出版されていたら、瀬尾まいこの受賞は敵わなかったあろうと思えるほど、良く出来た話であった。話に聞くと元はBL作家らしく、その筋の話も登場したが、何とか我慢できる程度で納めてくれたようだ、一般人にとってはまだLGBTの話はハードルが高い、ちょっとBL小説は勘弁してほしい。しかしこれだけの秀作を出せる作家を知ってしまったらマークせずには置けなくなりそうだ。
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優しくて綺麗な雰囲気の話だったなと思う。 登場人物みんな生きていく中で色々あって、でも折り合いを付けて支え合いながら生きる姿が素敵でみんな魅力的だった。
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「流浪の月」に続き2冊目の凪良ゆうさんの作品。 様々な事情を抱えた登場人物が、「生きづらさ」に直面しながらも、支え合って生きて行くお話。 マイノリティ、世間体、おせかっかい、古い価値観、その価値観の押し付け…大なり小なり、そういうことに息苦しさを感じている人は多いと思うし、自分自...
「流浪の月」に続き2冊目の凪良ゆうさんの作品。 様々な事情を抱えた登場人物が、「生きづらさ」に直面しながらも、支え合って生きて行くお話。 マイノリティ、世間体、おせかっかい、古い価値観、その価値観の押し付け…大なり小なり、そういうことに息苦しさを感じている人は多いと思うし、自分自身世間からはみ出ることへの恐怖や焦りは身に覚えがある。 だけど、本書に出て来る登場人物たちが見つけた「思いやりの形」が素晴らしくて、とても清々しい気持ちになった。 「流浪の月」もそうだったけど、凪良さんは型に嵌らない名もなき関係を描くのが上手だなぁ。
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登場人物みんなが何かしら問題を抱えて生きていて、共感出来る部分があり、(登場人物の年齢が近かったからかな?)読み終わった時は清々しい気持ちになりました。家の近くに有ったら良いなぁと思いました。
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「流浪の月」に次いで2作目。 凪良さんの本は読後感が優しい気持ちになれる。何より登場人物のキャラクターが皆素敵で、紆余曲折ある人生を真っ直ぐ自分らしく生きていて羨ましいとさへ思った。 この作品を読んで、自分の普通は他人の普通ではない、思いやりの気持ちが時に他人を傷付けるというこ...
「流浪の月」に次いで2作目。 凪良さんの本は読後感が優しい気持ちになれる。何より登場人物のキャラクターが皆素敵で、紆余曲折ある人生を真っ直ぐ自分らしく生きていて羨ましいとさへ思った。 この作品を読んで、自分の普通は他人の普通ではない、思いやりの気持ちが時に他人を傷付けるということを思い知らされた。 凪良さん本人のインタビューで「人と人は分かり合えない」けれども「認め合うことはできる」と言っていた。この作品も原点はそんなかんじ。 認め合うことができなければ、通り過ぎる、何もしないことが自分も相手も傷付けないという言葉はなるほどと思った。 こういう考え方をしていると人生生きやすくなるかも。多様性を認め合う社会、大事。
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メインの3人の、決めつけたりジャッジせずに淡々と物事を受け入れる(もしくは受け流す)ような姿勢が素敵でした。またきっとよみたくなる。
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