わたしの美しい庭 の商品レビュー
綺麗な表現が多く、読んでいて心が洗われました 初めて読んだ凪良ゆうさんの本で、最初は表紙とサイン本だということに惹かれて買ってみると、内容にもすごく感動して、買ってよかったと思った本でした! 同じマンションの1部屋に住む3人の周りで起こる出来事、、、 特に「あの稲妻」はすごく...
綺麗な表現が多く、読んでいて心が洗われました 初めて読んだ凪良ゆうさんの本で、最初は表紙とサイン本だということに惹かれて買ってみると、内容にもすごく感動して、買ってよかったと思った本でした! 同じマンションの1部屋に住む3人の周りで起こる出来事、、、 特に「あの稲妻」はすごく感動させられました
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一応小さいながらも我が家にも庭がありまして ちょうど金木犀が咲き始め、あの強烈な香りが家の周りを包み始めております いいですよね金木犀 トイレの芳香剤みたいで そして庭といえばなんで雑草ってあんなにがんがん生えてくるんすか? 雑草取りは我が家では私の仕事なんですが 本当にあの雑...
一応小さいながらも我が家にも庭がありまして ちょうど金木犀が咲き始め、あの強烈な香りが家の周りを包み始めております いいですよね金木犀 トイレの芳香剤みたいで そして庭といえばなんで雑草ってあんなにがんがん生えてくるんすか? 雑草取りは我が家では私の仕事なんですが 本当にあの雑草の奴らときたらちょっと目を離すと恐ろしいほどの生命力を発揮してあっという間に領土を広げてきます オスマン帝国か! 17世紀のオスマン帝国か! で、最終的には奥さんに怒られます ちゃんとやってよ!と怒られます だってオスマン帝国だよ!?と思いますが言いません 黙って草取りに励みます 『わたしの慎ましい庭』に『わたしの騒がしい妻』なんちて さて『わたしの美しい庭』です 凪良ゆうさんにハマったとは言いません 理由はみんみんがニヤリとするのがなんか悔しいからです それにしても凪良ゆうさんはなんかこう凄く芯のある作家さんな気がします 違うことを恐れない人 そんな気がします それでいて違うことを恐れる人たちも一方的に拒絶しない そんな懐の深さもあるような気がします 違うことは普通のこと そんな気にさせられます
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話の中に引き込まれてしまった。 おませな百音ちゃんと統理さんの会話に ほっこりしたり、納得させられたり… そして、クスッと笑えたり 一気に読んでしまいたした。 私も屋上にある縁切り神社に 悪い縁を切りに行きたい
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人物の描写がとても表情豊か。 登場人物それぞれが、一人称で語ることで話が進んでいくのだけど 『気持ち』や『感覚』に共感できる部分があったり、あぁ、そんな風な捉え方もあるんだなと気付かされた部分もあった。 じんわり泣ける所も。 静かに寄り添ってあげたいなと思った。
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登場人物全員訳ありでしたが、これからの時代、既存の枠に捉われず自分が思うままに生きることが大切なのではないかと思いました。
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凪良ゆうさんの作品はどんな自分も受け入れてあげたらいいんだという気持ちにさせてくれる。 分かり合えない人だっているかもしれないけど、それも自分の気持ちの持ちよう。違うところを認め合うということが世界を豊かにするひとつの方法なんだって統理くんの言葉。本当に素敵だと思う。 そして、失...
凪良ゆうさんの作品はどんな自分も受け入れてあげたらいいんだという気持ちにさせてくれる。 分かり合えない人だっているかもしれないけど、それも自分の気持ちの持ちよう。違うところを認め合うということが世界を豊かにするひとつの方法なんだって統理くんの言葉。本当に素敵だと思う。 そして、失うこと持ってないことで得られることもある。 こういう考え方ができるようになるまでに、統理くんも路有くんも、色々なことが人生で起こって、足掻いて、受け入れてっていうことを繰り返してきたんだろうなあ。 百音ちゃんは今でもあんなに素敵な子で、きっと大きくなったらもっともっと魅力的な人になるんだろうな〜。 今回もとても温かい気持ちになって、自分は自分でいいんだって思わせてもらった。 美しい庭、シリーズになったら嬉しいな!
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ありのまま生きていく。 自然体の自分を大事にしてあげる。 それは、たくさんの人にとってとっても難しいことで、小さな世界の子ども時代や実家育ち中は、自分で価値観を確立していないから、さらに苦痛を伴うことが多い。 その苦痛にも、救いにも、身に覚えがあります。 お互いを認め合いながら、...
ありのまま生きていく。 自然体の自分を大事にしてあげる。 それは、たくさんの人にとってとっても難しいことで、小さな世界の子ども時代や実家育ち中は、自分で価値観を確立していないから、さらに苦痛を伴うことが多い。 その苦痛にも、救いにも、身に覚えがあります。 お互いを認め合いながら、そっと近くで生きていける、そんな友人がそばにいたら、人生最良の生き場所だと思います。 読んでよかったです。
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救いがあった。物語全体に、救いの力が満ちていた。 人は「自分と同じ」「誰かと同じ」というのに安心して、異質なものを否定しようとする。否定して正そうとする。 それは自分を守るためだけれど、誰かを傷つける。 正しいとか間違っているとかじゃなくて、違ってもいいのに。違うからいいのに。...
救いがあった。物語全体に、救いの力が満ちていた。 人は「自分と同じ」「誰かと同じ」というのに安心して、異質なものを否定しようとする。否定して正そうとする。 それは自分を守るためだけれど、誰かを傷つける。 正しいとか間違っているとかじゃなくて、違ってもいいのに。違うからいいのに。 ただ、基くんのお話は、基くんも彼女も思いやりがあふれていたけど、だからこそしんどくなることもあるんだなと切なくなった。 言葉や思いが積もりに積もって苦しくなったら、縁切り神社で切ってもらおう。本当には切れなくても、せめて自分の心だけでも、しがらみから切り離そう。 そう思うことで救われる自分がいるんだと思った。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
読みやすい。 自分が自分の心を保ちあるがままいることは、なんて難しいんだろう。 追記 本文で気になった言葉 (終わりの方で) ********************** 「自分がされて嫌なことを人にもしないという思いやりのルールに則って、みんなわたしを多いやってくれたのだ。」 「なのになんでわたしは嫌な気持ちになってるのかな」 「誰かにこう思いなさいと言われたら、まずはその人を疑ったほうがいい。どんなにすばらしい主義主張も人の心を縛る権利はない」 「できれば『ぼくたはちは同じだから仲良くしよう』より『ぼくたちは違うけど認め合おう』のほうを勧めたい。」 「次の次では『それでも認められないときは黙って通りすぎよう』だな。『無駄に殴り合って傷つけ合うよりは、他人同士でいたほうがまだ平和』ってあたりまで。 「結果として、世界は穏やかに分断されていく」 「手を取り合ってはいけない人なんていないし、誰とでも助け合えばいい。それは世界を豊かにするひとつの手段だと、すくなくともぼくは思っています。」 *********************** 統理のように、子ども相手もでもごまかすということをせず、きちんとした言葉で説明すること、大人が答えるために迷ったとき、『時間がほしい』といってきちんと向き合う姿勢を大人がしめすことが大事だと思った。 「わたしの美しい庭」 毎日手を入れ、守っている美しい善い庭 みな当たり前のように不安を抱えているから、日々自分を大事に手入れをして自分らしくいられるといいなと。
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とある事情でマンションの屋上に縁切り神社がある。 "君の名は"に出てくる神社を連想する。 人には様々な事情があり、縁がある。 統理の言うニーチェの言葉の引用。 事実というものは存在しない。 存在するのは解釈だけ。 まさにその通りだと思う。
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