ミ・ト・ン の商品レビュー

小川糸(著者)

2024/10/24

どんなときも泣きくらすことはしない国の話。
幸せな日々が突然失われても、希望は捨てず、考えを変えてポジティブに生きる姿は見習わないといけないところだと思います。

2024/08/30

温かく柔らかい世界。バルト三国の一つ、ラトビアをモデルにした小国で生きる、1人の女性の生涯の話し。慎ましく丁寧な日々の生活に幸せを見出す姿が美しい。

2024/08/13

おとぎ話のような、不思議で心に残る物語。
生と死、生涯の人生を垣間見せてもらった。
側にいる愛する人を、もっと大切にしたいと思った作品。

2024/07/25

読んでいる間ずっと心が凪いでいた。決してhappyなだけの話しじゃないけれど、生きていく中で大切なことがたくさん詰まっている。
どこで生まれてもどんな場所にいても生きていれば幸せも辛いこともたくさんある。今自分が居る場所で小さな幸せをたくさん探し、周りの人や物自然に感謝し大切にする。争いごとが起きても相手の状況や気持ちを想像し許すことができる。
どんなに大変なときも辛いときも笑う。笑っていればもっと辛い思いをした人たちを勇気づけることができる。
マリカのようなおばあちゃんに私もなりたい。

2024/06/21

ラトビアを旅した作者がラトビアをモデルにして書いた物語。ミトンがつなぐ愛の物語だった。心を込めて編むミトンが言葉がわりとなって気持ちを届ける。マリカとヤーニスのお互いを想いあう素敵な描写が心に残った。

2024/06/18

大人の童話。自然と共に生き、万物と神様に感謝をささげ、しんどいことやツラいことがあっても笑顔で、優しさを忘れずに生きていこうということ。

説教臭さが少なく、じんわりとしみじみと入ってくる物語だが、氷の帝国という明らかソ連の理不尽さ。あいつらはいつの時代もこれだから…。

2024/05/11

最初はおとぎ話かと思って読み進めていたが、マリカが最愛の夫ヤーニスに会えなくなってしまい切なかった。マリカはどんな些細なことにも幸福を見つけられる素敵な女性だということがわかった。自分たちは子宝に恵まれなかったが、その代わり庭に来たコウノトリが赤ちゃんを産んでくれたという考えに感動した。

2024/04/16

　ラトビアをモデルにしたとある国に住む女の子が生まれてから亡くなるまでの物語。

初恋の人と結婚出来たのに、氷に覆われた隣の大国に侵攻されて、、、。悲しい事も辛い事も起こるけれど、ひたむきに丁寧に生きて、小さな幸せを見つけることが上手なマリカ。素敵な女性でした。

　ラトビアの文化や風習についてもたくさん知ることが出来ました。蒸し風呂でお産したり、樹液のジュースを飲んだり、黒パンを焼いたり、ミトンを編んだり、編み物の模様には祈りがこもってたり。いつか行ってみたい国のトップに躍り出ました。

　ラトビア行ってみたいな。

2024/02/25

激動の時代の中で生きた女性の話ということで、悲しかったり苦しかったりするのかな、と思っていましたが、もちろん辛い部分もありましたが、その中でも主人公のマリカが強く優しく生き抜いている様が美しいミトンと美味しそうな食事、美しい自然と共に描かれていて、のめり込みながら読むことが出来ました。

2024/02/17

ラトビアをモデルにしたラップマイゼ共和国という架空の国の話。
私もミトンを編んだことがあるのと、挿絵が可愛くて読み始めた。
マリカのほのぼのした幸せな一生のストーリーかと思いきや、途中から悲しかった（ ; ; ）