まち の商品レビュー
「ひと」に続き、やはりふんわり、ほんわりいいな。主人公のさりげなく、結構ぼんやりと、でも誠実に、真摯に生きている感じがとてもいい。 相手に対して何かをガツガツ求めていない感じ。目の前の人をなんとなくいつも守ろうとしている感じ。 男手ひとつで育ててくれた逞しく温かい爺ちゃんを受け継...
「ひと」に続き、やはりふんわり、ほんわりいいな。主人公のさりげなく、結構ぼんやりと、でも誠実に、真摯に生きている感じがとてもいい。 相手に対して何かをガツガツ求めていない感じ。目の前の人をなんとなくいつも守ろうとしている感じ。 男手ひとつで育ててくれた逞しく温かい爺ちゃんを受け継いでいるのだろう。
Posted by
「ひと」の連作。親を亡くし一人暮らしを始めるという設定は似ているが、話が続いているわけではない。途中で懐かしい店が出てくるところがあり、少し嬉しかった。 体を動かして真面目に働いている暮らしている瞬一が主人公。必要以上に人に関わらず、ただ祖父の教えを心に、誠実に生きている。まちに...
「ひと」の連作。親を亡くし一人暮らしを始めるという設定は似ているが、話が続いているわけではない。途中で懐かしい店が出てくるところがあり、少し嬉しかった。 体を動かして真面目に働いている暮らしている瞬一が主人公。必要以上に人に関わらず、ただ祖父の教えを心に、誠実に生きている。まちに馴染むにつれ、少しずつ知り合いや近所の人とのつながりも増えていく。育ててくれた祖父の強さや優しさが、瞬一を優しくたくましくしている。「頼る側でなく頼られる側でいろ」という祖父の言葉は瞬一の人生の柱となることだろう。「ひと」も良かったが、さらに良かった。
Posted by
「ひと」に続いて読んでみた。こちらも若くして身寄りなく、東京で一人暮らしする青年のお話。東京に住んだことはないけれど平井や亀戸の方、とても住みやすいのかな。誠実に仕事し暮らし、「まち」と馴染んでいく主人公が清々しい。生きる道が見つかりそうで良かった。
Posted by
優しい気持ちになった。クライマックスはちょっと涙が出た。主人公のように、誠実に生きる人になりたいと思った。出会えてよかった本。
Posted by
『ひと』をあっという間に読み終えたので、次作という『まち』を。 『ひと』良かったんだけどさらに『まち』の方が好きかな。 じいちゃんとの会話。 敦子さんとの関係。 チラっとの田野倉。 よかったです。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「ひと」との連作なだけあって、今作もじんわりと心を暖めてくれる物語。何か大きい出来事が起こるでもなく、日常の中での出来事や人との関わりによって、主人公・瞬一の人生が少し好転する話。 人との出会いは人を形成する。前作に続いて、著者からのそんなメッセージを感じた。 過去は現在にとって遠いものではなく、現在を侵食し現在をかたちづくるもの。過去にあったものも、人も、無くなってもそこにあったことに変わりはない。自分が体験したことに、変わりはない。 ——「人が亡くなっても、人は生まれる。じいちゃんが亡くなっても、多聞の子は生まれる。そんなふうにして、人は入れ替わっていく。村は変わらないが、人は変わっていく。でも変わらないものもある。村にじいちゃんはいた。そこで生きてた。その事実は変わらない。」——この言葉が印象的だった。 じいちゃんは亡くなっても、じいちゃんの教えが瞬一の身体にしっかり染み付いている。両親が亡くなって、瞬一に両親との思い出が全然なかったとしても、両親の中には息子との思い出が死んでからも残り続ける。絶対に忘れることはない。そういうことを改めて言葉にされて、胸に深く沁みた。 前作に続き今作でも主人公は真面目で真っ直ぐな人で、でもお涙ちょうだい的なわざとらしさを感じさせない文章を書くのが、すごく上手い作家だなと思う。淡々と進む日常に、共感しつつ読み進めるうちに、だんだん心がぽかぽかと暖かくなっていくような作品。
Posted by
「ひと」に続き、とても良かった。心に刺さってくる言葉をいくつも感じた。かなり久しぶりの読書だったけも、この本でよかった。さらに本を読みたくなった。
Posted by
前作の「ひと」同様、登場人物に良い人が多く読んでいて心が温まる。今作だと徳三さんのキャラクターが好きだった。 両親を失った青年という点では「ひと」と同じだか、柏木聖輔は人に助けてもらう印象が強かった一方で瞬一は人を助ける印象が強かったような気がする。 第3作の「いえ」ではどうなる...
前作の「ひと」同様、登場人物に良い人が多く読んでいて心が温まる。今作だと徳三さんのキャラクターが好きだった。 両親を失った青年という点では「ひと」と同じだか、柏木聖輔は人に助けてもらう印象が強かった一方で瞬一は人を助ける印象が強かったような気がする。 第3作の「いえ」ではどうなるのかも楽しみだ。 自分も名古屋に来て今は1人だが職場の人達にも恵まれてそれなりに楽しい生活を送れている。ただ、それとは別で隣人や同じアパートの人との繋がりがあったら楽しいのだろうなと思う。 次に引っ越す家ではちゃんと挨拶に行こう。 作中に前作で聖輔が働いていたおかずの田野倉が出てきたことも嬉しかった。
Posted by
ほっこりとした気持ちになりました。 こんな息子がほしい!いや、今時こんな子いないのでは⁈紀介さんみたいに育てられません! 淡々と日常が描かれていて、でもその中にぷっと笑えるエピソードがあったりして、平和だなぁと感じる作品でした。 今回も「ひと」に続き、人との繋がりを大切にする...
ほっこりとした気持ちになりました。 こんな息子がほしい!いや、今時こんな子いないのでは⁈紀介さんみたいに育てられません! 淡々と日常が描かれていて、でもその中にぷっと笑えるエピソードがあったりして、平和だなぁと感じる作品でした。 今回も「ひと」に続き、人との繋がりを大切にすることの幸せを感じました。 このシリーズまた読もうと思います(*゚▽゚)ノ
Posted by
読み終わってほっこりしました〜 小野寺忠文さんの小説は『ひと』をだいぶ前に読んで今回が2作品目になります。 コロッケ屋が出てきた時に、久しぶりに知り合いに会った感じでおぉ〜とほっこりしました^_^ 小説で他の小説の登場人物が登場するの結構好きです^_^
Posted by
