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まち の商品レビュー

4.2

188件のお客様レビュー

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2024/04/14

心温まるという言葉がしっくりくる。 台詞や言葉だけではなく情景や心情の描写が心地よく、とても響く。 読んだ人すべてが、瞬一の今後を楽しみに本を閉じると思う。笑顔で。

Posted byブクログ

2024/04/13

おじーちゃんと孫の素敵な関係。 そして周りの人たちとの関係。 友達とは言えないけど… 知り合いとも言えないけど… 小さなつながり、関係を大切にしろ。 と教えてくれるおじいちゃん。 両親を小学校3年生の時に火事で亡くしてしまった瞬一。おじいちゃんと村の人たちで育ててもらい、温か...

おじーちゃんと孫の素敵な関係。 そして周りの人たちとの関係。 友達とは言えないけど… 知り合いとも言えないけど… 小さなつながり、関係を大切にしろ。 と教えてくれるおじいちゃん。 両親を小学校3年生の時に火事で亡くしてしまった瞬一。おじいちゃんと村の人たちで育ててもらい、温かく見守ってもらっているのが伝わってくる良い物語でした。 そして老い行くおじいちゃんは、瞬一の先の先までを考えてくれて、高校を卒業したら東京へ行けと。 理由は何でも良いと。 そこに口出しはせず、暖かく見守るおしいちゃん。 全てが人情味あふれる素敵な物語でした。 そして、私も頑張らなくちゃ! って思わせてもらえる、そんな物語でした。

Posted byブクログ

2024/03/18

じいちゃんの胸に刺さる言葉がいくつもあった。 身内でも何でもない人の長所を素直に認め、自分ではなくその人のようになれと言えるじいちゃんのような人に、僕はなりたい。 人を殴っていいのは自分の命が脅かされたときだけ。 『頼る側じゃなく、頼られる側でいろ。お前を頼った人は、お前をた...

じいちゃんの胸に刺さる言葉がいくつもあった。 身内でも何でもない人の長所を素直に認め、自分ではなくその人のようになれと言えるじいちゃんのような人に、僕はなりたい。 人を殴っていいのは自分の命が脅かされたときだけ。 『頼る側じゃなく、頼られる側でいろ。お前を頼った人は、お前をたすけてくれるから。たすけてはくれなくても、お前を貶めはしないから。』 『人は大事にな』

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2024/03/13

ウィンウォーン 今回の作品もたくさん出てきてこの音の表現がすごく好き。 この作品もしかり今まで読んだ小野寺先生の作品はただ日常生活の中にある出来事や流れていく時間を描いてる作品だけどその中にある心の描写や人間同士の繋がりがなんとも言えない感じで好きです。 東京の話だけどこんなまち...

ウィンウォーン 今回の作品もたくさん出てきてこの音の表現がすごく好き。 この作品もしかり今まで読んだ小野寺先生の作品はただ日常生活の中にある出来事や流れていく時間を描いてる作品だけどその中にある心の描写や人間同士の繋がりがなんとも言えない感じで好きです。 東京の話だけどこんなまちでこんな人たちに出会えて生きていけたら心が穏やかに過ごせそう。 おじいちゃんの生き方には感銘を受け、ただただ尊敬しかないです。 家族との時間は短かったけど強く生きていけるように大事なことを教えてもらったんだと思います。

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2024/03/10

小学三年生の時に両親を火事で亡くした主人公の江藤瞬一。群馬の片品村で祖父と育った瞬一は、高校卒業後に上京して一人暮らしを始める。 なんと強く優しい主人公。可哀想な境遇だから、とかではなく、ただただ応援したくなる人としての魅力がある。 そんな瞬一だからこそ、バイト先での先輩後輩をは...

小学三年生の時に両親を火事で亡くした主人公の江藤瞬一。群馬の片品村で祖父と育った瞬一は、高校卒業後に上京して一人暮らしを始める。 なんと強く優しい主人公。可哀想な境遇だから、とかではなく、ただただ応援したくなる人としての魅力がある。 そんな瞬一だからこそ、バイト先での先輩後輩をはじめ、友達、隣人と、素敵な縁を自然に手繰り寄せることができたんだと思う。 村から出て、たどりついたまちで、進みたい道を見つけ、守りたいひとも、帰る村もできた。おじいちゃんもきっと喜んでいる。 じんわりとあたたかい気持ちになれる、いい小説でした。

Posted byブクログ

2024/02/22

ご近所さんとのつながり、地元の友達、そしてじいちゃん。江藤くんの住むこのまちが私も好きになったし、群馬も行ってみたくなったなあ。 一人暮らしを始めた頃、まちを散歩して、好きな店を見つけたり、素敵な家を見つけたり、家では節約しながらも好きな時間に好きなことする。そんな若かりし頃を思...

ご近所さんとのつながり、地元の友達、そしてじいちゃん。江藤くんの住むこのまちが私も好きになったし、群馬も行ってみたくなったなあ。 一人暮らしを始めた頃、まちを散歩して、好きな店を見つけたり、素敵な家を見つけたり、家では節約しながらも好きな時間に好きなことする。そんな若かりし頃を思い出した。 さわやか、清々しい一冊。

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2023/12/23

前作を読んでから時間が空いたが、良さを思い出した。主人公は少し不幸な環境にいるが、捻くれず卑下もせず、優しい気持ちで周りの人達と関わっている。何気ない日常を丁寧に綴られるところもよく、情景が思い浮かぶ。時々こういうのを読んで自分の頭もスローにしておきたいと思った。

Posted byブクログ

2023/12/08

読み進めていくうちに、私が読んだことのある「ひと」「まち」「ライフ」は、筧ハイツを中心につながっているのかなと感じました。 おじいさんの孫への愛情がすごく感じられました。

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2023/11/28

歩荷、知らなかった。 『ひと』に続き、両親のいない設定。 「消防士」になる夢、隣人への恋心、まだ続きを読みたった。 お惣菜屋「田野倉」の登場はテンションが上がった。

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2023/11/07

作品がやっぱり優しいし、一行一行が沁みる。おじいちゃんがとても良い、すごく良い。このじいちゃんに育てられた瞬一なら絶対大丈夫と思わされた。「ライフ」の井川くんや「ひと」のコロッケ屋さん、「縁」の室屋さんが出てきて、皆それぞれに人に交わって生きているんだなと思いました。瞬一が一歩踏...

作品がやっぱり優しいし、一行一行が沁みる。おじいちゃんがとても良い、すごく良い。このじいちゃんに育てられた瞬一なら絶対大丈夫と思わされた。「ライフ」の井川くんや「ひと」のコロッケ屋さん、「縁」の室屋さんが出てきて、皆それぞれに人に交わって生きているんだなと思いました。瞬一が一歩踏み出せて良かったです。

Posted byブクログ