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紅蓮館の殺人 の商品レビュー

3.3

351件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    110

  3. 3つ

    145

  4. 2つ

    45

  5. 1つ

    4

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2025/08/25

京大ミス研出身作家に対抗するかのような東大ミス研出身の若手作家。館四重奏シリーズの第1作とのこと。本当に対抗してるね。こういう話に挑戦して、それなりにものにしてるのが凄い。次作も読みます

Posted byブクログ

2025/08/23

ストーリーやミステリー要素は面白いけど、主要登場人物のキャラクターがいまいち掴めなかった。 シリーズものなので今後このコンビが深掘りされたり魅力的になっていくなら読んでいきたい!! 「午後のチャイムが鳴るまでは」が好きだったので期待してます!

Posted byブクログ

2025/08/13

山火事と殺人事件が同時進行するうえ、過去の事件まで絡んできて、さらに集まった人間が全員それぞれの秘密を抱えているというハチャメチャな状況。 探偵役が、論理的に謎を解いていき、その手がかりは読者にも提示されていたとわかる瞬間は爽快感がある。 一方で事件にしろ登場人物の来歴にしろ、謎...

山火事と殺人事件が同時進行するうえ、過去の事件まで絡んできて、さらに集まった人間が全員それぞれの秘密を抱えているというハチャメチャな状況。 探偵役が、論理的に謎を解いていき、その手がかりは読者にも提示されていたとわかる瞬間は爽快感がある。 一方で事件にしろ登場人物の来歴にしろ、謎を解かなければならない箇所が多すぎ、読んてでいて消化不良になりかける。また探偵役が2人も出てきて「探偵の生き方とは…」を議論し始めてしまうのは好みが分かれるだろう。

Posted byブクログ

2025/08/11

 この本を登録している人、感想を書いている人の多さがすごいですね。読んでみて、確かに、と思わされました。とにかく、単純な館ものの殺人事件と思いきや、いろいろな背景の人物がおり、主人公の少年よりも読んでいててんぱってしまいます。そういう点では、あまり自分の体質に合っていないのかなと...

 この本を登録している人、感想を書いている人の多さがすごいですね。読んでみて、確かに、と思わされました。とにかく、単純な館ものの殺人事件と思いきや、いろいろな背景の人物がおり、主人公の少年よりも読んでいててんぱってしまいます。そういう点では、あまり自分の体質に合っていないのかなとも思いますが、それでも読んで良かったなと思える力作と感じました。体力があるときに続きも是非読みたいです。

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2025/08/09

 正直何が評価されているのかが最後まで分からず、1年以上かけてようやく読了。  まず、主人公陣営に魅力がない。葛城は極限状態で もプライドを渡れない自己中、田所は唯一、普通の少年だが何故葛城に心酔しているのか不明(スピンオフを描きたいのかもしれないが、本作で味わさないと意味ないだ...

 正直何が評価されているのかが最後まで分からず、1年以上かけてようやく読了。  まず、主人公陣営に魅力がない。葛城は極限状態で もプライドを渡れない自己中、田所は唯一、普通の少年だが何故葛城に心酔しているのか不明(スピンオフを描きたいのかもしれないが、本作で味わさないと意味ないだろう)。  物語は事件解決×脱出で、終盤の展開は疾走感があったが、それでも印象的なシーンはなく、恐らく半年後に は誰が犯人だったかも思い出せないだろう。

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2025/08/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

以前から気になっていた阿津川さんの館シリーズにようやくチャレンジ。 それなりのページ数でしたが、割とテンポよく読み終わり。 内容としては、某館シリーズの影響を受けたというか、堂々とチャレンジしてる感じなのかな。いわゆる館でのクローズド殺人事件を若い探偵が解いていく系。 ミステリとしては、割と不確定要素が多いかなーという、印象。そもそもの偶然起きた山火事の時に、「昔の仇に出会った」「妻を殺した」「詐欺で侵入」「盗みに入ろうとした」「憧れの作家に会いにきた」が同時に起きてるのはとんでもない確率!! 犯人のトリックは特になく、言葉や行動・わずかなヒントから論理的に推理していくのは、納得感はあったけども。 まだ、完結はしてないみたいだけど続編をまた読んでみようかな。

Posted byブクログ

2025/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

クローズドサークルもの&探偵ものが好きな人におすすめ。時間制限ありの緊迫感があって一気に読めた。話や伏線など本格ミステリーな点はすごくよかった。 ただキャラクター達にリアリティがなくて舞台みてるみたいなのが個人的にひっかかった。殺人犯に詐欺師に盗賊に探偵×2人に…がほんとうに偶然集まってたのがえ?って思ってしまった。(特に飛鳥井さんと殺人犯は意味があると思って読んでた) 葛城くんの情緒が不安定だったり、田所くんもキャラクターとしてあんまり魅力を感じなかった。 せっかく劇画ちっくならキャラクターの魅力がもっとたつといいなぁと思う。

Posted byブクログ

2025/07/23

ワトソン役の主人公 嘘をついてる人がわかってしまう頭のキレる友達 主人公が幼少期に世話になった超天才名探偵(女性) 落雷で山火事に遭遇、逃げ込んだ山奥の館に避難するがそこで殺人事件が発生 殺人事件を解くか それとも近くにいるのであろう加害者と共に山火事から脱出するのか はああ...

ワトソン役の主人公 嘘をついてる人がわかってしまう頭のキレる友達 主人公が幼少期に世話になった超天才名探偵(女性) 落雷で山火事に遭遇、逃げ込んだ山奥の館に避難するがそこで殺人事件が発生 殺人事件を解くか それとも近くにいるのであろう加害者と共に山火事から脱出するのか はあああああああああ 設定だけでヨダレですよ 文章力が素晴らしすぎて439ページ一気です 知能レベルの配置も素晴らしくて読者はおそらく主人公と同じ速度で話を追える そこがまたたまらないです 4部作の1つ目! 金田一の少年かよ!的ギミックも最高!!

Posted byブクログ

2025/07/21

コテコテの新本格ミステリ。くどいくらいに探偵の矜持が語られるが、若き少年たちの青さと思えば受け入れられるかもしれない。 謎解きは面白かった。小出が好きだった。

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2025/07/09

階段を上がるように読み進めてきた物語。 終盤に入りかけた瞬間、今まで上がってきた階段が突如として消え去り、下に落ちていくかのような感覚がありました。 解決編では、登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、この物語が形成されていたことを知らされます。その複雑さ、お見事です。 真相が解...

階段を上がるように読み進めてきた物語。 終盤に入りかけた瞬間、今まで上がってきた階段が突如として消え去り、下に落ちていくかのような感覚がありました。 解決編では、登場人物たちの思惑が複雑に絡み合い、この物語が形成されていたことを知らされます。その複雑さ、お見事です。 真相が解明され、気持ちは晴れやかになるかと思いきや最後の数ページで、何とも言えない気持ちに。でも、そんな結末も好きです。 山中に建てられた文豪の館。 登場人物は、館の主、その息子と孫二人、高校生二人、登山者一人、近隣住民一人、保険調査員一人。 山火事が発生。逃げ場はなく、強風により、ヘリコプターによる救出も困難。館焼失の危機。 その中で、ある人物が亡くなる。その死は事故か?殺人か? 死の真相を解明するべきか?脱出経路の捜索を優先するべきか?

Posted byブクログ