紅蓮館の殺人 の商品レビュー

阿津川辰海(著者)

2023/11/03

いまいちしっくりこない内容だなと思った。文章も理解できない部分が多々あった。吊天井にしてもトリックにしても疑問が残るし分かりづらい。山火事で脱出できない状況なのは良いが、そんな中館が燃えるかもしれないという状況で長々と推理してるのは緊迫感が感じられない。つばさが殺された意味があまり納得できないし、終わりの話も長く感じた。

2023/11/02

吊り天井の図解を入れるタイミングが微妙
出てくるまでイメージしがたく、真っ先に出すべきだと思った

ミステリーとしてネタは満載だったがもう少し人物描写に魅力があれば

2024/10/17

火災からの脱出サバイバル劇とか、館のおもしろトリックとか、まだまだ盛れそうな要素のある設定。
登場人物の背景はおもしろい。ところどころ理解しづらい行動や性格がでてきて、誰かに感情移入するという感じはなかったかな。
アレの部分はちゃんと図解があってよかった。描写だけでは分かりづらかったので。
さっさと火事から逃げたほうがいいぞって思った。

2023/10/08

私にとって、なんとも新しい探偵像だった。
この作品の探偵、葛城はなんとも不安定で、未完成な印象を受けた。
まだ高校生ということもあるんだろうけど、見ていて不安になる探偵だった。
そんな不安定な探偵が、かつて名探偵だった大人と触れ合うことで、精神をぶん回されて、ただ正義感が強くて真っ直ぐだった彼に影を落とす。
今回の事件を経て、葛城くんはどう成長するのか？
田所くんとの関わりはどうなるのか？

2023/09/15

ベタなクローズドサークルの館ものとしての骨子は良好。ややボリューム不足ではあるが、インパクトのある仕掛けや最後まで二転三転する謎解きなどツボは押さえてる。
ラノベ的なキャラ設定も嫌いではない。
ただ、国語力や文章力はちょっとあやしいので引っかかる点が多々。言い換えればそれでも読ませるプロットの面白さはあった。

2023/09/12

かつて探偵だった飛鳥井の心情の変化を理解するのが難しかった。火の手が迫る中の脱出と犯人推理、面白かったですね。

2023/08/30

やたらと時間を開けながら読み終えた作品だから、めちゃくちゃ時間かかったけど何とか読めた。
主人公達の信頼感とか関係性とか、そういう若い世代の、探偵っていう目線とか見方とかが混ざった難しい感情とかも書かれていて、胸が苦しくなった。続きが気になる

2023/08/29

【ワクワクした点】
真実を追い求める高校2年の探偵vs
ある事件をきっかけに謎解きしたくない元探偵という内容が面白そう！
合宿中にこっそりと憧れのミステリー作家の館に行く主人公たちが可愛いなと思う。
その途中で雷が落ちて山火事が発生するという設定もスリリングで面白そう。
館に避難できて良かったものの、そこで殺人が起こる。
館内に仕掛けもあって面白かった。
自然災害発生で全員の命が危険な非常事態の中で殺人が起こるというところが興味をそそる。
表紙イラストが綺麗すぎて、ドラマティックで期待感がグッと上がった。((イラスト:緒賀岳志))

読み終わって思ったのは、いろいろ詰め込みすぎかなって感じました。カオスの大渋滞(笑)
私が最後まで読もうと思えたのは、探偵と元探偵の行末が気になったから。次の「蒼海館の殺人」に期待…！

2023/08/26

山火事が迫る館(見取り図付き)の中で起こった殺人！　館の避難客・飛鳥井が語る10年前の連続殺人事件も含めて、解き明かされたのは、事件の真相だけではありませんでした。「探偵という生き方とは？」この重くて正解を出しづらい問いから、生きる限り逃げられないと分かってしまって、葛城くんは打ちのめされたのですね。続編、気になります。あと、クイーンの「シャム双子の謎」を読み直してみようと思います。

2023/08/17

謎がたくさんあっておもしろかったです！
災害でハラハラドキドキというより登場人物達の謎の方が好きだったかな…

散りばめられていたものが繋がっていく驚き、
次々と謎が暴かれていく場面はミステリ小説の醍醐味ですね！楽しかったです

そして高校生探偵のコンビがとても良かったです。推理力の素晴らしさでも若さゆえの考え方や行動の青さがよかったです

続きの作品も読もうと思います