1,800円以上の注文で送料無料

紅蓮館の殺人 の商品レビュー

3.3

351件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

    110

  3. 3つ

    145

  4. 2つ

    45

  5. 1つ

    4

レビューを投稿

2023/09/11

屍人荘シリーズや名探偵の証明みたいな、「探偵」にスポットをあてた、本格?もの。探偵とは…とそこはもういいから、世界観に浸り、楽しく物語を読みたい人向きではない。 含みを持たせてすぐ開示はストレスなくていいが、あっけない。

Posted byブクログ

2023/06/29

刻一刻と迫ってくる火に焦りを感じながら、登場人物達の気持ちや行動が想像しやすく、読みやすかった。 次作も気になる。

Posted byブクログ

2023/06/22

私の理解力が追いつかず、読むのに時間がかかった。 ページが減るにつれて、前半に散りばめられていたピースがどんどんはまっていく感じがした! すごい頭使ったし、そうだっけ?!って何回も前に戻りながら読んでしまった。 葛城くんの今後が気になるな〜。

Posted byブクログ

2023/06/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 名探偵になるために必要な一冊。名探偵の本質とは何か。それを考えさせられる話だった。名探偵とはただのクイズ雑誌の答えページに過ぎないのか?ミステリと言いながらただのクイズがアプリで溢れるようなこの時代に、名探偵の存在意義を問いかける作品のように思う。葛城は「謎を解く」ことにしか名探偵の生き方を見出だせていない。それは非常に無垢で危うい。コーデリアの無垢さにも似ているところがある。僕は葛城は名探偵ではないと思う。名探偵という生き方は「謎を解く」だけではない。「謎を解く」はあくまで手段であり目的ではないのだ。僕が尊敬する名探偵2人を例に挙げよう。江戸川コナンは謎を解くが、人を死なせないことを何よりの重要課題とする。そのためなら嘘をつくことを厭わない。真実を告げる相手も選んだりする。夢水清志郎は人を幸せにすることを名探偵の仕事だと主張する。そのためなら真実をねじ曲げることも、沈黙を貫くことも厭わない。名探偵とは謎を解くことによって誰かを救わねばならない。誰かを救えない謎解きに意味はない。葛城よ。学べ。そして良い探偵になれ。  殆どの真相は見抜けなかったというのが正直な感想。小出が財田絡みなことはわかった。久我島の殺人もわかった。貴之と文男とつばさの正体はわからなかった。利き手!!気づきたかった。そして、〈爪〉の正体。煤をつけていたのは田所、葛城、飛鳥井、久我島の4人。絵を持ち込めるのは久我島のみ。書斎の額に拘りすぎた。もっと多角的に判断する必要があった。さらに、飛鳥井の真意。久我島のアリバイや〈爪〉の心理の説明がやけに多かったことの意味、久我島の心理などは全く見抜けなかった。悔しいなぁ。

Posted byブクログ

2023/06/05

人気作家  個人的にはトリックや登場人物にツッコミどころが 多く感じた 行間が汲み取れず頭悪い私には流れついていけない 残念

Posted byブクログ

2023/05/18

勉強合宿から抜け出した高校生2人が、敬愛する小説家の館に向かう途中で雷による山火事に遭遇し、火が迫っていく中で山頂にある館へ避難。そこで待ち受けていたのは館に住むつばさの圧死体。殺人か、事故か。 ストーリー設定と物理トリックは面白いと思いましたが、登場人物のキャラクターが好きにな...

勉強合宿から抜け出した高校生2人が、敬愛する小説家の館に向かう途中で雷による山火事に遭遇し、火が迫っていく中で山頂にある館へ避難。そこで待ち受けていたのは館に住むつばさの圧死体。殺人か、事故か。 ストーリー設定と物理トリックは面白いと思いましたが、登場人物のキャラクターが好きになれず、内容もどこかライトノベル風で後半に向けて失速していく感じがしました。 解決編に関してもごちゃごちゃ詰め込み過ぎていてスッキリとせず、読後感として、ミステリーというよりヒューマン小説のような作品に思いました。

Posted byブクログ

2023/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

第1部が長い!第1部が200ページほどあって、2部は150ページ、第3部は40ページ程で章分けて読むタイプではなかった。 メインは葛城と田所の高校生探偵・探偵助手ペア。この話のほとんどは田所視点で紡がれる。 つばさが吊り天井の部屋で殺害されるところや、館で再会した田所の憧れの女性、飛鳥井が探偵をやめた理由等読みどころが多くちりばめられていた。その中で全く関係性のない物事と思っていたものが繋がった瞬間、鳥肌がたった。 またこの話、謎が多すぎる! 続々と謎が暴かれていく場面は正直目が回るほどだった。 この話は、探偵にとって助手がどんなに大切な存在なのかがしみじみと描かれている作品だと感じた。 探偵は謎を暴くことはできるが、万能ではない、ちゃんと弱みのある人間だというのがよく描かれてた。 正直、トントン拍子に真実が暴かれていって、読んでいて疲れたけど、読み応え抜群の作品だった!

Posted byブクログ

2023/05/10

 筆者の作品は読んだ事が無かったが、「館」と書いてあるとどうしても手に取ってしまうという程に僕は毒されており・・・。当時購入し読み終えた作品(レビューに時間が空いています。) クローズドサークルで館の隠し要素がある部分には綾辻行人に通じる魅力を感じ、山奥に引き篭もったミステ...

 筆者の作品は読んだ事が無かったが、「館」と書いてあるとどうしても手に取ってしまうという程に僕は毒されており・・・。当時購入し読み終えた作品(レビューに時間が空いています。) クローズドサークルで館の隠し要素がある部分には綾辻行人に通じる魅力を感じ、山奥に引き篭もったミステリー作家、潜む殺人鬼、屋敷の大火事、どんでん返しとあらゆる要素をこれでもか!とくどい程意欲的に盛り込み、最後纏め上げ完結。と見ていて忙しい作品だが、なぜかサラッとした印象をもってしまった。  それぞれの人物達には腹に添えた思惑があり、そう言ってた部分の人間のいやらしさにも期待したが、物足りなかった。  残念だったのは、個人的だが、当時人物達の作内でのリアリティな部分(生きる気力や生々しさ)が物足りない印象があった事(実際に余り記憶に残ってない)だ。  「館」を冠する事による弊害、奇想天外であり、悍ましい印象がどうしても付き纏い、足を引っ張っているのでは。と。

Posted byブクログ

2023/04/30

若手作家の阿津川辰海さんによる、高校生の探偵コンビが主人公の新たな「館シリーズ」。 天変地異(今回は落雷による山火事)によってクローズド・サークルと化したお屋敷で殺人事件がおこり、 脱出か?事件解決か?のタイムリミットが迫るって感じ。最近だと「方舟」のこの系統だけど、やっぱり新し...

若手作家の阿津川辰海さんによる、高校生の探偵コンビが主人公の新たな「館シリーズ」。 天変地異(今回は落雷による山火事)によってクローズド・サークルと化したお屋敷で殺人事件がおこり、 脱出か?事件解決か?のタイムリミットが迫るって感じ。最近だと「方舟」のこの系統だけど、やっぱり新しいなという印象。 高校生探偵の名推理、探偵であることを諦めた元天才探偵との推理合戦、意外な展開からのどんでん返しと畳みかけてくるのが凄い! 高校生が「探偵とは生き方である」ってポリシーがあって、真実を探求するあまり突っ走りがちになるのを、 ワトソン的存在の男子がハラハラ見守るって言う、ふたりのコンビが良かった。 荒削りな感じも魅力的で、続編の「碧海館の殺人」も楽しみになってきました!

Posted byブクログ

2023/04/14

傑作本格ミステリ。火災によってクローズドサークルとなった館。名探偵による推理。衝撃のどんでん返し。見事に裏切られた。すべての謎が解かれ、真実が明らかになったとき、名探偵に悲劇が襲いかかる。

Posted byブクログ