縁 の商品レビュー
短編集…かと思いきや登場人物が少しずつ繋がっているチェーンストーリ。基本的にいい人ばかりだけど、見栄とかエゴとか妬みとかで暗い方へ引き込まれそうになる。最終的にはどの主人公も明るい方に戻れてホッとした。
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連作短編集。「縁」は、細くて、本人達も気づいていないけれど、つながっている。そして、みんな、「正しい」方へ歩き出した。よかったねと言うには苦い人もいるけれど、この先にいいことがありますように。筧ハイツの住人が登場。他のお話も並べて関係図とか作ってみたくなります。
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好き あいも変わらずこの感想である 今回はちょっと踏み外しそうになる人たち(いやちょっと踏み外しちゃった人含む)が繋がっていく連作短編集 後ろに行くほど踏み外し度が大きくなっては行くけどもちょっとのことがきっかけでぎりぎり舞戻ってこれた人たち ちょっとのことを感じて軌道修正...
好き あいも変わらずこの感想である 今回はちょっと踏み外しそうになる人たち(いやちょっと踏み外しちゃった人含む)が繋がっていく連作短編集 後ろに行くほど踏み外し度が大きくなっては行くけどもちょっとのことがきっかけでぎりぎり舞戻ってこれた人たち ちょっとのことを感じて軌道修正してみるってことが大事なんだと思う 戻って来れるうちにちょっとを疎かにしない 気をつけよう
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人が発する言葉や動作、些細な事にもその人なりの背景があるんだなぁ。 生きるのは楽じゃない、でも生きてみよう、歩いてみよう…真っ直ぐに。小野寺さんの小説はいつもそんな事を想わせてくれる。
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ひと を読んで著者に興味が沸き、読んでみました。 やっぱり人のあたたかさを書くのがうまい。 最後まで読んで良かったなぁと思えました。
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登場人物の一部が重なり合う連作の5短編 途中で嫌になって時間が掛かったけど読んで良かった。 ①霧:生きづらいねえ、と思いながらホッとする ②塵:うわぁ、ヤな女、こんな奴でも奴なりの幸せが、来ないんだろうなあ ③針:幾つになっても悩み尽きず ④縁:人生がけっぷち ⑤終:予定調和と言ったらなんだけどホッとする 作品紹介・あらすじ-------------------------- 人と人はつながっている。 たとえ、どこの誰だか知らなくても。 2019年本屋大賞第2位『ひと』の俊英、会心作! 「親御さんと、こう、親しすぎるんじゃないかと」 室屋忠仁、38歳。少年サッカークラブでコーチのボランティアをしていたが。 「こんなふうになるからもう無理だってこと」 春日真波、28歳。デート中、鈍い彼氏にきつくあたってしまったら。 「おれなら土下座だってしますけどね」 田村洋造、52歳。25歳の息子が女子高校生と付き合い、その父親に呼び出されて。 「何とかするよ。百万で、いいかな?」 国崎友恵、52歳。息子の就職の口利きのため、お金が必要に。 人は人を傷つける。けれど、予期せぬ「縁」がそれを救うこともある。 地味だからこそ心にしみて、ホッとする。 疲れたときこそ読んでほしい、あたたかな読後感!
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いろんな思うことがあったんだろうな。一線を越えず踏みとどまった田村さん。複数の人物が出てきた短編連作、全ての話がその登場人物ごとに繋がっていく。そして、最終的には田村さんと春日さん。「味噌煮込みうどんを一緒に食べに行きましょうよ、少しも疚しくないお友だちパパとして」安堵のうち、み...
いろんな思うことがあったんだろうな。一線を越えず踏みとどまった田村さん。複数の人物が出てきた短編連作、全ての話がその登場人物ごとに繋がっていく。そして、最終的には田村さんと春日さん。「味噌煮込みうどんを一緒に食べに行きましょうよ、少しも疚しくないお友だちパパとして」安堵のうち、みんな幸せになれという思いで読み終わった。
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全てが違う目線だけど、結局は繋がってた。 その人それぞれ、見方や価値観は違うけれどそれを認め合って、支え合うのが人間なんだよな 誰一人として同じ人には出会えないから
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109最初は短編と思って読み始めたけど、視点を変えて主役も変えて、えてしてこう言う作品はこんがらがる傾向にあるけどスッキリ繋がりまとまって、気持ちがあったかくなる。最近ヒット作ばかりで楽しみです。
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* ひと、まち の作家さんです 人が悩んだり、道を外しかけたりする事を 自然に表現して見せてくれます。 そして、ごくごく普通のどこにでもいる 人の中にある狡くて悪い気持ちを描きながら、 同居する正しい心を話に起こしてくれます。 読後に温かい気持ちにさせてくれます。
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