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罪と祈り の商品レビュー

3.4

91件のお客様レビュー

  1. 5つ

    11

  2. 4つ

    25

  3. 3つ

    39

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

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2020/12/29

捜査パートと犯行パートが時代を超えて交互に展開されるので、犯人と犯罪の全貌は予測できる。 それ故にどんな結末を迎えるのか、半ば怖くなりながら引き込まれてどんどん読み進められるのは流石の筆力。 それなのにこんな終わりかたかよ〜〜(T ^ T) 結局動機が全然理解・納得できない。

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2020/11/10

読み応え十分。バブル期の社会状況が生み出した犯罪なんだろうか。伏線が様々に張られ心理描写も丁寧に描かれている。それでも地上げの影響で亡くなった人の為に社会を憎み、その報復が誘拐という答に至る過程はいただけない。

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2020/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

一言で簡潔にいうと、 『みんな一回地元から離れなさい』 近くて濃すぎる。 もっと広い視野を持ってみたら あれ?この人よりもっと素敵な人いるな、とか もっともっと理不尽な目に遭ってたり、 自分じゃどうしようもないことがあるってことに 誰か1人でも気がついてたかもしれない。 これが中学生が起こしたことなら まぁしょうがないと思うかもしれないけど、 全員大人だからね… しかも家庭があったりする人もいるからね… 正気かい?と思うよ。 巻き込まれる家族はたまったもんじゃないよ。 仲間を救うって、そういうことなのかな?と思う。 敵討ちはもっとクレバーなやり方しないと 結局みんな不幸になってるじゃんか…。 大体一企業に対する復讐が 何故一個人の社員に向かうのかが意味不明。 せめて狙うなら社長だろうよ。 社員狙って何になる。 そもそものきっかけが全然共感できないから 読み終わっても『うーん…』としか思えなかった。 ただ意外だったのは誰も身代金に手をつけなかったこと。 私はてっきりあの爺さんがネコババしたことによる 仲間割れが勃発すると思ってたわ。 一癖も二癖もあるので、 残された方を黙って殺めるだろうと思ってたし。 本当に孫思いの良い人(?)だったのね…ごめんなさい。

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2020/10/23

読み始めたらとまらなくて、一気に読んでしまった。 なのだが、、、。救いのない話だった。  終わり方が「なんだか~」だし、いろいろ納得いかないわ~ なんでそんな計画たてたのか、みんな馬鹿だよ。 小室~おまえのせいだ~って思ったんだけど。小室以外はそんなに親密じゃないよね。 下町の...

読み始めたらとまらなくて、一気に読んでしまった。 なのだが、、、。救いのない話だった。  終わり方が「なんだか~」だし、いろいろ納得いかないわ~ なんでそんな計画たてたのか、みんな馬鹿だよ。 小室~おまえのせいだ~って思ったんだけど。小室以外はそんなに親密じゃないよね。 下町の絆ってやつなのか?時代の闇ってやつか。なんだかな~ 紗織に至っては辰司といたいからって動機がつよいし、どうも好きになれなかった。てか道之介は何者なの?カタギじゃないよね。

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2020/10/17

ちょっと導入でもたついて読むのやめそうになったけど、中盤からはいつもの貫井さんの哀しい伏線を感じさせるテンポに。 貫井さんの本は、なにげに子どもが絡む事件が多くて、それも含めて辛い。

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2020/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なんで復讐が誘拐事件になるのか? もっと他の方法はなかったの? もし誘拐した子供が死ななくてお金が手に入り作戦が成功したら 5人は変わってしまっただろうと思う。 我が子を餓死させた友人の夫のようになったのでは? お金は人を変える。 我が子を餓死させた友人に同情する気持ちも分からない。 どんな理由であり我が子殺し。 その友人も主人公の父ふたりも自殺してしまって綺麗事にする。 自殺する前に真実を話すべきや。 逃げただけ。 最後の終わり方もモヤモヤした。

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2020/10/04

バブル期、現実社会でも色々な問題があったのでしょうね。 人情味が深い下町での出来事なので気持ちは分かるのです。 それだけに読んでいくうちに辛くなりました。

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2020/09/06

最後の展開がある程度予想出来たのと、それぞれの登場人物にあまり感情移入出来ないまま読み終わってしまい物足りなく感じた。

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2020/08/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語としては、先が気になり、一気に読み進めてしまう魅力があった。 さくらが誰であるのか分かった時の驚き。 面白い作品ではあったが、それでも、なぜ復讐が子供の誘拐だったのかな、2億円は大きな痛手にはなるとしても、繁盛してる不動産会社にとって、そこまで大打撃を受けることではないよな、 と思うと、 人のことばかり気をかける優しい人である智士が思いつき、辰司が計画して協力して起こした事件としては、どうしても、何でなんだろう、と言う気持ちが残ってしまった。 ただ、世の中には、法律で裁けないけれど、人として許せないことは沢山あるし、力を持たない弱いものは踏みにじられても仕方ないのかと言う怒りは沢山ある。この小説での不動産会社の存在。そんな存在への怒りは、すごく共感した。

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2020/08/26

なかなか重い話だった。 過去の父の物語と、現在の息子の物語、それぞれの親友。 その構成がよかった。 もっと違う結末でいてほしかったと思ってしまうくらい、不運も重なり、なんともせつなくて、悲しい展開。 時代のせいにしてしまえばそれまでだけど、やはり、罪は罪。祈りとは… 色々...

なかなか重い話だった。 過去の父の物語と、現在の息子の物語、それぞれの親友。 その構成がよかった。 もっと違う結末でいてほしかったと思ってしまうくらい、不運も重なり、なんともせつなくて、悲しい展開。 時代のせいにしてしまえばそれまでだけど、やはり、罪は罪。祈りとは… 色々なとらえ方があって、考えさせられるタイトルだと、読み終わってから強く思った。

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