罪と祈り の商品レビュー
タイトルが全てを著している。 文章力なんだろうな… 全て納得できる。 親の時代と子の時代を交互に描く事で、徐々に全てが明らかになる。 意外性もあり、ラストも申し分ない。
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完全犯罪……未解決誘拐事件…… バブルに沸いたあの時代、天皇が崩御したあの日、何かが起こった……それから数十年が経った今、元警察官が隅田川で死んでいるのが発見された。 側頭部に殴られた跡が、、、誰に殺されたのか?なぜ隅田川なのか?時代を行き来しながら、展開され、ほつれていた糸が、...
完全犯罪……未解決誘拐事件…… バブルに沸いたあの時代、天皇が崩御したあの日、何かが起こった……それから数十年が経った今、元警察官が隅田川で死んでいるのが発見された。 側頭部に殴られた跡が、、、誰に殺されたのか?なぜ隅田川なのか?時代を行き来しながら、展開され、ほつれていた糸が、次々と明らかになる事実により、ほどけていく。 最も切なく悲しい事件、、、時代に翻弄され、小さな嘘に躓き、思わぬところで元に戻ることに……
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現在を息子たち、過去を父親たちの視点で語られながら物語は進んでいく。読みやすく、とても面白かった。 お父さんたち、ちょっと考え方があさはかだよ。事件は大きいのに動機がそのサイズに合ってないんじゃないの。こんなに大事件起こすほどの動機とは思えない。そして、死人が多すぎる気がする。 ...
現在を息子たち、過去を父親たちの視点で語られながら物語は進んでいく。読みやすく、とても面白かった。 お父さんたち、ちょっと考え方があさはかだよ。事件は大きいのに動機がそのサイズに合ってないんじゃないの。こんなに大事件起こすほどの動機とは思えない。そして、死人が多すぎる気がする。 全体的に暗い雰囲気で、読了感はあまり良くなかったためか、読み終わったらちょっと凹んだ。
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73二つの大きな時代の狭間で翻弄される父と子。謎解きとしては物足りないが世代を超える親子二代の物語としては大作でした。最後の謎解きとエンディングはちょっと安易にすぎるけど。
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オビ裏にある「貫井徳郎史上、最も切なく悲しい事件」の言葉に、読む前から心折れそうになりつつも、読み出したら止まらないのが貫井徳郎作品のパワーですね。 警察官の濱仲辰司とその親友である芦原智士、そしてその息子たちでありやはり親友の亮輔と賢剛。 辰司が殺された事件をきっかけに、息子...
オビ裏にある「貫井徳郎史上、最も切なく悲しい事件」の言葉に、読む前から心折れそうになりつつも、読み出したら止まらないのが貫井徳郎作品のパワーですね。 警察官の濱仲辰司とその親友である芦原智士、そしてその息子たちでありやはり親友の亮輔と賢剛。 辰司が殺された事件をきっかけに、息子たちは父親たちの過去に目を向けることになります。 父親同士とその息子同士の物語が、過去と未来を行きつ戻りつしながら進んで行き、「最も切なく悲しい事件」が姿を表します。 読者として客観的に見つめていると、結構たやすく予想できる悲劇だけに、読んでてほんとやるせなかったです。 物語の終わりで、息子たちはそれぞれの父親に対して、全く違った思いを抱くのですが、そのどちらもが、まさにこの本を読み終えた読者全員の気持ちを表しているように感じました。
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ある警察官の死から物語は始まります。 舞台は浅草。今も人と人の繋がりが濃い 下町です。 そんな下町で生まれ育った二人の青年が その警察官の死に疑問を抱きます。 二人の青年の一人の父親が、死んだ警察 官であり、その警察官の親友もまたもう 一方の青年の父親なのである。 現在進行...
ある警察官の死から物語は始まります。 舞台は浅草。今も人と人の繋がりが濃い 下町です。 そんな下町で生まれ育った二人の青年が その警察官の死に疑問を抱きます。 二人の青年の一人の父親が、死んだ警察 官であり、その警察官の親友もまたもう 一方の青年の父親なのである。 現在進行の警察官殺しの犯人捜査と、バ ブル真っ只中の浮かれた状態であった日 本でもあった青年の父親達の若き日々。 2つの物語が交互に章立てされて、徐々 に過去と現在がつながっていく時、真実 が明らかになります。 単なる謎解きストーリーではなく、人は 正義に対してどうあるべきかを強く問い かける一冊です。
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前半でやめかけたが、最後は飛ばしながら読んだ。 重い感じだが、なんかスッキリしない。登場人物の名前が、時代に合ってない。
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誰一人として感情移入できず。 友情というものを書きたかったんだなぁと冷めた目で読み進める。貫井さんに期待しすぎたかも。
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お話としては面白かったが、いろいろと突っ込みどころが満載で、あまり完成度が高いとは思えなかった。過去と現在を交互に語っていく手法とその語り口は流石だったが、時代への怒りを示すための方法論が身代金要求の誘拐という発想になることがまず理解できなかったし、そのためだけに突如として現れる...
お話としては面白かったが、いろいろと突っ込みどころが満載で、あまり完成度が高いとは思えなかった。過去と現在を交互に語っていく手法とその語り口は流石だったが、時代への怒りを示すための方法論が身代金要求の誘拐という発想になることがまず理解できなかったし、そのためだけに突如として現れる道之助という人物にも鼻白んだ。誘拐事件の進行があまりにもスムーズ過ぎるし、智士の死の必然性が納得できなかった。物語中ではかなりの重責を担うはずの彩織の人物造形が不十分だと感じたし、それはその他の女性登場人物にも同様に感じた。明かされる辰司の死の状況にもなんだかなぁという印象。総じて、いろいろな場面においての説得力がひどく欠けた物語であった。残念です。
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捜査パートと犯行パートが時代を超えて交互に展開されるので、犯人と犯罪の全貌は予測できる。 それ故にどんな結末を迎えるのか、半ば怖くなりながら引き込まれてどんどん読み進められるのは流石の筆力。 それなのにこんな終わりかたかよ〜〜(T ^ T) 結局動機が全然理解・納得できない。
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