罪と祈り の商品レビュー
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このミス2020に出てたから読んでみた。 重いというよりは深い。 警察官だった父が殺された亮輔。亮輔の父に憧れ警察官になった賢剛。舞台は浅草。 現代の「亮輔と賢剛」。父が何故殺されたのか、亮輔の父の自殺に関連あるのでは、と調査を始める亮輔と警察で捜査を始める賢剛。 バブル期の「辰明と智士」。父の時代の浅草は地上げ旋風。不動産屋の嫌がらせがもとで命を落としたり、生活を狂わされたり。警察は何もしてくれない、できない。ある犯罪を企てる。 交互に話が進む。熱にうかされたバブル期の雰囲気がとても出てる。普通に考えればダメなのに決断してしまったところとか。 辰明や智士は死ぬことによって解放されたのかもしれないが、犯人も浮かばれないんだよな。連鎖しちゃってる。 死んだ父に幻滅を感じる亮輔。仕方ないと思う賢剛。二人の意見は合わないが、10年後にまた会おう。
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途中までは、また救いがなさそうだ・・・って思いながら読んでいたけど、意外と爽やかに終わった。 バブルの時代は小学生だったから実感ないけど、たしかにひどい時代だったんだろうな。 さくらさん、誰だろーって思っていたけど、なるほどね。 爽やかに終わった分、ちょっと物足りないような・・・ あと下町ならではのこのつながりの感情はこの時代ならではなのかな。
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うーん、おもしくないことはないはずなんだけど、なんだか生ぬるいというか甘っちょろいというか、もっと闇を掘ってほしかったなぁ あと女のキャラがダメ。 男性の描く女ってどうにも的がずれてるというか、なんかなぁ。 10年後の約束の時、世の中はどんな風になってるんだろうね。
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2人の息子たちの現在と、2人の親たちの過去を交互に描きながら真相に迫っていくストーリー。バブル世代なので、大喪の礼前後の国の空気感、バブル期の浮かれたムードが思い出される。「金で人の心は買えないはずだった、日本はそんな国じゃなかった」という言葉が胸に刺さる。残念ながら今この国の情...
2人の息子たちの現在と、2人の親たちの過去を交互に描きながら真相に迫っていくストーリー。バブル世代なので、大喪の礼前後の国の空気感、バブル期の浮かれたムードが思い出される。「金で人の心は買えないはずだった、日本はそんな国じゃなかった」という言葉が胸に刺さる。残念ながら今この国の情勢に明るい兆しは見えない。息子たち2人が再会を約束する10年後は、どんな国になっているのだろうか。
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誰かの為に 誰かの復讐のために 誰かの為の 正義は存在しないものだと 思う作品でした 貫井作品は「乱反射」と 2作品目でしたが どちらもいい作品だと 思いました
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貫井徳郎の最新作ですが、まさに貫井ワールドの真骨頂と言える人間の闇に迫る内容の一冊でしたね!主人公の無職の亮輔とその親友の刑事の賢剛を主体に展開していきますが、亮輔の父親の謎の死を発端に、亮輔と賢剛の父親で、こちらも共に親友だった辰司と智士の過去の秘密が、それぞれの父親の死に関連...
貫井徳郎の最新作ですが、まさに貫井ワールドの真骨頂と言える人間の闇に迫る内容の一冊でしたね!主人公の無職の亮輔とその親友の刑事の賢剛を主体に展開していきますが、亮輔の父親の謎の死を発端に、亮輔と賢剛の父親で、こちらも共に親友だった辰司と智士の過去の秘密が、それぞれの父親の死に関連していることを、過去の秘密を暴いていき、その全貌がクリアーになっていくという展開でした。過去と現在の話が行ったり来たりして、全ての謎が明らかになり、それをふまえて亮輔と賢剛がそれぞれの捉え方で今後の人生を歩んでいくという人間模様がグッとくるものがありました。
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この話の教訓は、手料理なんか家族以外に食わせるもんじゃないってこと・・・ という下らないことを言いたくなるくらい、つまらなかった。 普通の作家なら3点、貫井さんなら1.5点です。 貫井さん好きなので普通なら4.5点つけるのに。 二時代各2名、4人の男性が主役なのですが、書き分...
この話の教訓は、手料理なんか家族以外に食わせるもんじゃないってこと・・・ という下らないことを言いたくなるくらい、つまらなかった。 普通の作家なら3点、貫井さんなら1.5点です。 貫井さん好きなので普通なら4.5点つけるのに。 二時代各2名、4人の男性が主役なのですが、書き分けられていなくて、誰が誰だかどうでもいい。それでも筋は終えるものの、ご都合主義的な理論で進んでいくので、ついていけませんでした。
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ラストの余韻がとても良いので切れ味は不問にしよう 親友それぞれの葛藤。どっちが向いているのか、溝は10年後埋まるのか。楽しみだね。 ミステリーとしては、登場人物も少なく理解しやすい。つまり、読めてしまう。どんでん返しがあるわけでもなく、ラストの友の別れのためにあるようなサ...
ラストの余韻がとても良いので切れ味は不問にしよう 親友それぞれの葛藤。どっちが向いているのか、溝は10年後埋まるのか。楽しみだね。 ミステリーとしては、登場人物も少なく理解しやすい。つまり、読めてしまう。どんでん返しがあるわけでもなく、ラストの友の別れのためにあるようなサイドストーリーではないかとすら思うような軽さ。でも久しぶりのミステリーは楽しかった。
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死に場所を選んで生きる因果応報 - 貫井徳郎「罪と祈り」 ★★★☆☆ 2つの時代を4人の主人公が語る形式。複雑なのに整理されて読みやすいです。ただ、登場人物が多い順のでそのへんが大変です。多すぎるが故にタネあかしのときにポカンとしてしまった。あぁそうかあっち系のネタだったか。も...
死に場所を選んで生きる因果応報 - 貫井徳郎「罪と祈り」 ★★★☆☆ 2つの時代を4人の主人公が語る形式。複雑なのに整理されて読みやすいです。ただ、登場人物が多い順のでそのへんが大変です。多すぎるが故にタネあかしのときにポカンとしてしまった。あぁそうかあっち系のネタだったか。もう少し丁寧に読めばよかったかー。 動機が雑だしわざわざ移動するのもおかしいだろうと。過去の謎も推測が完璧すぎるのはすこし違和感があるよね。
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過去と現在、親たちとその子供たちが交互に描かれる。物語には引き込まれていく。面白かった。 誘拐という最悪な犯罪を犯す根拠が薄い。今は犯罪を許せないと言いながら、いつか妥協できるっぽい感じのラストはちょっと不満。
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