ラストレター の商品レビュー
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美しい。それが私のこの小説を読んだ感想だ。文章が美しく、読んでいて優しい気持ちになれるというか、時間がゆっくりと流れている感じがした。 文庫サイズの小ささと、表紙のシンプルなイラストが相まって、可愛らしい見た目の本だ。もし部屋に本を飾るとしたら、この本を飾るだろう。 正直、美咲の不遇さには嘆いてしまうし、元夫のことも許せない。でも、それが運命と言ってしまえば終わりなのだが、そういった偶然の重なりが導く出会いというのは素敵だと思った。 誰かに手紙を書いてみよう。そんな気持ちにさせてくれる小説だ。
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将来の夢が浮かばない それでいい 未来には無限の可能性があり 無数の選択肢があるということ 響きました
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ずっと想い続ける気持ちがスゴいと言うか、女々しくもあり... 面白かったですが、そこまで想っていたのであれば何故⁉︎ 未咲さんも何故その選択⁉︎ 裕里さんも一体どうしたいの⁉︎ でも、なんだかんだジーンとして良かったです。
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映画を見る前に読んでみた。 全体的に悲しい感じが最初から最後まで続く。 みんなを引き合わせるために未咲が亡くなったことにも 何か意味があるというような箇所があったが、 僕にはよく理解できなかった。 映画を見て再度、内容を理解してみたい。 2022.02.14 映画を鑑賞 役者の...
映画を見る前に読んでみた。 全体的に悲しい感じが最初から最後まで続く。 みんなを引き合わせるために未咲が亡くなったことにも 何か意味があるというような箇所があったが、 僕にはよく理解できなかった。 映画を見て再度、内容を理解してみたい。 2022.02.14 映画を鑑賞 役者の演技が良かったのか音楽もよくて泣けた。
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ああ、人生とはなんという奇遇の連続で成り立っているのだろう。なんという巡り合いの積み重ねによって出来上がっているのだろう。 75億分の1を失ってしまった。 不意に振り返ってしまう過去は何色の明日を描いてくれるの。 さよならにはそう簡単に強くはなれない。
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映画の予告編を見て感動し、本編を見ぬままロードショーは終わってしまい、半ば仕方なく原作を読んだ。 予告編から、ヒロインの死は明かされながらも、若き日の出来事に対する後悔を背負って生きている主人公の話なんだろうな、と勝手に解釈していた。それは間違いではなかったが、ストーリーはもっ...
映画の予告編を見て感動し、本編を見ぬままロードショーは終わってしまい、半ば仕方なく原作を読んだ。 予告編から、ヒロインの死は明かされながらも、若き日の出来事に対する後悔を背負って生きている主人公の話なんだろうな、と勝手に解釈していた。それは間違いではなかったが、ストーリーはもっと残酷で、救いがなかった。忘れていた。岩井俊二はかつてリリィシュシュのすべてや、リップヴァンウィンクルの花嫁を世に出した人だった。 ヒロインの遺書の解釈は、たぶん多くの人がしているのだろう。子どもへの遺書を、自分が生きていた証を残すことだと考えると、きっと自分の歴史の中でいちばん輝いていた、大切な思い出を伝えるのだろうと思う。もしそうであるならば、主人公にとっては救いだったろう。そう信じないと、ちょっと耐えられないくらい辛いストーリーだった。
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映画を見てみたかったので、まずは原作を読んでみることに。 手紙のやりとりや、登場人物の置かれた境遇。どれも自分にとっては奇妙なもののように思えたが、大人になるというのは、そういった煩雑さを抱えていかなければならないのだろうか、と思った。 全体を通して読みやすい物語だった。 最...
映画を見てみたかったので、まずは原作を読んでみることに。 手紙のやりとりや、登場人物の置かれた境遇。どれも自分にとっては奇妙なもののように思えたが、大人になるというのは、そういった煩雑さを抱えていかなければならないのだろうか、と思った。 全体を通して読みやすい物語だった。 最後の答辞はもうすぐ旅立ちを迎える自分の状況と重なり、涙を誘われた。
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昨年、映画を観た時からいくつかのシーン、セリフが心に残っていた。たまたま古本屋で見つけたので購入。 1番好きなセリフ 「君のことをどれくらい覚えているか?、、と聞かれたら、それはもうまるで何もかもが昨日のことのように、いや、むしろ昨日のことより鮮明に覚えているかもしれません。」 このセリフだけで未咲への思いの強さが伝わってくる。そして、恋愛に関する記憶ってのは他と比べて消え難い性質もあるのだろう。実際、自分自身に照らし合わせても、数年前の尊くあさましい恋愛の記憶というものは鮮明だった。 あとがき曰く、作中に登場する「未咲」が刊行される可能性があるとか、、楽しみにしています。
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きれいなお話だなーと思った。 ラブストーリーかなと思ってたけど、もっと大きな、人生のお話だった。 阿藤「何かになりたかったオレは、自分から、何者でもないモノになってた」
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「ラヴレター」を読んでからかなり日が経ってしまった。まあ、続き物でもないから、別にいいんだけどね。 前作はちょっとした勘違いから始まった手紙のやり取りだったけど、今回は姉のクラスの同窓会に行った妹が姉に間違われたことから始まる手紙のやり取り。 ちょっとした思い違いや色んな偶然が...
「ラヴレター」を読んでからかなり日が経ってしまった。まあ、続き物でもないから、別にいいんだけどね。 前作はちょっとした勘違いから始まった手紙のやり取りだったけど、今回は姉のクラスの同窓会に行った妹が姉に間違われたことから始まる手紙のやり取り。 ちょっとした思い違いや色んな偶然が重なって進む話は、前作の感想に『良く出来た作り話の印象で(褒めてます)』と書いたけど、今回も全く同様で、まあ、映画にするような話だから、こんな感じで良いと思う。 思えば誰しの人生も自分では意識できない偶然の積み重ねで成り立っているのだろうし、そう思えば、廃校になった校舎の中での鏡史郎と、美咲と裕里のそれぞれの娘たちの奇跡のような出会いもあっていい。 今回も★は甘めだけど、全体の雰囲気は前よりも更に良い感じ。 余談ながら、阿藤と坂江がトヨエツとミポリンっていうのが、月日の流れを感じるな…。
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