ラストレター の商品レビュー
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視点が妹と小説家の主人公でころころ変わるのが印象的だった。 また、美咲の死から始まる斬新な始まりで、どう進むのか疑問だった。 しかし、同窓会から始まって、妹が嘘をつき続ける、主人公は騙された振りをし続けるという展開で、携帯電話を壊され喧嘩になり、手紙を出し合う奇妙な関係になるのは見ていてとても面白かった。 そこから一旦、美咲が死ぬ原因だった男に、「お前は部外者で見ていただけ、それを理由にグズグズ小説家でいるお前に何も言う資格は無い」的なクズ男のくせに正論パンチで殴られて苦しくなる。 だけど、最終的にはハッピーエンドなのが良かった。母校で妹の子供たちと出会って、手紙を見て、お互いにちゃんと好きだった純愛だと分かり、前向きに終わって良かった。美咲がとても魅力的に描かれていて、人間的に好きだった。
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映画としてぴったりな作品だと思う一方で、小説としてはハマり込めなかったのが正直なところ。何でだろう…。
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ただただつまらなかった 主人公を含む全ての登場人物よ気持ちや状況に全く感情移入できなかった 文章も中身がなく、テンポが悪い 誰も救われない、という点が、亡くなった、失ってしまった人への気持ちの落とし所なのかな、とこの本を読んで思いました 想いを馳せる、できることはそれしか...
ただただつまらなかった 主人公を含む全ての登場人物よ気持ちや状況に全く感情移入できなかった 文章も中身がなく、テンポが悪い 誰も救われない、という点が、亡くなった、失ってしまった人への気持ちの落とし所なのかな、とこの本を読んで思いました 想いを馳せる、できることはそれしかなくても、亡くなった人の気持ちには、本当には寄り添えない そんな事を言われた気がしました
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ラヴレターは原作も映画も好き。この作品は映画も知らなかったが文庫本の裏に「ラヴレターから24年の時を経て贈られる岩井美学の到達点」とあったので気になって読むことに。 自分がラヴレターを読んだころから年を取ったから、現実離れしてるな…と全く入り込めなかった。途中出てきた編集さんと...
ラヴレターは原作も映画も好き。この作品は映画も知らなかったが文庫本の裏に「ラヴレターから24年の時を経て贈られる岩井美学の到達点」とあったので気になって読むことに。 自分がラヴレターを読んだころから年を取ったから、現実離れしてるな…と全く入り込めなかった。途中出てきた編集さんと同じ感情。
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ジャンルとしてはラブストーリー何だろうと思う。 夢を追いかけ続け、今あきらめようとしている中年男性が主人公。 過去の恋愛を引きずったままで、ひょんなことから彼女の妹とのやり取りが始まる。 彼女は既に他界しているけれど主人公はそれを知らない… ん… 言葉にしてしまうとなんだかね。...
ジャンルとしてはラブストーリー何だろうと思う。 夢を追いかけ続け、今あきらめようとしている中年男性が主人公。 過去の恋愛を引きずったままで、ひょんなことから彼女の妹とのやり取りが始まる。 彼女は既に他界しているけれど主人公はそれを知らない… ん… 言葉にしてしまうとなんだかね。 大切なものを失った時の喪失感とか理解できないわけではないのだけれど、なんだか後味がよくない。 登場人物の誰にもいまひとつ心を寄せることができなかったのが理由だろうか… 喪失感を誰よりも感じていたのは多分彼女の子ども達だろうね。 映画はきっと美しい景色と雰囲気で素敵な映像になっているんだろうなぁ…とは思うものの見たいとは思わなかったな。
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これから出会う大切な人。もう出会っている大切な人との時間も、それぞれが多くの選択をしてきた結果であり、それらがうまく奇跡のように噛み合い出会うことができたのである。そんな風に日々起きる出来事に対しても思うことができ、過ごすことができたら幸せだ。そうでありたい。 主人公乙坂、 ずっと好きだった人、 その妹、 好きだった人の娘。妹の娘、 好きだった人の旦那、 君が死んでから進み始めた物語。 好きだった人の娘から、あなたがお父さんだったら良かったのに。なんて言われたら、どんな気持ちだろう。。辛くどうしようもない気持ちに涙が出た。
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映画は見てない。そういや映画そのものを最近見てないな。。。 映画ならでは、小説ならではなのかもしれないけれど、そういう場面に出会うことはあるのかなぁ。。。
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読了。 読み終えた後の感情が気持ちいい。 読むにつれて段々と伏線が紐解かれる。 最後の章と最初がリンクし、この物語の意味がわかった気がする。 映画もぜひ見てみたい。
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キモいのが読みたいと言ったら渡された本 初恋の人になりきり、かなり一方的な八つ当たりをする妹が序盤までキモかったが、君の死によって主人公が変わって行く物語
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読書感想文ちっくに書いてみる。以下↓↓↓ 1人の人間の死が絡む、とても心苦しくて重たい内容だったけど、タイトルに惹かれて映画を鑑賞し、小説を図書館で見つけて、より内容に気になり読み出した次第。「ラストレター」というタイトルの意味が映画だけだとイマイチ掴めなくて、小説で再読し、この意味合いが、残した家族に向けての遺書(中学卒業代表答辞原稿であり、主人公の初恋相手、未咲の生きる為の糧になっていた大切な時間・思い出、そして、子供達にもその時間を大切にしてほしいという願い)と、ラストレターという小説を書くことによって、主人公の僕から君(未咲)に宛てた最後のラブレターである事が理解できました。 小説を読んで、より映画のキャスト陣の人選の素晴らしさにも気づきました。 主人公の恋敵である、阿藤陽市役を豊川悦司さん。 小説から連想する人物像のイメージ・雰囲気、対峙する僕役(福山雅治さん)との力関係のバランスも最適でした。 映画と本の演出の細かな違い(例えば、①同窓会から裕里(初恋相手未咲の妹)を追いかけたのは僕であったり ②主人公は小説家で生計を立てている ③瑛人がそよか裕里の娘)の弟という設定、 ④スマホを洗濯機で壊したシーン→浴槽に投げて水没 ⑤宗二郎(裕里の夫)の職業→漫画家 ⑥僕→生物部・裕里に会う ⑦文芸界の飲み会→無し ⑧加藤兄弟(小5)→いた・犬のお手柄で昭子(裕里の義母発見・ぎっくり腰で先生(昭子の恩師)宅から緊急搬送(裕里付き添い)・搬送中に転んで先生骨折 はあったものの、セリフはほぼ忠実に再現されていました。 主人公の未咲に恋焦がれる熱量=小説を書く原動力、阿藤との対峙による自分の無力感・敗北感・やるせなさ、未咲を失った喪失感・深い悲しみを共有したように、深く心を揺さぶられました。又、僕と裕里、娘たちとの文通のやりとりが、表現の仕方・感じ方等、個人的にとても面白いと思いました。
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