ラストレター の商品レビュー
きっと、読み手の歩んできた人生によって受け止め方が変わる小説なのだと思う。 残念ながら、私はまだ「これだ!」という自分が夢中になれるものを見つけられていないのでもやっとした気持ちで読み終えた。無限の可能性を秘めた若者や、夢を追いかけている人、それを応援している人々にはきっともっと...
きっと、読み手の歩んできた人生によって受け止め方が変わる小説なのだと思う。 残念ながら、私はまだ「これだ!」という自分が夢中になれるものを見つけられていないのでもやっとした気持ちで読み終えた。無限の可能性を秘めた若者や、夢を追いかけている人、それを応援している人々にはきっともっと感じるものがあるのだろう。 20年後の自分が読んだら、また違う感想になるだろう…なっていて欲しい。
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文体があんまり好きじゃなくて粗筋をネットで調べて読み終えた本。主人公が死んだ姉?妹?になりすましてお手紙を書いて、結局この死んだ姉?か妹のラストレターは卒業式のとき一緒に考えた答辞だった、っていうオチだったと思われます!いや読んでないじゃないか
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最後の場面、バスの中で読むんじゃなかったなぁ、というのが一番の感想です。 終章「遺言」は、今年(2020年春)、特に心に響くように感じました。 映画のある作品とのこと。どんな映像で物語が描かれているのかも気になりました。
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読み終わった後に、スマホを一旦置いて、大切な人に想いを伝えたくなる。手紙を書きたくなる。 とても素敵な本でした。
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『ラストレター』読了。 映画の内容と少し違う設定で読み進めた。 昔の恋人、妹、娘や息子、元夫が故人を巡って思い思いに溢れ出る感情が終盤に向かってぶつかりあう。 手紙を通して訪れる運命の再会が故人の死を絡んでいく。 人の存在感ってすごいな。人との出会いが未来を変えてしまうの、すごく...
『ラストレター』読了。 映画の内容と少し違う設定で読み進めた。 昔の恋人、妹、娘や息子、元夫が故人を巡って思い思いに溢れ出る感情が終盤に向かってぶつかりあう。 手紙を通して訪れる運命の再会が故人の死を絡んでいく。 人の存在感ってすごいな。人との出会いが未来を変えてしまうの、すごくない… 小説での感じ方が映画を観た時と少し違ったな…手紙のやり取りも良かったけどね。登場人物たちの溢れ出る感情の大きさがすごかった。 2020.3.24(1回目)
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映画を観た後に読んだけれど、また映画が観たくなる。 その後は、少し時間をおいてまた本に。 多分、そうすると思う.
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今年封切りされる映画の原作。ラブストーリーなのだけど、現在と過去(中学生時代)、彼女と妹という時間的にも人間関係的にも少し複雑で、手紙という媒体のやり取り(しかも、ストレートでないやり取り)で、状況の理解が進んでいくというのはいかにも映画的な作品であることを感じた。原作が岩井監督ということで、先に映像ありきなんでしょう。 主人公にとっては彼女の存在はとても大きくて、大学時代に一時期付き合っていた時期があるわけだけど、それ故になのか初恋の相手でありながら、忘れられない存在に。彼女の気持ちは終始不明。そして中学時代は彼のことを好きだった妹の気持ちも今は判らない。主人公だけが女々しく忘れられないのかと思いきや、ラストレターの形で届けられたメッセージから主人公への想いが伝わってきたような気がする。とても遠回りで、ストレートでない分、何か不思議な魅力が感じられる作品なのではないかと思った。
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映画を先に観てからこちらを読んだのですが、映画と少し異なりほぼ主人公目線の語りになっていて、映画で描かれていない部分も知ることができました。 そして読んでみてあらためて映画のキャストの素晴らしさがわかりました。原作以上の魅力が出ているように思いました。
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手に取ったのはかなり前なのですが、ようやく読み切りました。岩井俊二さんの小説は、ホントに久しぶりで、不思議な透明感のある作品でした。高校生の頃や大学時代とそこから時間を大きくあけた今の繋ぎ方って色々あると思うのですが、妙に共感できる作品でした。 少し時間をあけて、もう一度読みたい...
手に取ったのはかなり前なのですが、ようやく読み切りました。岩井俊二さんの小説は、ホントに久しぶりで、不思議な透明感のある作品でした。高校生の頃や大学時代とそこから時間を大きくあけた今の繋ぎ方って色々あると思うのですが、妙に共感できる作品でした。 少し時間をあけて、もう一度読みたい本です。
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