ラストレター の商品レビュー
再読。何十年もずっと想い続けている人がいるなんて.....。手紙を通してのやり取りもステキで、LINEやメールとは違った手紙のよさを改めて感じた。未咲はなぜ自殺したんだろう。未咲は鏡史郎のことをどう思っていたんだろう。よく分からないこともある。廃墟になってしまった母校で鮎美と颯香...
再読。何十年もずっと想い続けている人がいるなんて.....。手紙を通してのやり取りもステキで、LINEやメールとは違った手紙のよさを改めて感じた。未咲はなぜ自殺したんだろう。未咲は鏡史郎のことをどう思っていたんだろう。よく分からないこともある。廃墟になってしまった母校で鮎美と颯香と出会ったのは偶然ではなくそれぞれの選択した行動から生まれた必然だと思う。最後に未咲が子ども達に遺した手紙、遺書が未咲と鏡史郎が2人で作った卒業式の答辞だったとは.....。未来への希望にあふれているステキな内容で心に残った。鏡史郎が書いた「未咲」という小説も読んでみたい。
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映画が大好きなので、本をたまたま近所の古本屋で見つけて購入。読んでみた。 やはり作家ではないから書き方とか描写が人気作家に比べると素朴というか、シンプルな感じがした。 映画とは少し違う部分があったのか、自分が理解できてなかっただけでそのままなのか、もう一度映画を観て確認しなけ...
映画が大好きなので、本をたまたま近所の古本屋で見つけて購入。読んでみた。 やはり作家ではないから書き方とか描写が人気作家に比べると素朴というか、シンプルな感じがした。 映画とは少し違う部分があったのか、自分が理解できてなかっただけでそのままなのか、もう一度映画を観て確認しなければ。 本が薄くてサラッと読めた。
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自分もどうしようもなく忘れられない人がいるので、主人公邇感情移入してしまった 昔に固執せず、進まないといけないがそれはそれとして縋っていたいものもあると思う
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過ぎた日々は二度と戻らず、死んだ者は二度と帰らない。どう足掻いても、人生はやり直せず、死んだ者とは会うことが叶わない。だからこそ、人は、悔恨や苦い記憶があっても、過去に郷愁を感じ、亡き者に思慕の情を抱くのかもしれない。中学の同窓会に出た鏡史郎。彼は、初恋の人・美咲の振りをしている...
過ぎた日々は二度と戻らず、死んだ者は二度と帰らない。どう足掻いても、人生はやり直せず、死んだ者とは会うことが叶わない。だからこそ、人は、悔恨や苦い記憶があっても、過去に郷愁を感じ、亡き者に思慕の情を抱くのかもしれない。中学の同窓会に出た鏡史郎。彼は、初恋の人・美咲の振りをしている美咲の妹・裕里と再会する。なぜ、裕里は姉に成りすましているのか。その真相を知った時、鏡史郎は、自分の生き方に真剣に向き合う。淡々としながらも、人生につきまとう苦しさや、苦しみの中から生まれる光を描いている。
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君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか? そんなことあるかな…と思う気持ちと作家さんならあり得るかもという気持ち 内容的には哀しいお話でもあるけど、さらっと描かれていて重くない。それは、乙坂さんの目線で描かれている事だからかも知れない 時間は戻らないからこそ、過去の出...
君にまだずっと恋してるって言ったら信じますか? そんなことあるかな…と思う気持ちと作家さんならあり得るかもという気持ち 内容的には哀しいお話でもあるけど、さらっと描かれていて重くない。それは、乙坂さんの目線で描かれている事だからかも知れない 時間は戻らないからこそ、過去の出来事やもうこの世にいない存在の神格化 死へ向かう者の話では無くて、死んだ人から始まるストーリー 思い出話って美しいよね 映画を見てからの本でしたが、福山雅治さんが、マチネの終わりにの時とかぶった笑 映画の方も、広瀬すずちゃん、森七菜さん、神木隆之介くんと透明感のあるキャスト揃いで、松たか子さんも好きだからよかったー 裕里の旦那(庵野さん)の存在は本の方がわかりやすく描かれて映画ではマイルドな表現だった気がする。 初めての監督+原作者さんだったけど、こういう場合って本より脚本が先なのかな?ノベライズって扱いなのか、本が先なのか?気になるところではあります。 また、この監督の他の作品も観てみようかなと思いました。脇役だったけど、中山美穂とトヨエツってなんかある時期の安定王道コンビ感ありました笑
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初恋 人生で最初で最後 なかなか普段の生活で 初恋の気持ちを 思い出す事はないので 読んでてキュンとなりました
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自分もこんなふうに誰かにどうしようもなく惚れてみたいと思った。 それ程までに鏡史郎の“君”への恋心は強情だし、小説を読んでいる間中それに圧倒され続けた作品だった。 美咲サイドから描かれている章節がないので結局美咲がなぜ鏡史郎からDV男に乗り換えたのかは分からなかったからそこが...
自分もこんなふうに誰かにどうしようもなく惚れてみたいと思った。 それ程までに鏡史郎の“君”への恋心は強情だし、小説を読んでいる間中それに圧倒され続けた作品だった。 美咲サイドから描かれている章節がないので結局美咲がなぜ鏡史郎からDV男に乗り換えたのかは分からなかったからそこがちょっとモヤモヤしたけれど。 だけど手紙や小説を大切に保管しておくくらいだから最期の時は鏡史郎の事を想っていたのだろうか。 それともただ自分の幸せだった思い出に縋りたかっただけなのだろうか。読み終わってからそこが気になって仕方がない。 My Little LoverのHello,again~昔からある場所~が聴きたくなったので聴いてこようと思う。 とても感動出来る作品でした。 命は死んでしまったら消えてしまうけど魂は消えない。 だから誰かがその人の事を想っている限り、誰かの中では死んだ人だって行き続けられる。 こういう考え方?ってよく聞くような気がするけどこの小説を読んでこういった考え方って素敵だな!って改めて思った。
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「ラブレター」を思い起こさせる題名で、映画化もされているそうで、実際、ヒロインの妹と主人公のやりとりには似たような雰囲気のドタバタが感じられた。ヒロインの死をみなが背負いつつ、その思いでを共有しながら、皆が一歩一歩前に進もうとしている感がとても良かった。 冒頭の鳩のエピソードが...
「ラブレター」を思い起こさせる題名で、映画化もされているそうで、実際、ヒロインの妹と主人公のやりとりには似たような雰囲気のドタバタが感じられた。ヒロインの死をみなが背負いつつ、その思いでを共有しながら、皆が一歩一歩前に進もうとしている感がとても良かった。 冒頭の鳩のエピソードがそれ以降まるで生かされていないのは? だったけれど。 映画も見てみたいです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画化された作品という事しか知らず 人が亡くなる、遺されるという作品を好まない為 手に取らなかった作品 小説家 乙坂鏡史郎の長年の想い人である岸辺野未咲が亡くなる 未咲の遺書の中から同窓会の知らせが見つかる 未咲の妹 裕里は姉の死を伝える為に同窓会に出席するが周りから未咲と間違えられたまま会は進み、鏡史郎と再開する 物語の始まり、設定の描かれる序盤は 鏡史郎サイド、裕里サイドとほぼ同じことが書かれており深みはない 同窓会以降、裕里からの一方的な文通が始まる 鏡史郎は裕里が未咲を装っていることは気づいているが、なぜ装っているのかが分からず 書いた返事は未咲と裕里の娘たちの元へ届いてしまう 鏡史郎が裕里の元を訪れてやっと未咲が亡くなっていることを知り、文通の相手にも気づく 鏡史郎、未咲、裕里、娘たちが繋がり 全員の止まっていた時間が、想いが解けていく様子は心温まる文章だった 作品全体的に広く浅く、各々の心情が描かれていてぼんやりしているように思う
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この本を読む前に、なんとなく恋愛小説はじれったく退屈な感じかな~などと思っていました。しかし、大きな波風はないもののラストレターはセンテンスが短いせいもあるのかな?テンポよく読みやすくて面白かった!
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