営繕かるかや怪異譚(その弐) の商品レビュー
こわいって、もう! 恐いんだけど、読んでるうちに最初の恐怖がだんだん同情や親密さに変わるのって、なんだかスウェーデン症候群に似てる。 オチには救いがあったりどうしようもなかったりする。しかも、子供の話はこころをえぐられる。 面白い。恐いんだけど、面白くて読むのをやめられない。...
こわいって、もう! 恐いんだけど、読んでるうちに最初の恐怖がだんだん同情や親密さに変わるのって、なんだかスウェーデン症候群に似てる。 オチには救いがあったりどうしようもなかったりする。しかも、子供の話はこころをえぐられる。 面白い。恐いんだけど、面白くて読むのをやめられない。中毒みたいになる。 そうして夢中になればなるほど、背後に何かいるような気配を感じる。。。いや、ほんとこわいって!!
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閉め切っていたはずの 襖がまた開いている─ 小野不由美さんは襖が お好きなようですね。 襖の開いたその押入れ の天井からズルリと、 そう、ズルリと逆さま に下りてきたのは・・・ 血塗れの仄白い人の顔 ! そんな家には住めない ! もうぜったいに引越す ! なんて、な...
閉め切っていたはずの 襖がまた開いている─ 小野不由美さんは襖が お好きなようですね。 襖の開いたその押入れ の天井からズルリと、 そう、ズルリと逆さま に下りてきたのは・・・ 血塗れの仄白い人の顔 ! そんな家には住めない ! もうぜったいに引越す ! なんて、なんだかんだ 読者だからキャーとか 言ってられるけど、 もし、私がこの物語の 主人公だったらとっく に失神してる・・・(汗 まあ、それでも現実に お化けを見たことない からこそ、 怖いもの見たさでつい 手に取ってしまうのね ・・・ ところで再読って独特 の楽しさがありますね。 頁を捲ってくと不思議 と思い出すんですよね。 あらましを覚えてれば 詳細を。 綺麗さっぱり忘れてた としてもあらましを。 記憶って不思議だなと あらためて思います。 っていつもながら本の 内容とあまり関係ない こと書いてますね(汗
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城下町に残る古い長屋で巻き起こる恐怖の超常現象の2巻。 1巻よりも恐怖が増している感と、主人公達の家の中だけで起こっていたのが、今回は少し範囲が広まった。 営繕するのは家だけじゃなくて神社だったり、隣の家だったりするんだな。 今回も毎回最後にちょろっと出てきて修繕する尾端さんだが...
城下町に残る古い長屋で巻き起こる恐怖の超常現象の2巻。 1巻よりも恐怖が増している感と、主人公達の家の中だけで起こっていたのが、今回は少し範囲が広まった。 営繕するのは家だけじゃなくて神社だったり、隣の家だったりするんだな。 今回も毎回最後にちょろっと出てきて修繕する尾端さんだが、彼の過去とか知りたいなあ。 津軽のこぎん刺しを知り、素敵な模様に感動を覚える。 日本の文化は素晴らしい。 印象に残ったのは、優しい正邦さん。 最初はめちゃくちゃ怖くて近づいたらやばいと思っていたが、実は身を呈して危険を知らせてくれていたのを知ると、こういう寂しさは余計に深くなる。
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怖いの見えたら嫌だなー。このお話の登場人物達も、すごく怖くて、見たくなくて何とかしようとします。でも営繕屋さんの尾端から解決策を聞いているうちに、怖い気持ちが薄れてむしろ怖いものを消して終わらせてしまうのは違うって気持ちに変化します。人にも怖いものにも良い解決策を考えてくれる、営...
怖いの見えたら嫌だなー。このお話の登場人物達も、すごく怖くて、見たくなくて何とかしようとします。でも営繕屋さんの尾端から解決策を聞いているうちに、怖い気持ちが薄れてむしろ怖いものを消して終わらせてしまうのは違うって気持ちに変化します。人にも怖いものにも良い解決策を考えてくれる、営繕屋さんです。
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ホラーというよりゾクゾクするほどまで行かないけどそういうこともあるかも、と考えさせられる不思議なお話。逆にサスペンスホラーよりリアルかも。キャラクターがいる環境(地形、建物の形やインテリアの様)を想像させる小野不由美さんの文章が好き。
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あれは、あなたの命を取る。 シリーズ2作目。1話完結だから読みやすく、雰囲気や設定も違うから飽きずに読み進められた。 今回も、日本的な怪談の恐ろしさを感じさせつつも、どこか美しさや寂しさ、優しさを感じる一冊。 古いものや古い場所には色々な想いが積み重なるんだなぁとしみじみ感じて...
あれは、あなたの命を取る。 シリーズ2作目。1話完結だから読みやすく、雰囲気や設定も違うから飽きずに読み進められた。 今回も、日本的な怪談の恐ろしさを感じさせつつも、どこか美しさや寂しさ、優しさを感じる一冊。 古いものや古い場所には色々な想いが積み重なるんだなぁとしみじみ感じて、断捨離したいけど、直せば使えるものは大切したいし、大切にすべきだと少し怯えを交えて感じた。
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他の本より怖いのマイルドな気がする。ほんのり怖いくらいで良かった。古いものってやっぱりなんか怖いな。最後のマサクニさん、あんな目に遭ってもずーっと家を守ってくれるのかしら。もう優しい神様だ。あど猿田彦様、守ってくれてありがとう。
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営繕かるかや怪異譚その弐。 「芙蓉忌」「関守」「まつとし聞かば」「魂やどりて」「水の声」「まさくに」の七篇。 「芙蓉記」 尾端が家に起きた怪異を解決してゆく、というのが大まかな骨子なのだけど、この話は解決すらできない存在があるということを教えてくれる。尾端はあくまで、営繕屋でお...
営繕かるかや怪異譚その弐。 「芙蓉忌」「関守」「まつとし聞かば」「魂やどりて」「水の声」「まさくに」の七篇。 「芙蓉記」 尾端が家に起きた怪異を解決してゆく、というのが大まかな骨子なのだけど、この話は解決すらできない存在があるということを教えてくれる。尾端はあくまで、営繕屋でお祓いをしているわけではない。仕事として請け負った先で、なんらかの怪異が起きていれば、手助けはするけども根本から無くすということはしない、というかできない。言い方は悪いけど、尾端の限界を教えてくれた話。 引き込まれて抜け出せなくなってゆく様が、非常に怖い。自分が破滅に向かっているのに、そこに向かうことを望んでいる期待している。理性が本能に負けてゆくじわじわとした恐怖です。その弐の始まりの話ですが、一番怖い話。 「魂やどりて」 育のリスペクトのなさが、引き起こした怪異。なんというか、上っ面が飾られていればいい、という風潮が引き起こしてしまった、という風刺にもとれる内容だったな、と思う。温故知新という言葉の大切さを教えてくれるかな。 昔から続いてきたものには、何かしら意味があったり、そこに意味を込めてあったりするもので。その意味がすぐにわからない時もあるけども、だからといって無駄なものと判断してはいけないよ、ということなんだろうな。 誰かが大事にしているもの、してきたものを、他人が勝手に判断して雑に扱うことはいけないよ、という警句の話と思います。 育のような人は嫌い。彼女が少しずつでも変わってくれればいいかな、と思います。急激な変化は、それはそれで狂信な感じがしていや。 印象に残った二篇でした。
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「水の声」 だんだん近くなる鏡の中の子供の姿。 見えなくなった思ったら、、、!!! こわ!全編怖いんだけど何か人間の寂しさと情が感じられる。
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