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危険なビーナス の商品レビュー

3.6

233件のお客様レビュー

  1. 5つ

    26

  2. 4つ

    93

  3. 3つ

    89

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    3

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2019/11/23

東野圭吾の作品(特に事件にかかわるようなもの)は、緻密な作品が多い印象だけど、なんかこれは途中から話がずれていってるような気がした。ずれているというより、発端の出来事が置き去りにされているような。長いようで実は数日間の話なので、置き去りというほどでもないのかもしれないけど、発端に...

東野圭吾の作品(特に事件にかかわるようなもの)は、緻密な作品が多い印象だけど、なんかこれは途中から話がずれていってるような気がした。ずれているというより、発端の出来事が置き去りにされているような。長いようで実は数日間の話なので、置き去りというほどでもないのかもしれないけど、発端に帰結してこないところがめずらしく、ちょっと気になった。

Posted byブクログ

2019/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

長いと思ったけど、あっという間に読み終わった!楓のキャラクターが魅力的で、読み進めるにつれて惹かれていった。最後は白朗さんと幸せになってほしいな〜という期待。。これは映画化するのでは?っていう予想。

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2019/11/15

東野圭吾の作品にしては、面白みに欠ける感じだった。話の展開に無理なところがあったり意外性に欠けていたり… 他の作家の作品なら面白いほうだと思えたかもしれないが、東野圭吾の作品は面白いものが多いのでこの作品はちょっと残念!

Posted byブクログ

2019/11/12

さらっと読めつつも、終盤の意外な真相に驚かされ、そして読後感は爽やかという、相変わらずうまいなあと思うことしきりな作品でした。なのですが、ビーナスというかヒロインである女性のあの真相にはびっくりしたものの、心にガツンと響いてくるものが本作に関してはほとんど無かったように思えます。...

さらっと読めつつも、終盤の意外な真相に驚かされ、そして読後感は爽やかという、相変わらずうまいなあと思うことしきりな作品でした。なのですが、ビーナスというかヒロインである女性のあの真相にはびっくりしたものの、心にガツンと響いてくるものが本作に関してはほとんど無かったように思えます。主人公のあまりのだらしなさに引きずられて全体の印象が悪くなったというのもありそうです。謎そのものは結構魅力的なだけに、なんだかもったいないなあと。とにもかくにも近年の雪山シリーズに近いライトな作風なので、『白夜行』のような重量級の作品を読みたかった読者にとっては物足りなく感じるのではないでしょうか。あと他に無かったのかもしれませんが、タイトルも安易な印象です。まあ、たまにはこういうこともあるでしょうから、次作に期待します。

Posted byブクログ

2019/11/11

【感想】 東野圭吾の作品は、どれも読者の予想を(いい意味で)大きく覆すモノが多い。 本作品もご多分に漏れず、終盤あっと驚くようなドンデン返しはあった。 が、箸にも棒にも掛からぬ作品だったという感じ。 登場人物のキャラクター性に魅力がなさ過ぎたからかも・・・・ 特にメインキャラの伯...

【感想】 東野圭吾の作品は、どれも読者の予想を(いい意味で)大きく覆すモノが多い。 本作品もご多分に漏れず、終盤あっと驚くようなドンデン返しはあった。 が、箸にも棒にも掛からぬ作品だったという感じ。 登場人物のキャラクター性に魅力がなさ過ぎたからかも・・・・ 特にメインキャラの伯朗・楓の双方に魅力なさすぎて、最後の最後までどうも好きになれなかった。 言っちゃ悪いが、ベストセラーなんて全く狙っていない、東野圭吾自身の「箸休め作品」のような気がする。 まぁ、最後までどう転ぶか予測できない作品だったので、娯楽としてはイイ暇つぶしにはなったかなぁ。 【あらすじ】 弟が失踪した。 彼の妻・楓は、明るくしたたかで魅力的な女性だった。 楓は夫の失踪の原因を探るため、資産家である夫の家族に近づく。 兄である伯朗は楓に頼まれ協力するが、時が経てばたつほど彼女に惹かれていく。 【メモ】 p55 「ちょっとしたミッションがあるので出かけます。もしかするとしばらく戻らないかもしれない。でも心配しなくていいです。その場合、申し訳ないけど父の見舞いは君一人で行ってください」 p76 「医者になるのに、コンピュータは必要ないと思うけどな」 すると明人は驚いたように目を何度か瞬かせた。「兄さん、マジでそう思ってる?」 「逆だよ。コンピュータがあれば、大半の医者はいずれ必要なくなる。医者がやっている事は、問診票や色々な検査結果から病名を推測して薬を処方する、ただそれだけだ。経験というデータベースが武器だけど、全世界の全症例を記憶するなんて、一人の人間には無理だ。だが、コンピュータなら不可能じゃない。」 明人は真顔になって続けた。 「僕は医者にはならない」 p262 「忘れてはならないのは」ようやく楓がいった。 「根拠のない憶測を口にしても何の意味もないってことです。それが悲観的なものである場合には、余計に。だって、誰も勇気づけられないじゃないですか」 胸に突き刺さる言葉だった。楓にしても、明人の無事を心底信じているわけではかく、何らかの覚悟は抱えているのだと察せられた。 p317 「ご存知かもしれないけど、矢神家の先祖は代々医学界に大きな功績を残していて、それが豊かな富を生み出しました。 康之介はそれを引き継いだわけですけれど、自分も何か足跡を残さねばと焦っていたんです。 そんな彼が憧れたのは、画期的な発見とか発明でした。 そうして脳の分野に目をつけました。未知の部分の多い、最も魅力的なフロンティアだと思ったからです。 康治さんや牧雄さんが脳の研究をしているのは偶然ではありません。康之介の影響なんです」伯朗が初めて聞く話だった。思い返せば、これまで矢神家のことを何一つ知らないままだったのだ。 「人体実験の対象となった男性の妻と康治氏は結婚したわけですね」 p360 「お義兄様、何事にも手順は必要です。 どんな事が起きても、決して後悔しないための手順です。 あたしは今、あたしにできることを精一杯やっています。もしかすると明人君の行方を掴む事には繋がっていないのかもしれない。 でも、ただ待っているより、何かにぶつかっていくほうが、あたしには向いているんです」 伯朗はぎくりとした。彼女は明人が帰ってこないことを覚悟しているのだ。 そのための心の準備が、彼女のいう「手順」なのだ。 p473 だが口には出せなかった。いずれにせよ、彼女にとっては「任務」だったのだ。それ以上でもそれ以下でもない。 「よくわかった、お勤めご苦労様でした」皮肉でなく、そう言った。大変な仕事だと思った。

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2019/11/09

主人公同様、楓に振り回されてすぐ読み終えてしまった。 過去の謎解きをしていくワクワク感も楽しかったし、主人公と一緒に楓を追いかけた。 最後のミニブタや、パンツは見えなかったもすごく良かった。最後まで楓らしく終えて、爽快な読み終わり

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2019/11/01

失踪と過去に迫る話。 割と一気に読みました。気になる展開ではありましたが、 いまいち物たらない感がありました。

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2019/10/30

独身獣医の伯郎のまえに、弟の妻と名乗る魅惑的な女性の楓が現れる。楓は、弟が失踪したと。さぁ、物語の始まりです。

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2019/10/29

詠んでないとおもったら実は読んでたという本、このレビューの前にも同じような経験をした人がいたので電車の中でも笑ったw 数学のキーワードにウキウキしたのと、楓がどんな女だ!蔭山がどんな女だ!と軟派な気持ちもありつつ、楽しく読みました。個性的過ぎるキャラクター、設定などエンターテイメ...

詠んでないとおもったら実は読んでたという本、このレビューの前にも同じような経験をした人がいたので電車の中でも笑ったw 数学のキーワードにウキウキしたのと、楓がどんな女だ!蔭山がどんな女だ!と軟派な気持ちもありつつ、楽しく読みました。個性的過ぎるキャラクター、設定などエンターテイメント感満載だなと思いました。故に、現実離れ感も否めない、ミステリーだけど、ファタジーも感じた作品でした。

Posted byブクログ

2019/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「読んだことないよな」と思って読んだのですが、実は単行本で読んでいました。読み始めて気が付きました。 でも、改めて文庫本で読んでみて、忘れていたところも多く、楽しめました。 母が死んだ真相と、それに合わせて、弟の“失踪”の真相も明らかになるのですが、かんか悲しい話でしたね。あそこまで、義実家?の事を主人公は言っているので、そこに原因があれば、それほど悲しいわけでは無いのですけどね。そうじゃないですからね。

Posted byブクログ