危険なビーナス の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2019/09/20

獣医である主人公・伯朗のもとに電話をかけてきたのは、疎遠になっていた弟の妻・楓。弟が失踪したとの相談を受け、一緒に探すことに。

タイトルの「危険なビーナス」とは楓を指すようですが、私には彼女に魅力がわからない。美人でスタイル抜群らしいけど、その喋り方を聞いていると、内藤了の藤堂比奈子シリーズに登場する麗華様を思い出す。麗華様には人間的魅力を強く感じるのに、こっちの楓のことは終盤直前まで好きになれません。あ、最後にはなんだそういうことかと好きになってしまうんですけどね。(^^;

なんとなくチープ。伯朗は胸とお尻ばっかり見てるし、やたら嫉妬深くて見苦しい。惚れっぽくて純情なオッサンか知らんけど、可愛ないっちゅうねん。軽く仕上げて笑いを誘おうとしているのかしらんとも思うけれども、笑えませんから。楓をヒロインにしてシリーズ化を狙っていたりして。500頁弱の最後のひと言が「パンツは見えなかった」って、これホンマに東野圭吾か？とひっくり返りそうになりました。それでもまぁしっかり騙された私です。

2019/09/19

何かある何かあると、いろいろ想像したけれど、あと一歩のところで当たらなかったなぁ。
安定の面白さでした。

2019/09/10

一気読みでした。人情系ではないですね。読後感が良いエンターテイメント作品。
いろんな謎解きが気になるのは当然として、個人的には楓さんとの関係の行方が気になって、ページを繰っていたように思います。こんな女性が突然現れたら、男はみんなこうなりますよね。。
映像化しやすい作品だと思いますが、楓さん役は誰が適任かな。。長身でスタイル抜群で頭もキレて。。なかなかいなそうですね。

2019/09/09

勝手なイメージかもしれませんが、東野さんの話は登場人物が少ないのでとてもイメージしやすいのがありがたいです。
でも、その人数でこの厚い内容が描けるのはさすがだなと思います。
色んな前半から中盤まで謎をちりばめつつ、最後にひも解くところがかなり爽快ですね。
今回もページ数は結構多いですが、読みやすく引き込まれ一気に読んでしまいました。

2019/09/05

良く見ないで本屋で購入したら以前ハードカバーで読んだ一冊でした。結末はわかっていたけど細部を読み返すことができて良かったです。

獣医師が失踪した弟の妻となるひとに恋心を寄せるというストーリー。
どことなく上から目線でほれっぽい性格の伯朗だけど、何だか憎めない。弟の妻となる楓に振り回されてばかりだけど、女性に振り回されている方が人生たのしいのかなと思えてしまう。もちろん、限度はありますが。

2019/09/05

やはり東野圭吾は読みやすい。内容はお得意のパターン。扱われているこの分野、好きなだけに細かいことにケチをつけたくなる。あれとこれは関係ないとか、それは無理だろうとか。あと終盤の展開はちょっと雑なのでは? 予想は全然できなかったけど。

2019/08/30

恋も謎も“ほどほど”のミステリー。東野作品の傾向から何となく先が読めてしまった。事件解決の下りは呆気ないが、とにかくサクサク読める展開の妙は期待通り。愚直な主人公の心の動きが面白かった。

2019/08/29

楓さんったらカッコイイ！！ 伯朗さんはかわいいところがある。明人くんと好対称かも。
登場人物のテンポがそれぞれ独特に見えて面白かった。
彼らのその後がちょっぴり気になる。

2019/08/28

主人公の獣医の元に、弟の妻と名乗る女性から連絡が。
失踪した弟を探すうちに、
母の死の謎も解けていく。

謎が解けるまでの前談がとても長く感じたが、最後はまさかの展開！
伯郎の人間ぽさが嫌いじゃなかった。

2020/09/15

疎遠な弟の結婚とその嫁名乗る女から弟の行方不明を知らされる獣医。こんな始まりに遺産相続で親戚たちが絡み合う。疑惑の残る母親の死にサヴァン症候群。犯人は意外すぎる人物であり、危険なビーナスあなたまでもが。ページをめくる手は止まらなかった。大枠のミステリーとしての面白さと細かな心情、人物設定で引き込まれるしかなかった。ザ・東野圭吾。