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亥子ころころ の商品レビュー

4.1

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/09/06

早く読みたいけど読み終わるのが寂しい、ずっと読んでいたい大好きな本です。 細やかな心の描写やワクワクする展開につい引きずり込まれてあっという間に読了しました。 この家族はずっと幸せに暮らして欲しいなぁー。 私は治兵衛さん目線で読んでしまいつい感情移入してしまうのですが、他の人は...

早く読みたいけど読み終わるのが寂しい、ずっと読んでいたい大好きな本です。 細やかな心の描写やワクワクする展開につい引きずり込まれてあっという間に読了しました。 この家族はずっと幸せに暮らして欲しいなぁー。 私は治兵衛さん目線で読んでしまいつい感情移入してしまうのですが、他の人はどなた目線なのか気になります。 出てくるお菓子を調べ、味や形を想像しながら読んでいます。今度十三焼き食べに行こー

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2020/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全国各地の銘菓を日替わりでふた品、しかも値段も手頃で味は極上、店を開けて一刻ほどで売り切れ御免の「南星屋」。 ある日、主人で菓子職人の治兵衛が左手首を痛め、思うように菓子を作れなくなってしまった。 そんな折、たまたま店の前で行き倒れていた男を助けてみれば、その男もまた、若き日の治兵衛と同じく渡りの菓子職人であった。 雲平と名乗った男は、かつて江戸でともに修行をした仲間の亥之吉からの便りが突然途絶えたため、年季を切り上げて京からやってきたのだという… おお、「南星屋」まさかの続編! まさかの、と書いたのは、治兵衛の年齢と、前作で治兵衛がひとつの頂点に達したところで物語が終わっていたから。 この時代の平均寿命を思うと、本作で六十三歳を超えている治兵衛が現役職人というだけでも大変なこと。 けれど、雲平との出会いで、治兵衛の職人魂はまだまだ燃え尽きることなく、新しい技やさらなる工夫を加えて、もっといいものを作り続けるだろうな、と感じられた。 物語は、雲平の登場で新しい風が吹き、亥之吉の出奔の謎を追う連作。 前作のような重苦しい秘密はないけれど、季節の和菓子をきっかけに謎がゆっくりとほぐれてゆき、これ以上はないハッピーエンド…いや、ハッピーを予感させる終わり方。 治兵衛さんには頑張ってうんと長生きしてもらって、ぜひお永さん、お君ちゃんまで家族皆のこの先を見せて欲しい! あーあ、こんな和菓子屋さんがご近所に欲しい… でも毎日2種類制覇は大変だ。 だって、和菓子も好きだけどケーキも食べなきゃいけないし… しかもたまたま今同時に読み進めていたのはビールの醸造所が舞台の話で、ビールも飲みたくなるし。 結構エライ僧侶のくせに、毎度お茶目な食いしん坊の石海が、もしかして一番好きなキャラだったりして。

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2020/08/13

武家出身の菓子職人シリーズ第2弾 続編が出たのがすごく嬉しい 今回も凄く良かった 手を痛め菓子作りがままならない治兵衛の元にひょんな事から頼りになる助っ人が参戦する事に もやもやしたりひりひりしたり 心が落ち着かない日々が続くも 願ってもない結末に安堵した お菓子がどれも美味しそ...

武家出身の菓子職人シリーズ第2弾 続編が出たのがすごく嬉しい 今回も凄く良かった 手を痛め菓子作りがままならない治兵衛の元にひょんな事から頼りになる助っ人が参戦する事に もやもやしたりひりひりしたり 心が落ち着かない日々が続くも 願ってもない結末に安堵した お菓子がどれも美味しそうで 今の時代にもあるものは 数多の職人が繋いでくれたのものなのだなぁと感慨深い また続編が出るといいな

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2020/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まるまるの毬の続編。 南星屋の親方の怪我と運命的な巡り合わせで出会った菓子職人の雲平が加わり、更にパワーアップ! 曲者の石海こと五郎叔父さんがいい仕事してる。 ハッピーエンドだったけど、続編かスピンオフあったらいいな〜

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2020/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

白亥、きれいだろうし、美味しそう!お茶をやってたのですが、お茶って総合文化、総合芸術だと言われてて、上を求め始めたらきりがないんですよね。何事も分相応でということですね。

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2020/07/22

「まるまるの毬」の続編。 今回もスイーツテロかと言わんばかりに、美味しそうなお菓子がズラリ。現在も存在する銘菓もありますので、ついつい手に取って食べながら読みたい気にさせられます。 今回は、南星屋主人の治兵衛が菓子を作るのに大事な手を怪我している最中、行倒れの菓子職人・雲平が現...

「まるまるの毬」の続編。 今回もスイーツテロかと言わんばかりに、美味しそうなお菓子がズラリ。現在も存在する銘菓もありますので、ついつい手に取って食べながら読みたい気にさせられます。 今回は、南星屋主人の治兵衛が菓子を作るのに大事な手を怪我している最中、行倒れの菓子職人・雲平が現れ、なりゆきで南星屋に雇い入れることになります。ある問題事を抱えた菓子職人の出現に南星屋に途中一波乱起きそうな具合ですが、そこはもう、こんな美味しそうな菓子が出てくる話に悪人など出せるはずはないでしょう、皆が皆、良い人たちばかりで安心の展開で読むことが出来ました。一人割を食ったと思われるのは、お君の父親くらいかな(笑) 全国津々浦々、地方の伝統銘菓はいろいろあると思うので、それらを携えてまた次作をお願いしたいです。

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2020/06/13

前作を読んでから時間が経ってしまって お君の縁談の話が何だったか… なんとなく、みをつくし料理帖のような、 和菓子のアンのような… とにかく、和菓子がムショーに食べたくなります。 そして、シリーズ化は間違いないと確信しました。

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2020/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

前作「まるまるの毬」に続く待望の二作目。前作の良さを損なわず、暖かな心配りで美味しいお菓子を作ってくれる南星屋の人々の姿に元気をもらえる。 ひょんなことから雇うことになった若い菓子職人の雲平に刺激を受けより一層の精進を目指す治兵衛の姿に、成長と学習に年齢は関係ない、こういう歳の重ね方をしたいと思わせた一冊。

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2020/03/15

栗蒸し羊羹をちまちま食べながら読みました。 とても良い〜。 雲平さんも良いですねぇ(´∀`*) 今回もお菓子が美味しそうでした。 そして、皆お菓子で心が解けていく感じがさらに良いですね。 もうしばらくこの世界観に浸っていたいなぁー。

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2020/01/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

南星屋ーーー!!またこのお店とお菓子たちに会えるとは。まるまるの毬は、もう4年から前に読んだ本だけれど、ずっと忘れられない大満足の1冊のひとつ。いつまでも心のなかで家族愛と職人の粋とともに続いていてほしいお店。シリーズになるとは! 1冊目ほどの、御落胤の秘密を超えるインパクトはもうさすがに超えられないんだけれども、でも、治兵衛、お永、お君のこの老父、娘、孫娘な家庭の営む個人経営の菓子舗のその先を描くなら、家族以外のだれか職人が必要なわけで、、、時代的にはお君が職人となるってのは厳しい展開かなあ、と勝手に思っていたら、現れたなあ、雲平、なんか、出会うべくして、現れたなあ。 この作品から先に読んでしまうとどうしても、魅力半減するので、まずはぜひ「まるまるの毬」→から順番どおりに手に取ってほしい、そして美しくふくよかな菓子たちの描写が今回も見事!脳だけでなく目に舌に五感想像を豊かにさせてくれる。こうなったら、治兵衛が職人として退くときがいつか来るその場面とその先までも、見せてほしくなったなあ、ぜひ、3作目もいつか心待ちにしよう。すれ違いや言えない言葉を抱えながらも、思い合う人間模様は心を温めてくれる。満足の第二弾!でした。

Posted byブクログ