1,800円以上の注文で送料無料

亥子ころころ の商品レビュー

4.1

62件のお客様レビュー

  1. 5つ

    20

  2. 4つ

    27

  3. 3つ

    13

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/02/02

南星屋2作目。 治兵衛が手に怪我をしてしまったところに、人捜し中の菓子職人雲平が偶然現れて店を手伝うことに。 雪平の登場で物語にも新しい風が吹いたよう。 二人ともまさに職人という感じで、お互いを認め合い切磋琢磨する様子がよかった。 地方の銘菓の中には馴染みのあるものもあり、懐かし...

南星屋2作目。 治兵衛が手に怪我をしてしまったところに、人捜し中の菓子職人雲平が偶然現れて店を手伝うことに。 雪平の登場で物語にも新しい風が吹いたよう。 二人ともまさに職人という感じで、お互いを認め合い切磋琢磨する様子がよかった。 地方の銘菓の中には馴染みのあるものもあり、懐かしい気持ちになった。

Posted byブクログ

2023/01/27

いろいろ出来すぎくんな感はとてもあるけれど、でもそのぶん安心して読める。 西條さんの人情話は読後感が良くて確実におもしろい。 江戸の和菓子屋さんが舞台なので、読み終わったあとは全員、和菓子の口になるはず。 どうやら前作があったようなのでそちらも読んでみたい。

Posted byブクログ

2022/11/28

江戸の人情味溢れる和菓子屋の話だった。日本の様々な地方の和菓子の話が出てきて、どれも美味しそうだった。

Posted byブクログ

2022/11/21

(借.新宿区立図書館) 前作『まるまるの毬』と違い大きな事件は起きないのでメリハリは少ない。代わりにあるのは少々面倒で微妙な恋愛模様。菓子の登場は変わらずでちょっと食べてみたくなる。肩の凝らない読み物としてちょうど良い。

Posted byブクログ

2022/11/11

親子三代で営む、お菓子屋「南星屋」を舞台に繰り広げられる日常を描いた時代小説。 時代小説は苦手意識があって手を出したことがなかったので、中に出てくる単語がわからなかったり景色がイメージできないところがあった。 自分の見識の浅さを痛感。 この作品自体は軽くて暖かくて読みやすい。...

親子三代で営む、お菓子屋「南星屋」を舞台に繰り広げられる日常を描いた時代小説。 時代小説は苦手意識があって手を出したことがなかったので、中に出てくる単語がわからなかったり景色がイメージできないところがあった。 自分の見識の浅さを痛感。 この作品自体は軽くて暖かくて読みやすい。 和菓子の説明がいちいち美味しそうで、買いに行きたくなる。 和菓子の見識も広がりそう!

Posted byブクログ

2022/10/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

治兵衛さん、大ピンチだ!!手をやってしまったぞ…!! そんな不穏な始まり方をする本作品。 ですが、そんな中思わぬところから 救いの手はやってくるんですよね。 その救いの手となったのが行き倒れとなっていた男性。 どうやら彼には探し人がいるようでして… おいしそうなお菓子とともに、 心温まる人たちのお話。 やがて探し人がどうして姿を隠してしまったかの 真相も明らかになっていきます。 深いわけがあるようで… 今回は嫌なこともなく平和です。 ただし少しだけ未練たらしい奴がいるけどな!!

Posted byブクログ

2022/08/28

「まるまるの毬」から五年経って出た続編だけど私的には、「まるまる」も先日読んだばかりなのでとてもすんなりと入ってきました♪ これもホントにいい味の話しに仕上げてありますね。 諸国を渡り歩いた時に腕と舌に染みた和菓子の数々を思い出し思い出ししながら手作りして江戸のはずれの裏町の小さ...

「まるまるの毬」から五年経って出た続編だけど私的には、「まるまる」も先日読んだばかりなのでとてもすんなりと入ってきました♪ これもホントにいい味の話しに仕上げてありますね。 諸国を渡り歩いた時に腕と舌に染みた和菓子の数々を思い出し思い出ししながら手作りして江戸のはずれの裏町の小さな店で庶民に売っている治兵衛の店は娘お永と孫娘お君の三人で営む売り切れごめんの繁盛店。 今回はタイトルとストーリーがきちんとリンクしていてエンディングでは治兵衛の思い描いたシナリオと異なる終わり方になっているので読み手側も一層ほっと出来る作品でした。 コロナやウクライナやと何かと世知辛い時代になっていますが、それだけに優しく響きます。

Posted byブクログ

2022/07/31

「まるまるの毬」の続編。 あちこちで修行を積んだ店主が全国の銘菓を売る小さな菓子屋。そこに旅菓子職人が転がり込む。 菓子屋一家と職人に情が湧き、お菓子にも一層工夫が凝らされる。 お菓子がとても美味しそうなのと、人と人の情に心温まる展開。 更なる続編が待ち遠しい。

Posted byブクログ

2022/06/23

ほわりとした家族もの。 一つ一つのお菓子に忍ばせたミステリー要素。 そしてじわじわとくるおいしさ。 こうした感じはみをつくし料理帖と同じ空気感。 特においしさ部分は、和菓子好きでなくとも、和菓子屋さんに足を向けたくなるような脳内再生できるレベル。 この菓子屋の売りである数々の...

ほわりとした家族もの。 一つ一つのお菓子に忍ばせたミステリー要素。 そしてじわじわとくるおいしさ。 こうした感じはみをつくし料理帖と同じ空気感。 特においしさ部分は、和菓子好きでなくとも、和菓子屋さんに足を向けたくなるような脳内再生できるレベル。 この菓子屋の売りである数々の郷里のお菓子の中で自分のゆかりの地のものを見つけたら思わず頷きたくなるほどの再現性。 楽しみ方が色々ある美味しく癒される本です。

Posted byブクログ

2022/05/27

家族って厄介です。大切な存在だからこそ思いやりすぎて、先回りして相手の気持ちを決めつけ、自分の気持ちに蓋をしていい親・いい娘を演じちまう。素直な気持ちを伝えるのが肝要と、分かっちゃいるけど(^^;)

Posted byブクログ