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読みたいことを、書けばいい。 の商品レビュー

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284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

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2023/02/10

 書くというテクニックではなくて、書くことが、技術を身につける以上に、自身の身の処し方を書いている気がする。  読みたいことを書いている人は必要条件として、書きたいことを読んでいるとも言える。逆は少ない。というのも、巨人の肩の上に乗ることをするからである。  さらに散りばめられた...

 書くというテクニックではなくて、書くことが、技術を身につける以上に、自身の身の処し方を書いている気がする。  読みたいことを書いている人は必要条件として、書きたいことを読んでいるとも言える。逆は少ない。というのも、巨人の肩の上に乗ることをするからである。  さらに散りばめられたユーモアが一級品だと思う。技術は身の処し方の上に成り立っている。ヤバい。

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2023/02/09

「読みたいことを、書けばいい。」 これは示唆に富んでいて、名は体を表すといいますか、中身を端的に表出した良いコピーだと思いました。内容も広告業界にいたので、共感することが多かった。 買いたいものを売ればいい、欲しいものを作ればいい、見たいものを作ればいい。こんな根源的な話をす...

「読みたいことを、書けばいい。」 これは示唆に富んでいて、名は体を表すといいますか、中身を端的に表出した良いコピーだと思いました。内容も広告業界にいたので、共感することが多かった。 買いたいものを売ればいい、欲しいものを作ればいい、見たいものを作ればいい。こんな根源的な話をすっ飛ばして、テクニックやツールの解説に終始したビジネス本や教えが世にどれだけ蔓延っていることでしょう。 再現性が高く、気の利いた文章がかけるテクニックを求めてこの本を手に取ると、おそらく相当に面食らうはずですし、なんだ精神論しか書かれてないじゃないかとイライラする人さえ居そうです。 この本のメッセージは、そういった表面的なテクニックを有り難がって知名度や金銭的な結果のみを求めて彷徨うゾンビへの挑発を含んでいますし、居心地が悪くなる人は多数いるはず。しかし、安易な精神論を超えた、物書きの本分がここには記されており、刺さる人には深く刺さるであろう内容となっています。 この本は、文章を書くにあたり原点に立ち返るため定期的にパラっと読み返すと良いような気がします。かくいう私も安易に何か教えを求めるような気持ちで本を手に取った口ですが、ここで得られた精神性や原理を常に心に留めておきたいなと思います。

Posted byブクログ

2023/02/02

この人の文章の書き方がとても読みやすく、一気読みしてしまいました。 そして、単純に読み物として面白くて、やられたと思ってしまいました。 まさか、面白い本だとは思わず読んでいたので。 webで人気になったのも よくわかります。 ライター向けの本なのかな?と思っていたけれど、これか...

この人の文章の書き方がとても読みやすく、一気読みしてしまいました。 そして、単純に読み物として面白くて、やられたと思ってしまいました。 まさか、面白い本だとは思わず読んでいたので。 webで人気になったのも よくわかります。 ライター向けの本なのかな?と思っていたけれど、これから就活をする人におすすめの一冊だと思いました。 あとは、高校生や大学生といった、文章を書くことが多い人たちは一度読むといいんじゃないかなと思いました。 私自身も、就活前に読んでみたかったです。 最初は星4にしようとしてたけれど、付箋をつけたところを読み返していたら星5にしたいと思い変更しました。 じわじわくるものがありました。

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2022/11/21

自分が最初の読者として、自分が読みたい文章を書くのが良いという一貫した主張で書かれている。 文章を書くことでお金を稼ぎたいという人に向けての本というよりも、最終部に書かれているが、書くことが自分の生き方の一つだという部分に共感できるかどうかという気もする。 「読んでみたい文章...

自分が最初の読者として、自分が読みたい文章を書くのが良いという一貫した主張で書かれている。 文章を書くことでお金を稼ぎたいという人に向けての本というよりも、最終部に書かれているが、書くことが自分の生き方の一つだという部分に共感できるかどうかという気もする。 「読んでみたい文章を他の人が既に書いているのなら、あなたが書かなくてもいいのでは?」という問いに対して、それでも書きたいことがあるんですと答えられる人におすすめの一冊。

Posted byブクログ

2022/10/23

想像とは違っていたけど、単純に読み物として面白かった。具体例もあり分かりやすい。そして書くことに対する根本が覆され、そうだよね、とスッキリする。特に履歴書や面接の部分。

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2022/09/11

 コピーライターとして活動した後、フリーランスとして執筆活動に勤しむ田中泰延による本。  標題にあるように読みたいことを、書けばいいとのことであり、それは長年文章に関わる仕事をしてきたからこそ、辿り着いた境地なのであろう。  本書の体裁は、行間や文字の大きさまで気を遣って読み易さ...

 コピーライターとして活動した後、フリーランスとして執筆活動に勤しむ田中泰延による本。  標題にあるように読みたいことを、書けばいいとのことであり、それは長年文章に関わる仕事をしてきたからこそ、辿り着いた境地なのであろう。  本書の体裁は、行間や文字の大きさまで気を遣って読み易さを重視していて、さらにライトな書き口なためにサラッと読めてしまう。  その中でも随筆の定義を「事象と心象が交わるところに生まれる文章」としているように、単語一つの定義をも大事にしており、そのことが自身がなにを書いているかということにブレが生じないとのことで、それはまさにこの著書が多くの本を読み、日頃から孤独と向き合い、文章を書いているからこそ言えるのであろう。  また、最後に文字が今とは違う場所へと連れてきたとのことで、文字への感謝が滲みでていることが感じられる。

Posted byブクログ

2022/09/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・随筆とは、事象と心象が交わるところに生まれるもの。ライターと呼ばれる人は一般的に随筆を書く。 ・言葉の定義を自分の中で明確にして使わないと、他の誰かの言葉で語ることになってしまう。書いている自分が言いたいことが何なのか分からなくなる。まずは前提を疑わなきゃいけない。 ・読者を意識せず自分が読みたいことを書く。 ・就活では、自分の得意不得意が分かってさえいれば、社会の振り分け機能によって適切なところへ振り分けられていく。 ・「巨人の肩」に乗る。 先人の成果を前提として自分の新しい工夫を加えるとこ。 ・書く対象をしっかりと調べ、その情報の中で愛するポイントを見つけ、それを中心として敬意を持って書いていく。

Posted byブクログ

2022/09/05

電通コピーライター→著述家という経歴の著者が書いた本。著者の書いた文章は全く知らないのだが、タイトルにひかれて読了した。 内容は文章技術ではなく、エッセー、コラムを書く上での着眼点やスタンスに関するもの。というかこれ自体がエッセーとして面白い。 「ネットで読み書きされている文章...

電通コピーライター→著述家という経歴の著者が書いた本。著者の書いた文章は全く知らないのだが、タイトルにひかれて読了した。 内容は文章技術ではなく、エッセー、コラムを書く上での着眼点やスタンスに関するもの。というかこれ自体がエッセーとして面白い。 「ネットで読み書きされている文章の9割は随筆。随筆とは事象と心象の交わるところに生じる文章」 「起業家に共通するのは金が欲しいではなく正しさを証明したい。書くことも一人のベンチャー起業である」 このあたりが至言。

Posted byブクログ

2022/07/30

陽気な作家やライターは嫌いだ。 陰鬱な陰キャであってほしい。 文章でボケてくるのには辟易する。そしてたまに笑ってしまうから悔しい。そして文章を書くことにおいて随分と勉強になる。なんだこの良書。してやられた感がある。

Posted byブクログ

2022/06/30

文章が軽快でとても読みやすかった。 自分が読みたいことを書く。ヒヤリハットのような「文書」ではなく、また読みたいと思える「文章」を書く。自分が愛した部分を全力で伝える姿勢があればいい。

Posted byブクログ