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読みたいことを、書けばいい。 の商品レビュー

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284件のお客様レビュー

  1. 5つ

    90

  2. 4つ

    96

  3. 3つ

    49

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

    9

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2022/06/12

燦々たる気付きの日差し。 久しぶりに声を出して笑える文章を読んだ。 鋭すぎる。ユーモアと鋭さがずば抜けていて、笑い声と笑い涙、そして反省しか生まれない。 ここに、このInstagramというネット上に感想を残している1人の人間としていかに未熟だったかと解る。 文章を書く時、...

燦々たる気付きの日差し。 久しぶりに声を出して笑える文章を読んだ。 鋭すぎる。ユーモアと鋭さがずば抜けていて、笑い声と笑い涙、そして反省しか生まれない。 ここに、このInstagramというネット上に感想を残している1人の人間としていかに未熟だったかと解る。 文章を書く時、まずその文章は自分が読んで本当に面白いと思うものだろうか? その時点で私は必ずしもそうでないと反省する。 良い文章を書くには徹底的な下調べが重要であり、"事象"と"心象"を区別して考えなければならない。 ましてこんな情報に溢れた社会では、大体のことは過去の偉人が述べているから、一次情報を得てそこに付加価値を付けられなければ読むに値しないのだとか。 じゃあどうやったら付加価値をつけられるか? それは 「その文章は誰かの役に立つか?今までになかったものか?」 と都度自分に問い続けること。 これを積み重ねていくことで気付いた時には人に読まれる文章が書けるようになっているのだそう。 自分の胸に手を当ててみると、思いつきの感想をひたすらに書き残し、下調べなんて到底足りていなかった。だから自分が満足できる時とそうでない時があったのも事実。 ならば自分が読みたい文章ってどういうものだろう。 それを改めてよく考えてみると、答えもうっすらと浮かんできた気がする。 と同時に読んでくれる方たちの有り難みを痛感する。 こういう本に出会った時に、本を読んでいてよかったなぁと思う。 日常的に文章を書くことなんてないと思っていても、SNSやLINEだって文章に変わりない。だから今を生きる全員に関係ある内容だと思うし、言葉のプロが書く文章に触れるだけでも絶対に気付きがあると思うから、とにかくたくさんの人に読んでほしい。 その日焼けは、深く自分に沈着する。

Posted byブクログ

2022/06/08

●なぜ読んだか ・何か誰かの心に響くような, 染みるようなことを書きたい、と ぼそっと言ったところ上司に 勧められた一冊。 ●感想 ・"自分が読みたい,読んでいて楽しいと思うものを書く。自分が面白いと思えないもので 他人を面白く笑わせることなんてできない。"...

●なぜ読んだか ・何か誰かの心に響くような, 染みるようなことを書きたい、と ぼそっと言ったところ上司に 勧められた一冊。 ●感想 ・"自分が読みたい,読んでいて楽しいと思うものを書く。自分が面白いと思えないもので 他人を面白く笑わせることなんてできない。" ハッとさせられた。確かに、 気持ちが乗って書いてて気持ちよかったり 自分が何度読み返しても心が動く文章は それだけ反応も良かったりする。 ・事象に触れた時の心象、その変化 ・徹底的に調べる,一次史料から。 その上で愛せるポイントを探す ・定義があれば何を書いてるか忘れない →言葉を疑うことが定義の再構築 読み手として書く

Posted byブクログ

2022/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2022.06.05 読了。 自分が一番の読者なんだから、 自分が楽しんで読める文章を書けば良い。 簡単なようで難しいんだよなー、それが。 ただ、物事を調べる、というところが ネットに転がっているレベルだと、信憑性がいかに薄いかを知った。 一次資料の大切さ。 最後の“〜とてもおもしろく、わかりやすい文章を簡単に書く方法” “そんな物はない” が笑えた。 https://newblushingviolet.com/yomitaikotowo-kakebaii/

Posted byブクログ

2022/05/31

本棚に本が溢れた時、さよならの時だとよくこの本を手に取る。一応読み直しとくかと読む。そうだった〜この本大事そうじゃないところにめちゃくちゃ大事なこと書いてるやつだった〜と思い出す。本棚に押し込む。 これの繰り返しだ。

Posted byブクログ

2022/05/26

エッセンスが太字で記されており、見返すのにちょうどいい。時々、太字にする必要がないと思われるものまで太字にされているが、それは著者の洒落だろう。この本はまず著者のために書かれた文章であるのだから。

Posted byブクログ

2022/05/25

田中さんの文章はとても軽快でスルスルと読み進むことができます。文章を書く人の為の本ですが、書くことがない人もとても面白いと思います。田中さんの異なる視点がとても面白く、ところどころで封入されているオススメの古典などのコラム、も最高です。

Posted byブクログ

2022/05/23

自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい が本書の主張 結論は、「わかりやすい文章を簡単に書く方法。それは短くいうと、こうだ。」 そんなものはない です。 ・大切なことは文字がすくないこと ・その単語に自分がはっきりと感じる重みや実体があるか。わけもわからないまま誰かが使った...

自分が読みたいことを書けば、自分が楽しい が本書の主張 結論は、「わかりやすい文章を簡単に書く方法。それは短くいうと、こうだ。」 そんなものはない です。 ・大切なことは文字がすくないこと ・その単語に自分がはっきりと感じる重みや実体があるか。わけもわからないまま誰かが使った単語を流用していないか。 ・自分自身がその言葉の実体を理解することが重要で、そうでなければ他人に意味を伝達することは不可能。 ・広告は人々の目に入るのは1秒いない、15文字くらい。 ・書き手ではなく、読み手として書く ・その文章を最初に読むのは、間違いなく自分だ。 ・何が書いてあるかが大切ではなく、だれが書いたのほうが、重要。 ・書いた文章を読んで喜ぶのは自分だが、評価は他人が決める ・事象とは、つねに人間の外部にあるものであり、心象を語るためには事象の強度が不可欠。 ・調べたことを並べれば、読む人が主役になれる。 ・一次資料に当たらなければ話にならない ・「巨人の肩に乗る」 ベルナールの言葉。歴史の中で人類がやってきたことの積み重ねが巨人みたいなものだから、我々はその肩の上に乗って物事を見渡さない限り、進歩は進めないという意。 ・文章を書くとき絶対に失っていけないのが「敬意」だ。 ・結論の重さは過程に支えられる ・自分が最も心を動かされた部分だけをピックアップして、あとは切り捨てる「編集」 ・「過不足がない」と思えたとき、それは他人が読んでも理解できるようになる。 ・歴史を生き抜いている古典は、重版出来なんてレベルじゃなくおもしろい。 ・ネット時代は、書きたい人が多くて、読みたい人が少ないので、文章でお金を取れる人はごく一部になってしまう。 目次は以下。 はじめに 自分のために書くということ 序章 なんのために書いたか   書いたのに読んでもらえないあなたに 第1章 なにを書くのか   その1 文書と文章は違うことを知っておく   その2 ネットで読まれている文章の9割は「随筆」   その3 書く文章の「分野」を知っておく   その4 定義をはっきりさせよう   その5 ことばを疑うことから始める 第2章 だれに書くのか   その1 ターゲットなど想定しなくていい   その2 だれかがもう書いているなら読み手でいよう   その3 承認要求を満たすのに「書く」は割に合わない   その4 何を書いたかよりも誰が書いたか   その5 他人の人生を生きてはいけない 第3章 どう書くのか   その1 つまらない人間とは「自分の内面を語る人」   その2 物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛   その3 一次資料に当たる   その4 どこで調べる   その5 巨人の肩に乗る   その6 感動が中心になければ書く意味がない   その7 思考の過程を披露する   その8 「起承転結」でいい 第4章 なぜ書くのか   その1 書くことは世界を狭くすることだ   その2 貨幣と言語は同じもの   その3 文字がそこへ連れていく   その4 書くことは生き方の問題である おわりに いつ書くのか。どこで書くのか。

Posted byブクログ

2022/05/03

目から鱗ってほどじゃないけど、心構えとして読んでよかった。 小説書く人より、記事書く人向け。 あと、古典読んだ方がいいんだろうなと思いました。しんどいけど。 ダンテの神曲って図書館で読めるかな。

Posted byブクログ

2022/04/30

小手先のテクニックとかそういうものではなく、「書くとはどういうことなのか」というのを振り返って考えてみることができる。 なにより、これを読んだあと、「よし、何か書いてみよう」と思わされるのがすばらしい。本の中では書く事の是非を問うていたりするが、それでも、「何かを書こう」と思うの...

小手先のテクニックとかそういうものではなく、「書くとはどういうことなのか」というのを振り返って考えてみることができる。 なにより、これを読んだあと、「よし、何か書いてみよう」と思わされるのがすばらしい。本の中では書く事の是非を問うていたりするが、それでも、「何かを書こう」と思うのはひとえに、田中泰延の編んだ言葉に心地よさを覚えるからだろう。ふつうに読み物としても面白いのだ。 作中にも書いてあるが、本編よりもコラムがかなり実践的というか踏み込んだ内容なのでそちらも面白い。ぜひ読んでいただきたい。

Posted byブクログ

2022/04/24

いい本ですよね。とても人間味を感じました。 自分のために書く。こんなにもありきたりなのに、こんなにも大切であることを普段は忘れている。この本の正体は「書く哲学」の宝箱。

Posted byブクログ