何様 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
話題の本で読破 滅茶苦茶面白かった ジャンルは難しいが大学の就活をテーマにした現代の学生を突き付けた作品 自分にも多分に当てはまる所があり、ラストではドキッとさせられた ネットとの付き合い方、人間の本性、友情 冴えない大学生活を送った人や送りそうな人に読んでもらいたい 私は前者だが、共感と恥じらいと謝罪の混じった複雑な気分になった、でも皆に読んでほしい
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同じシチュエーションにいたことはないけれど、そこにある感情や言葉はこれまでの自分の人生にも確実にあったもので。苦いような恥ずかしいようななんとも言えない気持ちになるけれど、でも、どこか前向きになれた自分がいる感じ。
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「何者」の登場人物の過去や未来に関するストーリー。 全6編から成っており、どの話に置いても、人間の弱さや脆さ、葛藤などを感じられた。 特に私が共感したのは、"むしゃくしゃしてやった、と言いたかった"の正美。今まで真面目に生きてきた事を否定されるような、そんな感...
「何者」の登場人物の過去や未来に関するストーリー。 全6編から成っており、どの話に置いても、人間の弱さや脆さ、葛藤などを感じられた。 特に私が共感したのは、"むしゃくしゃしてやった、と言いたかった"の正美。今まで真面目に生きてきた事を否定されるような、そんな感覚である。 全編通して、こういう事あるなぁ…と色々思うところがありました。 人間って大変だなあ。
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朝井さんの何者の続編という事で、あの時のメンバーのその後かと思っていましたが、何者に至る前やまさに何者のの時など様々でした。個人的には何様では拓人に出てきてほしかったですが・・・。何者を再読したくなりました。
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やーーーーーそうなのかーーー。 『何者』と『何様』は、両方読んで初めて完成する物語なんだ。 これは2冊セットじゃなきゃダメじゃないの。 しかも、『何者』には共感できなかったのに、『何様』の中にまんま自分がいて、それはそれはビックリした。 まさしく私も、二人組を作るときには必ず余...
やーーーーーそうなのかーーー。 『何者』と『何様』は、両方読んで初めて完成する物語なんだ。 これは2冊セットじゃなきゃダメじゃないの。 しかも、『何者』には共感できなかったのに、『何様』の中にまんま自分がいて、それはそれはビックリした。 まさしく私も、二人組を作るときには必ず余っていた人間だった。 とにかく毎回なので余って当たり前だったから、とくに何も感じることはなかったけど。 この本を読んだら、そんな昔のいろんなことを思い出してしまった。 人間って、基本みんな不器用なんだ。 不器用だからこそ、いろいろ足掻いてみて、「こういうときはこうすればいい」とわかってきて、次回からはうまくできるようになり、結果器用に見えるだけなんだろう。 ふむ、いろいろ読んでみるもんだ。
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何者を何年か前に読んでの、何様。 正直何者の登場人物をよく覚えてないが、これはこれで1つの作品として楽しめた。 安定の朝井リョウ。 毒の盛り方が上手だあ。 若者とか現代社会とかの闇をあぶり出すのが上手いなあという感じ。 「水曜日の南階段はきれい」 高校生、きれいな話 「それでは...
何者を何年か前に読んでの、何様。 正直何者の登場人物をよく覚えてないが、これはこれで1つの作品として楽しめた。 安定の朝井リョウ。 毒の盛り方が上手だあ。 若者とか現代社会とかの闇をあぶり出すのが上手いなあという感じ。 「水曜日の南階段はきれい」 高校生、きれいな話 「それでは二人組を作ってください」 二人組て難しいよね、どこかいつも人と距離を感じる女の子の話 「逆算」 誕生日からできた日を逆算してしまう女の子の話。 高校の時の嫌な記憶上書きできてよかったね。 ここまでは読んだことあった気がする 「きみだけの絶対」レギュラーが取れなかった男子高生。同じものを見ても人によって感じ方が違うよね。 「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」 ほとんどの人が真面目に生きてきたのに間違いを犯した人の方が豊かみたいな風潮。ヤンキー先生とかその辺の。間違いの上からしか見えない景色てあるの?正しく生きることの劣等感。 「何様」 人事部に配属された克弘。自分には人を選別することなんてできるのかと悩む。 そこには恋人との関係も絡んでいて。 前向きな終わり方でよき。 「誠実への一歩目も、誠実のうちに入れてあげてよ〜」ていい言葉。
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朝井リョウ氏の文章が好きだ。 自分と歳が近い(朝井氏の方が少し上)から、いつもほぼ同じ高さの目線で、若者の感覚を表現してくれる。 「何様」で描かれるそれぞれの登場人物の心理描写も、自分の心の隅っこをナイフで突かれるような鋭さが炸裂していた。「うん、この感覚、人には言えないけど、...
朝井リョウ氏の文章が好きだ。 自分と歳が近い(朝井氏の方が少し上)から、いつもほぼ同じ高さの目線で、若者の感覚を表現してくれる。 「何様」で描かれるそれぞれの登場人物の心理描写も、自分の心の隅っこをナイフで突かれるような鋭さが炸裂していた。「うん、この感覚、人には言えないけど、私も感じたことがある」口にして、誰かに伝えたら嫌われてしまいそうなよどんだ本音の部分、言い当てられて苦いような、でも同じようなことを考えている人が少なくともいることを知って安心してしまうような。 心の奥底で頷きながら一気に読み進めることができる。 オードリー若林さんの解説も秀逸。
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「何者」のスピンオフ。 登場人物や彼らに関連する人物が、就活以外のところでも悩む。 心理描写や比喩表現が巧みに感じる。 前作で主人公が斜に構えて評価してた人物の背景に厚みがでてきて、良い。
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「何者」に関係しているのかな?と思いつつ読みました。 内容は朝井リョウらしい、人間の様々な葛藤が描かれています。 共感できる部分も、そうでない部分もあり。
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6編からなる短編集。 「水曜日の南階段はきれい」は高校生どうしの恋愛と好きの中間の曖昧な世界観が初々しくて良いなと思いました。夢を語るだけでお腹いっぱいになれた時代が懐かしいと感じました。 「それではふたり組を作ってください」では大学生どうしの友情について語っています。自分と...
6編からなる短編集。 「水曜日の南階段はきれい」は高校生どうしの恋愛と好きの中間の曖昧な世界観が初々しくて良いなと思いました。夢を語るだけでお腹いっぱいになれた時代が懐かしいと感じました。 「それではふたり組を作ってください」では大学生どうしの友情について語っています。自分と他人を比較する優劣をつけたがる。ひとはお互いをマウントしあう生き物なのだと感じました。 「逆算」。主人公は社会人。人間らしくありたい。逆算することは過去を見ること。でも過去を見ないと今のそのひとの気持ちもわからないと思う。 「きみだけの絶対」主人公は高校生。エッチなことばかりを考えてばかりなのを見ると男って仕方ない生き物だと思う。それでも好きな子の前では男の子は格好つけたがるんだよね。わかります。 「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」真面目な講師。真面目に人生を送ってきたけど、いつも特をするのは、昔はワルだった的なひと。少しぐらい悪いことしてもと思う気持ちはわかります。 「何様」採用される側だけでなく、される側も試されてる。最後に出てきた「本気の1秒」がなんか良かった。たとえ一瞬でもそれを感じることができたら無駄ではないじゃんって思う。
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