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あのこは貴族 の商品レビュー

4

370件のお客様レビュー

  1. 5つ

    93

  2. 4つ

    172

  3. 3つ

    70

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2021/05/12

30歳なる前に出会えてよかった。30歳なってからもまた読むと思う。このなんとも言えないとりとめのない不安に駆られたとき、読み終わったらすっきりする。

Posted byブクログ

2021/05/10
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裕福な上流家庭で箱入り娘として育った主人公・華子と、田舎から上京し、家庭の事情から困窮しつつも東京で生きた学生時代の過去を持つもう1人の主人公・美紀。 自分自身も、上京した身であり、周りにはかなり裕福な家庭で育った友人が多いという点で、夜の世界に足を踏み入れた事はないものの、美紀の生き様に共感し、その逞しさに尊敬の気持ちを抱いた。 読んでから時間が経ってしまったので、また読みたいと思う。

Posted byブクログ

2021/05/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

同世代の話だったからか共感が多く面白かった。 華子と美紀のどちらが正しいわけでなく、2人と自分の道を生きていく姿がとてもよかった。 人生で勝ち組と言われる人たちにもその人なりの悩みや葛藤があって結局当事者にならないとわからないんだろうな〜と思う。 自分らしく生きることが楽しいんだろうなと。

Posted byブクログ

2021/05/07

最近勉強の合間に読書する爽快感に気付いて、読書好きの友達に教えてもらった本。面白くて、途中から勉強より休憩時間の方が長くなってしまった。 松濤の実家で暮らす華子と、地方都市出身で、慶応進学とともに上京した美紀と男1人の話。メインは、社会が無意識に求めるジェンダーロールや、生まれ...

最近勉強の合間に読書する爽快感に気付いて、読書好きの友達に教えてもらった本。面白くて、途中から勉強より休憩時間の方が長くなってしまった。 松濤の実家で暮らす華子と、地方都市出身で、慶応進学とともに上京した美紀と男1人の話。メインは、社会が無意識に求めるジェンダーロールや、生まれ育った環境による違い、お家柄の違い。家柄が良かったとしても、恵まれているようで、そうでもない所もある。田舎と都会、どちらも閉ざされたコミュニティで生きてしまうことは日本人ならではなのか。外国でもあるような。 共通項が多い柵の中にいると安心する感覚は、私にもある。インドとかイギリスとか、階級社会が濃く残っている国ならもっとはっきりあるのではないかな。私自身は扉が閉じた世界のメンバーではないけれど、毎年お雛様が飾られて、ちらし寿司とお吸い物を囲んだりと、季節ごとの行事を欠かさない家庭で育ったところは華子と同じで、華子の気持ちに共感するところもある。それに東京に一切キラキラした憧れを持たなかったから、そこは華子側の気持ちに近い。 社会での女性の扱われ方を話す美紀や音楽家の子の言葉にも、たくさん共感する部分がある。幸一郎は何も気づかず気にせずで、怖さがある。 改装する前のオークラとか、知ってる環境の場所がいくつも出てきて、気持ちが動いた。田舎の空気を感じる所から、優雅な空気を感じる所まで存在するのが面白い場所だと思う。

Posted byブクログ

2021/05/04

地方から出て来て、東京で生きてきたひとには どこか刺さるものがあるのではないかと思う。 30代になったときに、華子や美紀のように 生きやすくなったと笑えるように、 私も今の東京のくらしを時々もがいたり足が攣りそうになりながら、泳いでいきたい。

Posted byブクログ

2021/05/03

映画以上にそれぞれの人物の気持ちがよく分かって、分かりやすすぎて。私も、きっと周りの人も狭い世界で暮らしてるんだなぁ。

Posted byブクログ

2021/04/20

泥ついた話かと思いきや女同士の義理人情の話。山内マリコさんぽい、リアルなマイナス感情をめでたしといかないまでもスッポリとハマるラストで締めくくってくる感じ、めちゃ好き。

Posted byブクログ

2021/04/19

場所が全て実在するところなので、かなり細かくイメージを膨らませながら一気に読みました。ストーリーというより、現実世界に本当にあった話みたいなリアリティさの方が私的には面白買ったです。美紀と華子が待ち合わせする有楽町のイタリアンは6th by oriental hotelかな?と思...

場所が全て実在するところなので、かなり細かくイメージを膨らませながら一気に読みました。ストーリーというより、現実世界に本当にあった話みたいなリアリティさの方が私的には面白買ったです。美紀と華子が待ち合わせする有楽町のイタリアンは6th by oriental hotelかな?と思いました。

Posted byブクログ

2021/11/04

全てにおいて受け身な華子と、客観的に自分を見られ動ける美紀の対象的な2人なのに、自分の中にどちらにも共感できる部分が多数あり、自分の気持ちを文章にしてもらったようで、面白かった。 たしかにヒエラルキーのトップにいる人たちって、繋がりが強い分、狭い閉じた世界の住人なのだなあと納得。...

全てにおいて受け身な華子と、客観的に自分を見られ動ける美紀の対象的な2人なのに、自分の中にどちらにも共感できる部分が多数あり、自分の気持ちを文章にしてもらったようで、面白かった。 たしかにヒエラルキーのトップにいる人たちって、繋がりが強い分、狭い閉じた世界の住人なのだなあと納得。そのほんの一握りの一部の世界しか知らない人達が日本を動かしてると思うと空恐ろしい気もした。 一応三角関係の話もあるんだけど、全くドロドロしてなくて、読んでいて爽快だった。 華子にも美紀にも幸せになってほしいなぁと思えるラストで良かった。

Posted byブクログ

2021/04/17

映画を見たらとてもよかったので、原作も読んでみた。 どちらも面白かった! 三角関係なのに、清々しい女性たち。 どこで生まれても、どんな環境で育っても、生きることに悩みは多い。自分で考えて、もがいて、自分の足で立とうとする女性たちに心を揺さぶられた。 感じることや、考えること、思い...

映画を見たらとてもよかったので、原作も読んでみた。 どちらも面白かった! 三角関係なのに、清々しい女性たち。 どこで生まれても、どんな環境で育っても、生きることに悩みは多い。自分で考えて、もがいて、自分の足で立とうとする女性たちに心を揺さぶられた。 感じることや、考えること、思い出すことのとても多い作品。読み応えたっぷりで大・大満足でした。

Posted byブクログ