海の見える理髪店 の商品レビュー
家族の物語が詰まったた短編集。 全体的に時代背景が古めかしい。内容もちょっと重めなものが多め。短いから読みやすいは読みやすい。 最後の「成人式」は、15歳で娘を亡くした夫婦が、娘の20歳の成人式に参加して、心の区切りをつけわうとする物語で、重い内容ではあるが、軽快に描かれていてよ...
家族の物語が詰まったた短編集。 全体的に時代背景が古めかしい。内容もちょっと重めなものが多め。短いから読みやすいは読みやすい。 最後の「成人式」は、15歳で娘を亡くした夫婦が、娘の20歳の成人式に参加して、心の区切りをつけわうとする物語で、重い内容ではあるが、軽快に描かれていてよかった。
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心を通わせられなくなった家族を想い、現れたターニングポイントをきっかけに心の整理をしていく。喪失感からゆっくり希望へと変わっていく、切ないけど、温まるお話に心が平和になりました。
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2024.9.7読了 本のタイトルと直木賞受賞に惹かれて購入。 私には合わなかったのか、読み終わったあとの感想が無だった。いい話だな、とは思うものもあったけど。 一文一単語に無駄がなく、意味を成して構成されている、それこそが短編ならではの面白さだと私は思っていて、そういう読後感は...
2024.9.7読了 本のタイトルと直木賞受賞に惹かれて購入。 私には合わなかったのか、読み終わったあとの感想が無だった。いい話だな、とは思うものもあったけど。 一文一単語に無駄がなく、意味を成して構成されている、それこそが短編ならではの面白さだと私は思っていて、そういう読後感は持てない作品だった。
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タイトルと本の表紙のデザインだけで手にしました。 表題作の他、5つの短編から成っています。 やはり「海の見える理髪店」が好きかな。ストーリーとは関係ないですが、皆さんは自分に合う理美容院がありますか?見つけるまで中々時間がかかりますよね?腕はいいけど交わす会話がはずまないと...
タイトルと本の表紙のデザインだけで手にしました。 表題作の他、5つの短編から成っています。 やはり「海の見える理髪店」が好きかな。ストーリーとは関係ないですが、皆さんは自分に合う理美容院がありますか?見つけるまで中々時間がかかりますよね?腕はいいけど交わす会話がはずまないとか、自分が思う髪型にならないとか、条件が厳しいですよね?月に一度はお世話になるお店なのでリラックスできるところがいいですよね? 理想を言えば、お任せでお願いした時に自分の顔や頭の形や性格やスタイルやファッション(大げさかな)に合った髪型にしてくれたらいいなぁといつも思います。自分に自信がないからそんなことを思うのですよね。 勇気を出してヘアスタイルを変えてみようかな...
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どのお話も素敵でした。 特に、海の見える理髪店のラストが個人的に一番好きです。 思わず、すぐに再読しました。登場人物がどんな心情だったのか、改めて一文一文を読みたくさせる素晴らしい短編でした。
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どのストーリーにも、共感できる部分や切ない部分あるが、結局は心温まる素敵な短編集。学校に馴染めない子供から長年理容師を続けるお爺さんまで、様々な立場の主人公の話を書けることがすごいなと思うが、「いつか来た道」は、特に印象に残った。自分の人生を狂わされたと思うほど嫌いな親が認知症に...
どのストーリーにも、共感できる部分や切ない部分あるが、結局は心温まる素敵な短編集。学校に馴染めない子供から長年理容師を続けるお爺さんまで、様々な立場の主人公の話を書けることがすごいなと思うが、「いつか来た道」は、特に印象に残った。自分の人生を狂わされたと思うほど嫌いな親が認知症になり一人暮らしの生活が崩壊していたら、実際はこうも折り合いをつけられるか…。
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6つの短編集。どの作品も「色彩」を強く想起させられる感じがしました。中でも個人的には「いつか来た道」が1番グッと来ました。苦い過去、辛い現実と向き合い、乗り越えていく様子が静かに描写されています。
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・短編小説集。 ・空は今日もスカイ、続編があってほしい。子どもたちが幸せであって欲しい。 ・海の見える理髪店はあっ!て結末に気づいたら、もう一回二人のやり取りを読み返したくなる。やられたー。
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装丁が美しさが好きです。海の見える理髪店店主のおしゃべりに引き込まれました。2度くらいびっくりしましたがのどかな雰囲気からの突如不穏な雰囲気になるのが面白かったです。 いつか来た道でオチが初めから想像がついていましたが母を理解し赦せるようになるのがいいですね。紅茶の中の桃はちゃん...
装丁が美しさが好きです。海の見える理髪店店主のおしゃべりに引き込まれました。2度くらいびっくりしましたがのどかな雰囲気からの突如不穏な雰囲気になるのが面白かったです。 いつか来た道でオチが初めから想像がついていましたが母を理解し赦せるようになるのがいいですね。紅茶の中の桃はちゃんと気づくあたり味覚の記憶って残るものなのだなあと思った。知的障がいの被虐待児と家出する空の話は読みやすくて好きでした。言葉を知っている英語に変換していく主人公。言葉遊びって懐かしい、それで精神衛生保ってましたね。そしてソノ後フォレストが護られるよう願ってやまないです。私が印象に残ったのはそれらの短編でしたが 他の話も最後は家族に対し気持ちの折り合いをつけておける話だったので読んでる最中はほろ苦さを味わわされながらも最後は救われるので後味はよかったです。
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海の見える理髪店 いつか来た道 遠くから来た手紙 空は今日もスカイ 時のない時計 成人式の短編6編。どれも、家族の繋がりや家族だからこその憤り、死別を感じる。「成人式」は15才の時に事故で一人娘をなくした夫婦が5年後、娘の成人式に振袖、袴で出席するというとんでもない話。...
海の見える理髪店 いつか来た道 遠くから来た手紙 空は今日もスカイ 時のない時計 成人式の短編6編。どれも、家族の繋がりや家族だからこその憤り、死別を感じる。「成人式」は15才の時に事故で一人娘をなくした夫婦が5年後、娘の成人式に振袖、袴で出席するというとんでもない話。成人式を機に、夫婦が一歩を踏み出す話でもある。幼いときに別れた父を訪ねる「海の見える…」傲慢で、高飛車な母親の老いてボケた姿に衝撃を受ける娘の「いつか…」どれも 作者の優しさがふと心にしみる作品
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