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絵を見る技術 の商品レビュー

4.5

187件のお客様レビュー

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2026/08/29

 web上で好評だったので購入した書籍だが、本当に良い。  絵画を見るときに何に注目し、どのように読み解いていけば良いかを明解に教えてくれる。そして、その技術が確実に身につくように感じる。  「絵画の見方」的な書籍は世の中に溢れているが、これほど具体的で体系的なものを知らない。 ...

 web上で好評だったので購入した書籍だが、本当に良い。  絵画を見るときに何に注目し、どのように読み解いていけば良いかを明解に教えてくれる。そして、その技術が確実に身につくように感じる。  「絵画の見方」的な書籍は世の中に溢れているが、これほど具体的で体系的なものを知らない。  方向性としては、宝島社から出ている、『絵画の読み方』、『図解:名画の見方』などと同じだが、永年書棚で積読状態になってきたこれらの書籍とは違い、圧倒的に読みやすい。  本書を3度、4度と通読して、その内容を自家薬籠中の物とすれば、美術館などで絵を見ることは至上の愉楽となってくれることことだろう。

Posted byブクログ

2026/08/24

絵画・写真などの2次元芸術作品をロジカルに見る方法を紹介した本。美術作品の構造分析や隠喩の研究や古典的であり、パノフスキーや若桑みどりさんなど昔から多くの美術史家が取り組んできたものである。それらを筆者なりに咀嚼して、一般の人にも分かりやすく解説している。以下のキーワードのように...

絵画・写真などの2次元芸術作品をロジカルに見る方法を紹介した本。美術作品の構造分析や隠喩の研究や古典的であり、パノフスキーや若桑みどりさんなど昔から多くの美術史家が取り組んできたものである。それらを筆者なりに咀嚼して、一般の人にも分かりやすく解説している。以下のキーワードのように、絵を見るポイントがありそれをガイドに絵を解釈できると説く。 ・フォーカルポイント(注目点・明暗の強弱、大きさの比率など) ・経路(絵全体を見てもらうために画家が調整したもの・集中型、クラッカー型、ジグザグ型、十字型、水平垂直型など伝えたい主題や見せ方によって人やものの配置や視線を調整する) ・バランス(バランスが良い=天秤の釣り合いが取れてる、もしくは意図的に偏りを持たせている。片方だけ強調してもバランスが悪いので、小物を反対に置いてバランスを取るなど) ・色(明暗・彩度、補色関係など。影にも色を載せる) ・構図と比例(二等分線・三等分線・等分線に対する斜行線、それらに応じてモチーフを配置したり形を調整する) このように絵の見方をロジカルに解説し、なぜこの絵はバランスが良いのか、ずっと見てられるのか、また美しいと思うのかを解説している。日本だと絵は感性で見るもの、言葉にするのなんて野暮、という印象もあるがヨーロッパだと子供の時から美術館で感想を述べる授業などがある。全てをロジカルに見るべきだとは思わないし、画家も意図していないことも多いが絵を見て言語化することは人と話すタネになると思う。

Posted byブクログ

2026/08/17

美術館の特別展を観に行くにあたり、さっぱりワカラン美術について少しは知識を持っておこうと読んだ本。めちゃくちゃ勉強になったし、この本のおかげで作品も楽しめて、年パスも買った。 こんなにも、絵と対峙しながら、絵をじっくり観る時間は初めてだったけど、この本に書かれている絵の構図やバ...

美術館の特別展を観に行くにあたり、さっぱりワカラン美術について少しは知識を持っておこうと読んだ本。めちゃくちゃ勉強になったし、この本のおかげで作品も楽しめて、年パスも買った。 こんなにも、絵と対峙しながら、絵をじっくり観る時間は初めてだったけど、この本に書かれている絵の構図やバランス、色彩の知識は、何度も読み返して、絵画をもっと楽しみたい。

Posted byブクログ

2026/08/16

写真の勉強のために本書を手に取ったが、これまで漠然と見ていた絵画の見方が180度変わった。 名画が名画たる所以についても素人ながらも理解でき、美術館に足を運びたくなる一冊だった。

Posted byブクログ

2026/08/13

 SNSで出版社である朝日出版社さんが本書の続編相当の本を紹介していました。とても気になったのですが、まずは前著から読んでみようと思い、いつも行く図書館で借りてきました。  絵画を鑑賞するうえでどこに注目すればより楽しめるのか、専門家の「絵の見方」は興味を惹きますね。

Posted byブクログ

2026/07/30

見る前に絵をどう見ればいいのかを知りたい人や絵を理解したい人、名画についてうんちくを語りたい人などにとっては大変わかりやすく有用な書物になっていると思う。 それにあとがきで筆者も「自分が美しいと感じたり、好きだと心から思うことについて、人に伝えたり、共感したり、議論したりすること...

見る前に絵をどう見ればいいのかを知りたい人や絵を理解したい人、名画についてうんちくを語りたい人などにとっては大変わかりやすく有用な書物になっていると思う。 それにあとがきで筆者も「自分が美しいと感じたり、好きだと心から思うことについて、人に伝えたり、共感したり、議論したりすることは、難しいと考えられてきました。」と述べているのはその通りで「この本で見た、線やバランス、配色や明暗のスキームの見かたは、自分の感じたことを伝えるフレームとして使えます。」という筆者の挑戦的な意図は見事に達成できている気がしますね。 私は絵をみてその絵を解釈したり評価したりすることはないし、ただただぽやーんと眺めてなんかいいなあこれ好きかもなんか心地いいなあとか感じるだけで楽しくてしょうがないので本書を読み終えても何か変わったことはない。そもそも記憶の泉が枯れている私には、結構な分厚さで知るべきことはほぼ網羅されていつつポイントを絞って簡潔にまとめている本書の内容でさえ一片も覚えられないので、読んでる間中は霞の向こう側で偉い先生が講義しているような感覚だったけど、一点だけ「よく絵を描いている人が、鉛筆など棒状のもので、対象の大きさをはかったりする姿を見たことがあると思います。」という一文だけは突然目の前が開けて明かりが射したように感じた。たしかにこのポーズって絵描きさんの典型的な姿だと刷り込まれているけど、そうかそういうことだったんだね。 読んだのがちょうどYoutubeで「【絵を見る技術】人生が豊かになる「絵画鑑賞」/明暗の対比に注目せよ/リーディングラインの秘密/名画に隠された作者の意図/視線誘導の3タイプ/プロとアマチュアの視線の違い【PIVOT LIFE】」という1時間くらいで本書のダイジェストのような番組がアップされたタイミングであってこちらも面白かった。

Posted byブクログ

2026/07/22

そもそも絵の具って何?メディウム(溶剤)が油なら油絵、膠なら日本画、卵ならテンペラ画、漆喰壁に塗ればフレスコ画、アラビアゴムならば水彩画。つまり色の素はみな一緒で何で溶くかっ呼び名が変化します。 17世紀の頃は青系の絵の具は高価であり、フェルメールブルーと言われるウルトラマリンは...

そもそも絵の具って何?メディウム(溶剤)が油なら油絵、膠なら日本画、卵ならテンペラ画、漆喰壁に塗ればフレスコ画、アラビアゴムならば水彩画。つまり色の素はみな一緒で何で溶くかっ呼び名が変化します。 17世紀の頃は青系の絵の具は高価であり、フェルメールブルーと言われるウルトラマリンは、ラピスラズリという半貴石を原料とした非常に贅沢な色であった。

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2026/06/27

美術館での絵を見る/言語化する技術を上げたく購入 素人にも分かりやすい文章で楽しみながら読めた! 5章の構成については元々が難しい話なので 理解まで時間がかかりそうだが、 できるところからやっていく

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2026/06/08

名画がなぜ名画なのかを理論的にまとめており、絵画を見る際の視点が広がった一冊でした。 序盤は比較的取り組みやすい視点でしたが、後半にかけては難易度が上がっていき、何回も読み直しながら知識を定着させていく必要があると感じています。 特にリーディングラインや構図に関しては、こんなに補...

名画がなぜ名画なのかを理論的にまとめており、絵画を見る際の視点が広がった一冊でした。 序盤は比較的取り組みやすい視点でしたが、後半にかけては難易度が上がっていき、何回も読み直しながら知識を定着させていく必要があると感じています。 特にリーディングラインや構図に関しては、こんなに補助線引きまくったらなんでも整ってるって言えない?と懐疑的に思う部分もありました。 しかし、このような視点が定着して絵画を見ることができる未来が楽しみになります。

Posted byブクログ

2026/06/08

序章のタイトル 「君は見ているけど、観察していないんだ、」 名探偵ホームズの言葉だが まず素直に受け入れた。 絵は好きでよく見るが、 まさしくそうと思ったのだ。 しかし章を重ねていくうちに 私が愚鈍なのだろう ついていけなくなった。 厳しめの大学教授に 放っておかれたように。 ...

序章のタイトル 「君は見ているけど、観察していないんだ、」 名探偵ホームズの言葉だが まず素直に受け入れた。 絵は好きでよく見るが、 まさしくそうと思ったのだ。 しかし章を重ねていくうちに 私が愚鈍なのだろう ついていけなくなった。 厳しめの大学教授に 放っておかれたように。 ただ知識としては残るものがあって それを元に絵を見に行こうと思った。

Posted byブクログ