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絵を見る技術 の商品レビュー

4.5

132件のお客様レビュー

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2023/11/19

 「へー!」や「ほー!」が止まらない。絵画ってこういう見方をするんだ…。とても学び深く、メモしておきたいことだらけで、なんならこの本を持って美術館に行くべきなんじゃないか?と思わされるほど。  6章のタイトル、"だから、名画は名画なんです。"の言葉が好き。こ...

 「へー!」や「ほー!」が止まらない。絵画ってこういう見方をするんだ…。とても学び深く、メモしておきたいことだらけで、なんならこの本を持って美術館に行くべきなんじゃないか?と思わされるほど。  6章のタイトル、"だから、名画は名画なんです。"の言葉が好き。この言葉に全てが詰め込まれている。この世に名を残す巨匠たちは、意識的または無意識的(無意識っていうのが、また良い。)にバランス・色・構図を緻密に計算して描いている。だから、我々の視線を離さない。すごい…。絵具の発明や改革、宗教。様々な時代背景とともに絵画もどんどん多彩に、個性的になっていく。おもしろい…。  絵を見る視点を考える。"なんかいい"のなんかをロジカルに見る。さすれば、自分の言葉で"何がいい"かを表現できるんだ。 【一言感想】 読了後、もれなく美術館行きたいー!ってなると思う。

Posted byブクログ

2023/11/05

あーーいい本 というか、もうずっとこんな本を探してたんじゃないか! 著者の方の説明の仕方も、親しみやすくて物腰が低い感じがずっと話を聞いていたくなるような文体 何回か読み直したいなあ

Posted byブクログ

2023/09/30

おもしろく読める。帯に書かれた「センスとロジックをつなげるビジュアル・リテラシーの教室」が、最初なんのこっちゃわからなかったけど、読み終えて納得。 描き手の意図を言葉にし理屈で理解できるようにすることだけが主題ではない。理性と感覚を上手に分けながらより深い楽しみ方ができるように導...

おもしろく読める。帯に書かれた「センスとロジックをつなげるビジュアル・リテラシーの教室」が、最初なんのこっちゃわからなかったけど、読み終えて納得。 描き手の意図を言葉にし理屈で理解できるようにすることだけが主題ではない。理性と感覚を上手に分けながらより深い楽しみ方ができるように導いていく。これは良い。

Posted byブクログ

2024/07/06

凄く勉強になり、楽しく読めました。 美術館に行って確かめたくなるし、いろいろな絵を見たくなります。

Posted byブクログ

2023/06/27

表紙はボッティチェリの「ピィーナスの誕生」で、教科書にも載っている美しい絵 絵に詳しくない私でもかなり面白かった! まずは、内容が分かり易いので、目次紹介を! 序章 「名画をちゃんと見られるようになりたい」 一部分紹介     美術教育を受けた人の目の動きは、上...

表紙はボッティチェリの「ピィーナスの誕生」で、教科書にも載っている美しい絵 絵に詳しくない私でもかなり面白かった! まずは、内容が分かり易いので、目次紹介を! 序章 「名画をちゃんと見られるようになりたい」 一部分紹介     美術教育を受けた人の目の動きは、上下左       右端々まで万遍なく見る。     普通の人は中央の顔とか、目立つ所ばかり     視線が惹きつけられる。 第一章 絵の主役、フォーカルポイントの探し方     第二章 名画が人の目を捉えて離さないのは何故か   第三章 この絵はバランスが良いってどう言う事? 第四章 何故その色なのか?   一部紹介     ゴッホが弟のテオに宛てた手紙にある、     「アルルの寝室」の色について     壁は淡い紫、床は赤く、ベッドと椅子は黄     色、毛布は真っ赤…とある。     ところが現存する絵では壁は青、床も赤と     云うより茶色。何故齟齬があるのか?     この絵の描かれた1888年はゴッホが精神     を崩していた時期だから、うっかり間違え     と思われていた。     しかし2010年に始まった調査で、ゼラニウ     ムレーキと言う赤の絵の具の色素が、経年       劣化で抜け落ちていた事が判明した。 第五章 名画の裏に構造あり!   一部紹介     右は左より格上?     位置が明かす、力関係。     ラファエロ、アテネの学堂、は四等分     に隠された深い意味あり 第六章 だから名画は名画なんです! 少しだけ、より絵を楽しめるようになった様な気がします。 美術館で試してみようかな!

Posted byブクログ

2023/06/11

とても素晴らしい本で、お薦めです。 絵の見方を「センス」や「作品の知識」で説明するのではなく、とても具体的に「技術」として解説してくれるので、1つ1つの見方の具体例に驚かされます。「色」の章ではよくある「色相」とか「補色」とかよりもまず「絵の具」の歴史や材料の話から始まったのがと...

とても素晴らしい本で、お薦めです。 絵の見方を「センス」や「作品の知識」で説明するのではなく、とても具体的に「技術」として解説してくれるので、1つ1つの見方の具体例に驚かされます。「色」の章ではよくある「色相」とか「補色」とかよりもまず「絵の具」の歴史や材料の話から始まったのがとても面白かったです。 また、バロックやルネサンス、印象派などは作風の違いで見ていましたが、それはなぜ時代を作ったのかという解説も興味深かったですね。 目や頭に見えている世界を正確に描く技術ってすごいと思っていのたですが、実はかなり様々な角度から様々な思惑を込めて「作って」いるのだと知れて、とても面白かったです。

Posted byブクログ

2023/07/24

なるほど!だから惹きつけられるのか!と納得できるようになります。 感覚的に良い絵だなと思っても、何故そう思ったのかわからなかったことが、少しだけ言語化できる気がしてきました。 理屈とは別に初めて見る絵画もあり、とても楽しめました。

Posted byブクログ

2023/05/02

絵画の構造の解説 補助線を引きながら、名画の何が凄いかを説明している。 今までなんとなく、背景や解説を頼りに 繰り返し見てそういうものかと思いこんでいたが、 ようやく 絵を、そして二次元の創作物を 観る手がかりをようやく得たように思う

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2023/03/28

※1章読了時点 くっそほど面白い作品。おそらく、最初の20ページ読んだら止まらないだろう。 絵画を解説してる本では圧倒的な情報量、わかりやすさ、それを後押ししてる文章の読みやすさと次を読ませたい流れがある。 それでいて専門用語がある程度ありかなり学びがある。なによりも、図で示...

※1章読了時点 くっそほど面白い作品。おそらく、最初の20ページ読んだら止まらないだろう。 絵画を解説してる本では圧倒的な情報量、わかりやすさ、それを後押ししてる文章の読みやすさと次を読ませたい流れがある。 それでいて専門用語がある程度ありかなり学びがある。なによりも、図で示されている点が、自分の知識に活かせる。 本書の構成は以下。 【大方針】絵のデザインを要素ごとに分解。役割はなにか、絵にといかけながらみる問いかけながら見る。 【章構成】 1章 主役(と脇役) 2章 眼の経路 3章 バランス 4章 色 5章 1-4章の配分 6章 表面的な特徴、構造

Posted byブクログ

2023/03/17

その絵の歴史的背景ではなく、構図メインの話 構図を勉強したい人にかなり向いてる カラーでわかりやすく解説されていて読むと絵を観察したくなる。絵を描きたくなる。

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