マジカルグランマ の商品レビュー
どんな凄いおばあちゃんのお話なのかと期待しながら読み始めたが、どうも思ったような内容とは違う。 タイトルの意味が分かった中盤からの展開は楽しかったが、ではどうなのと思っても感動や満足感は得られなかった。 20-43
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マジカル ニグロ マジカルグランマ!そんな存在を保つ 肩書きなんて馬鹿らしい❗️みんな自分が主役です。嫌な正子さんでしたが(笑)正子さんぐらい自分を大切にしてると長生きできるのかも!
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正子さんの言動にギョッとする私はまだまだ甘い❗️ 75歳になった時、正子さんのように自分に正直にパワフルなおばあちゃんでいられるように頑張ろー
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75歳、まだまだ現役っていうおばあちゃんの奮闘記。 古い家をそのままお化け屋敷にしちゃうっていう発想は面白かった。
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柚月麻子さんの小説の今回の主人公は、75歳の正子さん! マジカルグランマというタイトルから、「奥様は魔女」的なことかと思ったら、全く違う意味でした。 マジカル◯◯とは、差別する側が生み出した都合のいい存在のこと。 白人に尽くす黒人メイド。 ヒロインの恋の悩みを聞いて明るく励まし...
柚月麻子さんの小説の今回の主人公は、75歳の正子さん! マジカルグランマというタイトルから、「奥様は魔女」的なことかと思ったら、全く違う意味でした。 マジカル◯◯とは、差別する側が生み出した都合のいい存在のこと。 白人に尽くす黒人メイド。 ヒロインの恋の悩みを聞いて明るく励ましてくれるゲイ。 そして、孫に優しく、無償の愛を注ぐ、可愛いおばあちゃん。 そんな求められる像を演じることとは、早々に決別し、自分の思うがままに生きていく正子さん。 強いなぁ。逞しいなぁ。 アイデアも泉のように湧き出てきて、まぁこれはこれで、マジカルシニアインフルエンサーなのかもしれないけど、読んでて痛快だった。 私たちは、私人であっても「こうあるべき像」に縛られている。 結局「こうあるべき」というのは、それを作り上げた人達にとって都合のいい虚像に過ぎないのに。 それなのに、誰も彼も、マジカル◯◯の呪縛から逃れられていない。 その場その場、求められる虚像を演じることでチヤホヤされ、幸せな自分を演出していても、そんなことでしか感じられない幸せこそが虚像なんだよな。 正子さんは芸能界という華やかな世界の人だけど、これは決して芸能界だけの話ではないということ。 なんとなく生きづらさを感じてる人に、読んでもらいたいな。 オシャレで痛快な小説のなかに、人生のヒントを見つけられるかも。
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マジカルなグランマのお話なんだから 表紙のような可愛いおばあちゃんが登場し 魔法のように次々と問題を解決してくれるのかと思ったのに・・・。 主人公のおばあちゃん(正子さん・75歳)はすごい。 本当に言いたいことをいい、心からやりたいことをやって オリジナルな自分の人生を生きている...
マジカルなグランマのお話なんだから 表紙のような可愛いおばあちゃんが登場し 魔法のように次々と問題を解決してくれるのかと思ったのに・・・。 主人公のおばあちゃん(正子さん・75歳)はすごい。 本当に言いたいことをいい、心からやりたいことをやって オリジナルな自分の人生を生きている。 魔法で難題が一瞬のうちに片付いてしまうことなどないけれど 捨て身でなりふり構わず体当たりで困難に立ち向かっていく正子さんの姿は、 魔法なんかよりずっと素敵だ。 それにしても、『風と共に去りぬ』がマジカルニグロが登場する差別の物語だとしたら、子どもの頃から大好きだった小公女なんかも差別になっちゃうんだろうか。。。そんな発想したこともなかったな。
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型にはめられた社会の差別意識、その一方で、時には自分自身で自らを型にはめてしまうことがよくある。 正子は世間の「マジカルグランマ」像から抜け出そうと、必死に自分の思う通りに生きていく姿が、とても微笑ましかった。 最後の杏奈の手紙にあった、「女は自分を犠牲にして他人に尽くすべきだと...
型にはめられた社会の差別意識、その一方で、時には自分自身で自らを型にはめてしまうことがよくある。 正子は世間の「マジカルグランマ」像から抜け出そうと、必死に自分の思う通りに生きていく姿が、とても微笑ましかった。 最後の杏奈の手紙にあった、「女は自分を犠牲にして他人に尽くすべきだと勘違いしている」というのがまさにそれで、私自身も身を粉にして家族に尽くさねば…と子育てに追い詰められたことがあったのを思い出した。
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やたら文字が多い小説だな・・・と言うのが第一印象。 でもスラスラ読めた。 今回は75歳の元女優がヒロインだ。 いったい柚木麻子は何歳なのだ?と問いたくなるほど、高齢者の心理を分析している。私も仕事がら高齢女性と接する機会はあるが多くの人が精神年齢は乙女のままだ。育児から解放されると一人の女性に戻るようだ。(もちろん女性のままでいる人もいる)自分の孫は猫っ可愛がりする反面、他人にはわがままを言っていいと思っている。また自分の権利だけは過剰に主張する。ヒロインの正子は現代の高齢女性の代表格だ。 しかし正子があっぱれなのは、世間が求める温かいお年寄りの虚像をばっさり叩き割ったことだ。 ラストは大団円なのかアンハッピーなのかどんでん返しなのか、どちらにして「このための伏線か」と思わず膝を叩いてしまうに違いない。
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元女優の老婦人の活躍を描く元気小説。 作者お得意のネガティブな状況からのポジティブな活躍によって元気が出る物語なんだけど、いまいち共感できませんでいた。 主人公の正子さんが自己中で空回りしすぎるのが鼻についたのかもしれません。 ただ、マジカル○○というネガティブなステレオタイプを指す単語を知らず勉強になりました。 また、昨今の米国での警察による黒人差別問題が大ごとになっている中で知った、「風と共に去りぬ」の差別描写が問題視されて上映や配信中止になる事例を先取りしているようで、作者の感性に脱帽します。
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可愛らしい表紙とタイトルからは想像できない、強く逞しいおばあちゃんの74歳からのリベンジ物語。型にはまらず何事にも果敢に挑戦する主人公から目が離せなくなり、飽きることなく楽しく読めます。人生の再出発に年齢は関係ないな…と元気をもらえる本です! https://opac.shod...
可愛らしい表紙とタイトルからは想像できない、強く逞しいおばあちゃんの74歳からのリベンジ物語。型にはまらず何事にも果敢に挑戦する主人公から目が離せなくなり、飽きることなく楽しく読めます。人生の再出発に年齢は関係ないな…と元気をもらえる本です! https://opac.shodai.ac.jp/opac/search?q=%E3%83%9E%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%9E
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