マジカルグランマ の商品レビュー
マジカルってそういう意味だったのか、と、いろいろ考えてみるきっかけにもなった。 みんな一癖あるところがとても好き。 みんな違ってみんなイイ!
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食事を準備する描写など、丁寧な生活をしている部分には好感を覚えましたが、それ以外についてはちょっと相容れないというか、あまり好きになれる登場人物がいませんでした。 マジカルニグロという言葉は初めて聞いたので印象に残りました。ステレオタイプ的な枠に囚われていないか、自分でも省みてみ...
食事を準備する描写など、丁寧な生活をしている部分には好感を覚えましたが、それ以外についてはちょっと相容れないというか、あまり好きになれる登場人物がいませんでした。 マジカルニグロという言葉は初めて聞いたので印象に残りました。ステレオタイプ的な枠に囚われていないか、自分でも省みてみないとな、と思いました、
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訳あって読書から離れてましたが、久しぶりのリハビリ読書一冊目。 ちょっと突拍子もない設定で、入り込みにくかったかなぁ。ご都合的に物語が進んでいくのとかも。 ただ一番最後のところがほっこりして読了でした。
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七十五歳を迎えてなお人生の波乱万丈を巻き起こす、シニア女優の正子を主人公にした物語です。 いいようにちやほやされる「おばあちゃん」像から脱却して、自分らしさを取り戻して生きていく正子の力強さと明るさがとにかくたくましい物語でした。 ただその正子のキャラクタの個性が強すぎて、高齢だ...
七十五歳を迎えてなお人生の波乱万丈を巻き起こす、シニア女優の正子を主人公にした物語です。 いいようにちやほやされる「おばあちゃん」像から脱却して、自分らしさを取り戻して生きていく正子の力強さと明るさがとにかくたくましい物語でした。 ただその正子のキャラクタの個性が強すぎて、高齢だとかそんなことより彼女だから可能な物語としか思えなくて、だから彼女の物語としてなら楽しく読めるのですが、でも実際七十五でこんな生き方はできやしない、という現実には負けてしまう、といいいますか…。 そんなことはもちろんフィクションなのだから当たり前なんですが、昨今のmetoo運動など現実の社会的問題も取り込んで、インスタだのなんだのもふんだんに取り込んでいる(作者らしい)作風だったので、そのノンフィクションの部分と正子というキャラの破天荒さがちょっと乖離しているかなあと思ったりしたのでした。
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なんと痛快なおばあちゃんか。大成しなかった女優の、74歳からのリベンジ物語。歳を重ねても、学びも気付きも成長もある。 おばあちゃんの周りで起こるドタバタと、その中から自分で選び前に進む様が心地よい。バイタリティを感じさせるオチも秀逸。 また、マジカルニグロ、マジカルゲイという...
なんと痛快なおばあちゃんか。大成しなかった女優の、74歳からのリベンジ物語。歳を重ねても、学びも気付きも成長もある。 おばあちゃんの周りで起こるドタバタと、その中から自分で選び前に進む様が心地よい。バイタリティを感じさせるオチも秀逸。 また、マジカルニグロ、マジカルゲイという単語を初めて知ったが、名画「風と共に去りぬ」を引き合いに出し、被差別者が差別者から美しく描かれている都合のいい状態(マジカル=実在しない)を評するが、現代のSNS社会に至るも人々に通底する概念だなと。それを打破するグランマの力が強い。
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柚木さんは軽い文体ですらすらと読めるのに人間の愚かで浅ましい。でも強く生きている人を描くとうまい。 自分に都合のいい他人は存在しないということを強く教えてくれる。
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夫の死後「理想のおばあちゃん」を演じることを放棄した正子。 正子さんの決断力と行動力がすごい。バッシングにも負けず、新たなチャレンジを試みる。やりたいことに向かって周囲の助けを借り、アイデアを実現させていく。言いたいことをポンポン口にしていく様子は気持ちがいい。 大人になると色々...
夫の死後「理想のおばあちゃん」を演じることを放棄した正子。 正子さんの決断力と行動力がすごい。バッシングにも負けず、新たなチャレンジを試みる。やりたいことに向かって周囲の助けを借り、アイデアを実現させていく。言いたいことをポンポン口にしていく様子は気持ちがいい。 大人になると色々な気遣いで疲れやストレスを感じることも度々。その点、正子はワガママにも見えるがのびのびとしていて楽しそう。 いくつになっても貪欲に夢を追う正子のパワーに圧倒されました。 夫を慕い、突然家に転がりこんで来た杏奈と正子の距離が少しずつ近づいていく様子も微笑ましい。
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おばあさんの奮闘記なのだろうけど終始入り込めず、ひたすらに長すぎるお話を胸焼けしながらの消化。正子さんの夢物語的な展開にワクワクどころかどこか冷めた目でご都合主義だなぁと。 認知症の親友のくだりもあり得ないことばかり。 マジカル使い方は悲しくなってしまった。
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ストーリー展開が読めないまま 読み続けた。 グランマ 野心家で自由っぽいおばあさん 柏葉正子さん 夫を亡くし ひとり自由になると ストッパーが外れたかのように 色々な事を始め 周りの人と突き進んでいく ドタバタだけど 面白い本だった
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
75歳の正子さん、昔女優で監督である旦那さんとは家庭内別居で、尊敬する先輩大女優の紀子さんにあこがれていて。 そんな”おばあちゃんな正子さん”が活躍したり、落ち込んだり、復活してみせたり、とにかく自分の気持ちに正直にあれやこれや奮闘していくストーリーです。 押しかけてきた旦那さんのファンだという女の子、隣の若夫婦、息子や町内のご近所さんたちが、正子さんと係わっていくうちに、それぞれ個性的でおもしろいキャラが立ってきて良かったです。正子さんも”かわいいおばあちゃん”なんかじゃないし… みんながいい人ってわけじゃなかったので最初はちょっと読みづらいかな?と思いましたが、どうなるかわからいワクワクする展開にすぐ引き込まれました。 作中で「風と共に去りぬ」を引き合いに出てきた「マジカル○○」いう考え方は知らなかったので、その辺がちょっと消化不良なのですが、正子さんがCMイメージを壊さないようにって言われていたのにぶち壊しちゃって何もかもなくして、けどその後で全く違う形で復活して、その辺すごくおもしろかったです。 1日で読了、土曜でよかったなぁと思います。
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