マジカルグランマ の商品レビュー

柚木麻子(著者)

2019/12/28

只者ではないおばあさん。高齢者の価値観が覆された。何もなくても、希望がなくても、やりたい事に向かい合うパワーは年齢に関係ない。

2019/12/26

もうこれを始めるには遅いか、などと思っていたのは30歳のころ。え、まだまだ若いじゃん、と今なら思える。
やってみよう、と思ったときがやり始める時期なんだろね。何を始めるにも遅いということはないのだと最近は思う。
やってみたいこと、行きたい場所、食べたいもの、ぜーんぶ思ったら即行動だ。

2019/12/19

よんでいて面白い箇所もあったけれど、
厚めの本なのに次々に読み進めたいという
ような感じがなく、ちょっと読むのが苦痛。

わたしの想像力では、
正子さん、杏奈以外の脇役や
お屋敷&お化け屋敷の
イメージが全く思い浮かばず
イラストでもほしいくらいだった。

2019/11/20

「高齢者」特に「おばあちゃん」のイメージを覆すストーリーでした。自分を犠牲にして周囲に尽くすのはもうたくさん。どんどん自分をアピールして自分の幸せのために行動する、いくつになってもそんな元気な人は魅力的ですね！

2019/11/11

例えば、「風と共に去りぬ」のような映画の中で、白人がこうあってほしいと思うとおりの行動をする黒人のことを、マジカル黒人というらしい。

本書は、世間が求める老婆像を抜け出し、奔放な自分を取り戻そうとする老女が主人公だ。

章ごとに状況が展開するさまは、意外性に満ちていて、読者の思い込みや予想は確実に裏切られる。

結末も例外ではないが、ここまではじけると、むしろ清々しい。

2019/11/08

これ、すっきりする？柚木さんの話の中ではホワイトなのはわかるけど、どうにも正子さんがいらっとするんだよねぇ。自分の気持ちに正直なのはよくわかるんだけど。バイタリティもすごいと思うんだけど。最後幸せ、おめでとう!!で終わらないところも柚木さんらしいんだけど。なんでかなぁ。陽子さんの話がいらない気がしたんだよな。ホラーハウスのあたりで終わりにしとけばよかったのにと思ったよ。

2019/11/07

こんな風に、元気に前向き年を取れたら素敵だし、人生がとても楽しいだろうなぁと思わせてくれる作品でした。

2019/10/30

元 ちょい役女優だった75歳の正子さんの かなりな活躍物語なんだけど、経歴も環境も普通のヒトとはかけ離れている設定なので単に面白おかしくは読めたけど...
直木賞候補だったらしいけど、私的には やっぱり直木賞やら芥川賞ってのは凡人向きではない作品なんだなぁと改めて思っています(^^)

2019/10/22

いまどきなツールがたくさん出てきて展開も早い。ただ、数年後には読後の感想が大きく異なってしまいそう。「今」にこだわって読むべき本かな。

2019/10/13

お婆ちゃんちゃんはこうあるべきという役を演じていたものの、本来の姿が現れてしまい、世間からバッシングを受けてしまう。
家を処分したくともお金がなく、若い手助けをうけながら家をお化け屋敷にすることに。
そして最後はハリウッド。
世間からの目を気にせずに、自分らしく生きようとする。
マジカルグランマではなく、スーパーグランマだね。