サブマリン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チルドレンから陣内はさらにめんどくさくでも、少し大人になっていた。 今回は無免許運転の少年の事故を軸に、過去の少年の運転事故や他で保護観察中パソコンに強い少年が出てきたり、、、長編だった。 陣内の過去の事故の被害者少年(今回の事故起こした少年)との約束が漫画を最後まで読ませてやるだったかーってなった。 陣内のしつこさってちょっといいよね あと、目の見えない永瀬夫婦は相変わらずいい雰囲気。 p20 どこでもいいから座ってで、膝の上に座った陣内の話
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
陣内さん、迷惑な男(笑) でもこんな人がいたら、更生する少年もいるかもしれない。 「なぜ友達のように頻繁に来るのか?」と聞いたら、「おい、本気で言ってるのか。友達が遊びに来てるんだろうが」ってところが素敵だった。あと漫画も10年もしつこく催促して最後まで描かせたし。(最後まで描いても面白くなかったとかディスってたけどw) 実際は忙しくて過去の案件にかかわってる時間なんてないんだろうけどね。
Posted by
やっぱり良い。 読んでて楽しいなから、読んで良かったと純粋に思えるのが良い。 何より前作からのヒーロー、陣内がやることなすこと、やっぱりずっと良い。 連作短編集の続編だけど、今作は短編でなく長編。 そして前作に比べて、がっつり重ため。 陣内が言うところの『面倒臭い』話。 なのに...
やっぱり良い。 読んでて楽しいなから、読んで良かったと純粋に思えるのが良い。 何より前作からのヒーロー、陣内がやることなすこと、やっぱりずっと良い。 連作短編集の続編だけど、今作は短編でなく長編。 そして前作に比べて、がっつり重ため。 陣内が言うところの『面倒臭い』話。 なのに、伊坂幸太郎さんの手腕に掛かれば、重苦しくなく、でもしっかりと味わえる。 前作で陣内に惚れた人は、今作でますます惚れ込んだと思う。 陣内語録とか、陣内言動集とか、作ってほしい。 疲れたとき、悩んだとき、笑いたいとき、ひたすら読みたい。 今作の陣内の台詞は好きなものがたくさんあったけど、「今の俺が、今、一番本当の俺だからな」が陣内らしくて好き。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
前作の『チルドレン』が大好きだったことは覚えていますが、陣内のことを「部下を振り回すハタ迷惑な上司だけど、最後は泣かされる」程度にしか覚えていませんでした。本作もそんな感じで物語は進み、ラスト20頁で胸を打たれる。 人を撥ねた若者に救いなんてあるものだろうかと思っていたのに、「何でもかんでも機械的に厳しく罰していくわけにはいかない」という陣内の言葉には感極まりました。 命の穴埋めなんてできない。だったらどうすればいいのか。被害者のこと、加害者のこと、いっぱい、いっぱい考えさせられます。こんな家裁調査官がいてもいい。
Posted by
最後のシーンで思わずうるっと来てしまった。救済の余地がすべての物事にとっては必要なんだなあと。少年犯罪においては刑罰よりも更生、という決まり文句が度々出てくるけど、最後の陣内の言葉で繋がった。
Posted by
面白かった。なんか、良い話っぽい感じにみえた。 この方、伏線回収面倒って思う本もあって疲れる時あるけど、今回は読みやすくて面白かった。
Posted by
陣内さん最高、に尽きる。 チルドレンからのサブマリンですが、 特にサブマリンの陣内さんはめちゃくちゃいい。 世の中は何が正解かわからないことばかり。立ちはだかる敵は強く、そして理不尽。でも、陣内さんはいる。滅茶苦茶なんだけど。 覚えておきたい言葉溢れる本でした。 たくさん勇気...
陣内さん最高、に尽きる。 チルドレンからのサブマリンですが、 特にサブマリンの陣内さんはめちゃくちゃいい。 世の中は何が正解かわからないことばかり。立ちはだかる敵は強く、そして理不尽。でも、陣内さんはいる。滅茶苦茶なんだけど。 覚えておきたい言葉溢れる本でした。 たくさん勇気をもらいました。
Posted by
読みやすくて一瞬で読み終えた。 何が正しくて何が間違っているのか、、世の中やるせないことだらけ。 陣内、いい人だなぁ。それに比べて、武藤に対してなんの思い入れも湧かない。。。
Posted by
個人的には、前作である「チルドレン」の一番最初の話である、銀行強盗事件に巻き込まれる話が大好きだったので、陣内を中心とした独特な存在である人物たちの群像劇は前作、今作、とも読んでいて面白いし、世の問題に対するインパクトあるアプローチで挑むさまはいろいろ考えさせられるが、どうしても...
個人的には、前作である「チルドレン」の一番最初の話である、銀行強盗事件に巻き込まれる話が大好きだったので、陣内を中心とした独特な存在である人物たちの群像劇は前作、今作、とも読んでいて面白いし、世の問題に対するインパクトあるアプローチで挑むさまはいろいろ考えさせられるが、どうしても上記の話を超えられず、この評価となった。
Posted by
「チルドレン」の続編。 風変りだけど、その発言にはドキっとさせられる陣内は健在だった。 1件の交通死亡事故から、その加害者少年の背景を調べていくと、幾重にも重なった不幸な出来事がわかってくる。 交通事故は、いつ加害者にも被害者にもなりうる事故だからこそ、人ごとでは考えられない。 ...
「チルドレン」の続編。 風変りだけど、その発言にはドキっとさせられる陣内は健在だった。 1件の交通死亡事故から、その加害者少年の背景を調べていくと、幾重にも重なった不幸な出来事がわかってくる。 交通事故は、いつ加害者にも被害者にもなりうる事故だからこそ、人ごとでは考えられない。 そこに、少年法がからんできたら、尚更、複雑になっていく。 どちらの立場にもなりたくないし、乗り越えるのは困難だと思った。
Posted by