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鹿の王 水底の橋 の商品レビュー

4.1

153件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    56

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

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2019/09/16

徳を積む、ということの大切さを感じられる一冊。 正しさと正解は必ずしも同じではなく、正解の反対は間違いではない。

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2019/09/08

世界観を崩さない物語だなーと思った。一瞬、あれ主人公変わった?!とは思ったけど。 全部丸く収まるのがとてもよい。

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2019/08/17

前作のキャラ設定が全然思い出せなかったけど、それはそれで楽しめた。 男女のあれこれに含みを持たせつつ 多くを語らない(けど、ちゃんと収まってる)のが通例なので、続きを!なんて野暮は言いません。

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2019/08/09

【いちぶん】 こんな血筋に生まれなければ、とうに義父となっていたであろう人の脇で、ホッサルは、声を押し殺して、泣いた。 (p.225)

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2019/08/15

ファンタジー界の白い巨塔! 医療に関する二つの考え方、が面白い。最初は東洋医学系はイマイチだなー、と思うのですが、患者の安らかな逝き方を見るとそれもありかと思う。分を超えない治療、というのは現代で言うバイオテクノロジーか。ただ、水底の橋、の意味がわかったような、わからないような...

ファンタジー界の白い巨塔! 医療に関する二つの考え方、が面白い。最初は東洋医学系はイマイチだなー、と思うのですが、患者の安らかな逝き方を見るとそれもありかと思う。分を超えない治療、というのは現代で言うバイオテクノロジーか。ただ、水底の橋、の意味がわかったような、わからないような…

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2019/08/07

文句なしに五つ星を。 今回最終話となる「鹿の王」第4巻、『水底の橋』 医療に関わる、真理の追求がテーマかと思う。 現代でもそうだが、先進と言われる西洋医療と 総合から体を判断し治療する漢方。 そして、体の骨や筋肉関節などの動きを見て、治療する和の医療。 いくつもの医療がある...

文句なしに五つ星を。 今回最終話となる「鹿の王」第4巻、『水底の橋』 医療に関わる、真理の追求がテーマかと思う。 現代でもそうだが、先進と言われる西洋医療と 総合から体を判断し治療する漢方。 そして、体の骨や筋肉関節などの動きを見て、治療する和の医療。 いくつもの医療があるのだが、この本もまさに医療を考え哲学する本であった。 人を救う、全ての人を救えるのか? 私のように60歳もすぎると夫婦で死に向かう人としての生き方、死に方を考える。 医療も考えるテーマの一つ。 年々解明されることも多いが、まだまだ人の体は全ての秘密から明らかにされていない。 そんな医療と死を考え、何を選び何を諦めるのかは 人の生き方の哲学から決定するものだと、信じている。

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2019/08/05

鹿の王シリーズの最新刊です。 前作の主人公のひとりである医術師ホッサルと、その助手で恋人のミラルを主人公とした物語で、続き、というよりは外伝的なお話でした。 いつもの上橋さんよりはスケール感が小さく、その分コンパクトで分かりやすかったかな。 皇位継承争いという政治的な側面を絡ま...

鹿の王シリーズの最新刊です。 前作の主人公のひとりである医術師ホッサルと、その助手で恋人のミラルを主人公とした物語で、続き、というよりは外伝的なお話でした。 いつもの上橋さんよりはスケール感が小さく、その分コンパクトで分かりやすかったかな。 皇位継承争いという政治的な側面を絡ませながら、現代でいうところの西洋医学と東洋医学のせめぎあいのような(私は、江戸時代が舞台だったドラマJINを思い出しました)医療の限界と可能性、そして、人に寄り添う理想の医療とは何かを問うてます。 少々手あかがついたテーマですけど、皇位継承争いも医術や宗教の違いも、双方に道理があり、単純な勧善懲悪で終わらせないところが上橋さんらしくていいお話でした。 ホッサルの頑なな信念と対比されるミラルのしなやかさがよかったなあ。タイトルは彼女を表現している。。 ただ、私の希望としては、上下巻にして、病気と闘う少女の運命や、毒殺未遂事件の犯人の追及と皇位継承争いの行く末くらいは書いて欲しかった! なんかスッキリ感が足りない・・・

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2019/08/03

続編。前のはあまり覚えていなかったが、それでも充分楽しめる。ミステリっぽいところもあって、一気に読める。前のはあまり覚えてないとはいいながら、主人公ってこんな奴だったっけっと思ったのはなんなんだろう。

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2019/07/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 『鹿の王』の続編なのだなぁ~と、読み進めながらひしひし感じた。 なかなか没頭しにくい冒頭を経て、途中から読むのを止められなくなる展開、読後の深い感慨。単なるストーリーの面白さだけではない、切り口がある。 これらすべてがシリーズの持ち味になっているなぁと思う。  医療を宗教的にとらえるか、それとも科学としてとらえるか。 清心教医術とオタワル医術。医療に絡む道徳や倫理観は違えど、どちらも優れた医術でありながら、それぞれに良い面も足りない面もあることを、物語の中で当事者たちが理解していく様が清々しかった。  ミラルが素敵。ホッサルにはもったいない(笑)

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2019/07/29

やっと読めた・・・満足です。 今回も医療、命、いろいろ考えさせられた。 自分の中で常識だと思っていたことが揺らいだ時、 どう対応するのか。 皆、それぞれの正義のために戦っている。 何が誤っているのかは、どの立場で裁くかだ。 その中でそうしたしがらみをすっと乗り越える人がいる。 ...

やっと読めた・・・満足です。 今回も医療、命、いろいろ考えさせられた。 自分の中で常識だと思っていたことが揺らいだ時、 どう対応するのか。 皆、それぞれの正義のために戦っている。 何が誤っているのかは、どの立場で裁くかだ。 その中でそうしたしがらみをすっと乗り越える人がいる。 やっぱり女性は強いなぁ。

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