ビッグ・クエスチョン の商品レビュー
宇宙は神秘的な『奇跡』ではなく、理解可能な『物理法則』によって無から生まれた。しかし、その法則はあまりに複雑で広大であるため、人間がすべての未来を見通すことは(今のところ)できない。ということが一番の学びでした。
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およそ3つの答えで、10の質問に答える 書いてることは正しいのだろうけど この本を5年間棚に積んだままにしていた俺の判断は正しかったらしい 訳者の文体も腐ってた
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より良い未来のために何ができるか?「科学に興味なし」では済まされない。これまでのどの世代にも増して、私たちの未来は科学とテクノロジーに依存する。原発という優れた技術、事故、核融合、EV、ワクチン等、科学を人々のために活かしたい。私たちのリテラシーも、政府の舵取りも問われている。 ...
より良い未来のために何ができるか?「科学に興味なし」では済まされない。これまでのどの世代にも増して、私たちの未来は科学とテクノロジーに依存する。原発という優れた技術、事故、核融合、EV、ワクチン等、科学を人々のために活かしたい。私たちのリテラシーも、政府の舵取りも問われている。 核戦争と気候変動が最大の危機。 「神が存在するのなら、11次元のM理論のような複雑なものを、あなたはどうやって考えたのですか、と尋ねてみたいですね。」
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エネルギー=空間 もの凄く単純に解釈すると私の頭ではこうなるのだが。本書は、2018年に亡くなったホーキング博士の一般向けに質疑回答された読み物であり、他の博士の本より非常に分かりやすく書かれている。それでいて、死生観、宗教観、宇宙の始まりなどの原初的、哲学的な難問に触れる内容...
エネルギー=空間 もの凄く単純に解釈すると私の頭ではこうなるのだが。本書は、2018年に亡くなったホーキング博士の一般向けに質疑回答された読み物であり、他の博士の本より非常に分かりやすく書かれている。それでいて、死生観、宗教観、宇宙の始まりなどの原初的、哲学的な難問に触れる内容でもあり、もしかしたら、大きくあなたの価値観を変えるかも知れない。それ位のビッグ・クエスチョンを扱う内容だ。 冒頭の式に戻ろう。無から宇宙が誕生した時の等式だ。ビッグバンで正のエネルギーが大量に生じたとき、それと同じだけの負のエネルギーも生じた、という事を示した。正のエネルギーと負のエネルギーで差し引きはゼロで、エネルギーはその後もずっとゼロ。ビッグバンと釣り合う膨大な量の負のエネルギーこそ、宇宙空間だというのだ。重力と運動に関する自然法則によると、空間そのものが負のエネルギーの広大な貯蔵庫なのだ。それだけの負のエネルギーがあれば、すべてを足し上げた結果がゼロになる。 この話が明らかにするのは、その転換が何故起こったのかは依然不明だとしても、この宇宙は、神の絶大なエネルギーが関与して開始したのではなく、エネルギーがビッグバンを起こした結果として同時に空間が誕生した。宇宙の総和が「無」になると言うのなら、神は関与していないということだ。 1960年代は、多くの科学者は、宇宙に始まりがあるはずはないと直観的に思っていた。そのため、神の手に頼らなければならないだろうと考えていた。ホーキング博士の主張は神への挑戦にも見える。興奮する内容だ。 ー 宇宙は原理または法則によって支配された機械であり、宇宙を支配するその法則は、人間の頭脳で理解することができるのだ。 ー 自然法則に従えば、宇宙は陽子と同じく何の助けもなく自発的にひょっこり出現できるだけでなく、ビッグバンは原因がなくても起こりうる。原因はいらないのだ。この説明の背景にはアインシュタインの理論があり、宇宙のなかで空間と時間は根本的なレベルで絡まり合っているという彼の洞察がある。ビッグバンの瞬間に、時間そのものが始まったのだ。この途方もない考えを理解するために、空間に漂うブラックホールを考えよう。典型的なブラックホールは、質量が非常に大きいために自分の重さで潰れてしまった星だ。その強大な重力からは、光でさえも逃れることはできない。ブラックホールがほぼ完全に「ブラック」なのはそのためだ。ブラックホールの重力は非常に強いため、光の進路が曲がるだけでなく、時間の進み方も変わる。それを理解するために、ブラックホールに飲み込まれる時計をイメージしてみよう。時計がブラックホールに近づくにつれ、時間の進み方はどんどん遅くなる。時間に対して時計が遅れるのではなく、時間そのものの進み方が遅くなるのだ。 ビッグバンの説明にブラックホールを援用する。最後に辿り着いた境地はどこだったのか。ホーキング博士は死とどのように向き合ったのだろうか。神なき世界観は、それが事実だとしても途方がない。宇宙の誕生から今まで、全ては連鎖反応である。一つの生命は一つの鎖の輪に過ぎない。博士はそれを、塵という。意味のある塵だと。 ー 神が宇宙を創造したのかという質問を受けるとき、私は質問者に対して、その質間は意味をなさないと答える。ビッグバン以前には時間が存在しなかったのだから、神が宇宙を創造するための時間もなかった。…私に信仰はあるのだろうか?人はそれぞれ信じたいものを信じる自由があり、「神は存在しない」というのが一番簡単な説明だというのが私の考えだ。宇宙を作った者はいないし、私たちの運命に指図する者もいない。そこから私は、深い気づきに導かれた。おそらく天国は存在せず、死後の生もないだろう。死後の生を信じるのは希望的観測にすぎないと思う。死後の生があるという信頼できる証拠はないし、そんなものがあれば、科学について私が知るかぎりのことと矛盾する。人間は死ねば塵に帰るのだろう。だが、私たちが生きつづけることには意味があり、生きて影響を及ぼすことにも、子どもたちに伝える遺伝子にも意味はある。私たちの一度きりの人生は、宇宙の大いなるデザインを味わうためにある。そしてそのことに、私はとても感謝している。
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★★★★☆やっと読み終わりました。過酷な運命にも負けずに研究者としてものの仕組みを明らかにする仕事を続けてきた。どのテーマも興味深い内容でした。今話題のAIについては、今後どうなっていくのかちょっと怖くなる内容でした。
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諸事情により読みきれなかったため感想のみ。 分かりやすくユーモア溢れる部分も多いが、何を話しているかサッパリの部分もあり。 かといって置いてけぼり感もなく、よく分からないけどなんとなく聞いてみよう、と思える。
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知識が足りなくてわからないことがたくさんあるけど、極力一般の人にも分かるように説明してくれていると思う。 宇宙にはすごく興味があるんだけど、宇宙について考えると死を感じることが多くて、怖くてなかなか読み進めることができなかった。
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ホーキング博士が生前に残していた資料から作り上げた本。専門的な内容は個人的に分からないことが多かったが、広く見ると哲学的で面白かった。
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映画 博士と彼女のセオリーがきっかけでこの本を手に取った。はじめには、俳優のエディレッドメインさんが書いていて、その文章がとても素敵だ。そして本書の内容は、専門知識もあり素人にはかなり難しい…とはいえ、メッセージは伝わった。 顔を上げて星に目を向け、足元に目を落とさないようにしよ...
映画 博士と彼女のセオリーがきっかけでこの本を手に取った。はじめには、俳優のエディレッドメインさんが書いていて、その文章がとても素敵だ。そして本書の内容は、専門知識もあり素人にはかなり難しい…とはいえ、メッセージは伝わった。 顔を上げて星に目を向け、足元に目を落とさないようにしよう。私は限界というものを信じない。 考えられないような人生を生き抜いてきた博士が伝える言葉だからこそ、響く。 原書で読んでみたいと思った。
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ホーキングが亡くなる直前に書いた本です。 ビッグクエスチョン(Big Questions)とは、サブタイトルにあるように、「人類の難問」のことで、宇宙の起源や生命の起源に関する問いなどがあります。 ある意味、誰も正解を知らない問いですが、知識がある人ほど、また、考察が深い人ほど、...
ホーキングが亡くなる直前に書いた本です。 ビッグクエスチョン(Big Questions)とは、サブタイトルにあるように、「人類の難問」のことで、宇宙の起源や生命の起源に関する問いなどがあります。 ある意味、誰も正解を知らない問いですが、知識がある人ほど、また、考察が深い人ほど、真理に近づける問いだと思います。 また、この本は、単に、ホーキングが、ビッグクエスチョンに答えるだけでなく、ホーキングが、自身の人生について語った本でもあります。 以前、『ホーキング、宇宙を語る』を読んだ記憶があるのですが、それよりも、今回の本の方が、読みやすいですし、本としての出来もよいと思います。
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