ビッグ・クエスチョン の商品レビュー
宇宙のことは知らないことだらけで、それらの現状の回答が得られるのは非常に面白い。 何年かしたら、解明される問題が増えていくと思います。
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ホーキング最後の書き下ろし。最新の宇宙論を明快に解説しつつ、未来への強い情熱を語る。そこには冷徹な観察と人類・科学への深い信頼がある。「神は存在するのか?」の答えは私と同じ感覚でうれしい。ブラックホールへの興味も改めて湧いてくる。 翻訳が読みやすいなあと思っていたら、青木薫さん(...
ホーキング最後の書き下ろし。最新の宇宙論を明快に解説しつつ、未来への強い情熱を語る。そこには冷徹な観察と人類・科学への深い信頼がある。「神は存在するのか?」の答えは私と同じ感覚でうれしい。ブラックホールへの興味も改めて湧いてくる。 翻訳が読みやすいなあと思っていたら、青木薫さん(サイモン・シン3部作などでおなじみの)だった。納得。
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【至福】 理論物理学はほぼ実感できない、ほぼ実証明できない理論を考え続ける世界です。 (時間も変化する?、十一次元?、超ひも?・・・) 好きな世界です。 占い、ファンタジーのような空想の世界ではなく、現実がそこにあり、しかしその現実がまだ解明されていない事実で、その事実の理論...
【至福】 理論物理学はほぼ実感できない、ほぼ実証明できない理論を考え続ける世界です。 (時間も変化する?、十一次元?、超ひも?・・・) 好きな世界です。 占い、ファンタジーのような空想の世界ではなく、現実がそこにあり、しかしその現実がまだ解明されていない事実で、その事実の理論を頭の中で空想する学問です。 ただの妄想だろ!と言われそうですが、違うのは事実が存在してなぜそうなるのかを妄想する世界です。 アインシュタインやホーキングのように、脳内でそこまで考えられることもすばらしいのですが、「考え続ける」ことができる脳みそもすごいです。 考え続けているときそれは「至福」のときです。 ブラックホールは実に興味をそそります。 わたしが小学生のころブラックホールの話をおやじから聞いたとき、言っていることが全く理解できませんでしたが、何か「すごい」と思った記憶が残っています。 そのころはまだ銀河の中心に巨大ブラックホールが存在する理論はなかったと思います。 それ以来、宇宙に興味はありましたが、本格的に研究をすることはありませんでした。 ただ、何となくマルチバースの考え方は浮かんでいて、われわれが存在する宇宙と別の宇宙をつなぐところがブラックホールではないかと勝手に妄想していました。そしたら最近読んだ本で、ブラックホールは宇宙と宇宙をつなぐところで・・・といとも簡単に書いてあったのには驚きました。 わたしが考えた妄想はすでに既知なことだったのですね。。。 しかし、そんなことにはめげず、わたしも考え続けることができる(至福のとき)を味わいます!
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宇宙は、なにも無いところからひょっこり誕生する。 したがって宇宙の始まる前や後を考えることは意味がない? 「人間原理」…30年ほど前、わたしが『時間とはなにか』HPを書いたとき、同じようなことに辿り着いた。 「コンピュータの知性」…上記HPで人の脳について触れた。ただの科学物...
宇宙は、なにも無いところからひょっこり誕生する。 したがって宇宙の始まる前や後を考えることは意味がない? 「人間原理」…30年ほど前、わたしが『時間とはなにか』HPを書いたとき、同じようなことに辿り着いた。 「コンピュータの知性」…上記HPで人の脳について触れた。ただの科学物質の作用が⦅十分に複雑化》すると心が生じる。同様に複雑な電子回路が知的な、まるで心があるかのようなふるまいを示すことは起こりうると思う。 「AI」…人類を超えるAIの到来。本当の危険性はAIに悪意があるかどうかではないという。AIの目標が人類の目標と整合しないかもしれない。核戦争や地球温暖化を防ぐためには人類がいないほうが良いとAIが判断したらどうなるだろう。
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人類の将来という大きなスパンで考えると脳内がリフレッシュされる。 10個のビッグ・クエスチョンの中で「神は存在するのか?」と 「宇宙はどのように始まったのか?」「人工知能は人間より賢くなるのか?」 に興味を持った。 印象に残った文章 ⒈ 「神は存在しない」というのが一番簡単な説明...
人類の将来という大きなスパンで考えると脳内がリフレッシュされる。 10個のビッグ・クエスチョンの中で「神は存在するのか?」と 「宇宙はどのように始まったのか?」「人工知能は人間より賢くなるのか?」 に興味を持った。 印象に残った文章 ⒈ 「神は存在しない」というのが一番簡単な説明だというのが私の考えだ。 ⒉ もしも宇宙に出ていかなければ、人類に未来はないだろう ⒊ 今後百年間のどこかの時点で、コンピュータは人間を追い越すことになりそうだ
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スティーブン・ホーキングという偉大な人物がいたその足跡であり、宇宙に興味を持つ入門編として読むのも良い。 彼と同じ時代を過ごせたことに感謝。
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ホーキング博士の逝去から1年。 話題の遺言とは?「人工知能が人類を滅ぼすかもしれない」―。 3/14の一回忌に発売された本が非常に売れています。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「神」人格を持たない自然法則 宇宙を作るために必要な材料 1.物質、2.エネルギー、3.空間 ブラックホール 内部では時間そのものが存在しない ビッグバン以前にも時間がない 南極より南はどこか?ということと同じ 未来からの訪問者 想定性理論では光より早く移動できれば過去に戻ることもできる。しかし、未来からの旅行者が来たことはない。 宇宙からの訪問者 人類はまれな存在? 知的生命が進化するまでの25億年は、太陽の寿命のかなりの部分を占める。 小惑星や彗星の衝突や、生物系の不安定からの自滅がないことが奇跡。 次の千年 地球は人間が住めない場所になる。 小惑星の衝突は六千六百万年前、恐竜が死んだ。 それよりも気候変動の可能性が高い。 改良人間 のんびりとしたDNAをデザインする。 日改良人間との間で社会的政治的問題を生む。 ナノクラフト レーザービームでライトセルに照射する光推進。 時速2億キロ。 AI AI自ら加速度的に改良し、人類を超える。 何が危険か先回りする。 テクノロジーの進化で、余暇が増えるのではなく、 できることが増え、忙しくなった。 アインシュタインの想像力 地球は人類にとって小さくなってきた。
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「神は存在するのか?」「未来を予言することはできるのか?」「タイムトラベルは可能なのか?」・・・・・そして「より良い未来のために何ができるのか?」。10のビッグ・クエスチョンに和金子が答えていく。もちろん、誰もが納得する答え、というわけではないだろう。 『「神は存在しない」...
「神は存在するのか?」「未来を予言することはできるのか?」「タイムトラベルは可能なのか?」・・・・・そして「より良い未来のために何ができるのか?」。10のビッグ・クエスチョンに和金子が答えていく。もちろん、誰もが納得する答え、というわけではないだろう。 『「神は存在しない」というのが一番簡単な説明だというのが私の考えだ。』というのが、ホーキンスの答えである。科学者の当然の帰結だろう。私も激しく同意するが、世界中には科学の恩恵を目一杯受けながら、そのことに同意できない人たちが沢山いる。このことは不思議である。 ホーキンスはこう書く。「私たちは、1997年に採択された国際的合意である京都議定書を超えてその先に進み、いますぐ炭素の放出量を削減しなければならない。そのためのテクノロジーはある。必要なのは政治的意思だけなのだ」 一方で、「次の千年間のどこかの時点で、核戦争または環境の大変動により、地球が住めない場所になるのはほぼ避けられないと私は見ている。」と書く。 つまり、必要とされる政治的意思を我々は手に入れることはできないと。人類は賢いのか、愚かなのか。 いくつかのことは、ホーキンスの答えの通りになるだろう。そして、いくつかについては、そうならないように我々はしなければならない。そしてそれはたぶん、可能性はあるのだろう。ホーキンスという知性が、人間の可能性を体現している。ホーキンスの人生、成し遂げたのもの、それこそがその可能性を示唆している。
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単純だから物理やりたくなってしまった。 は、まぁ置いといて、ひとりの心理を追いかけた超人の考え方に触れられて幸せだった。 自分の好きなことを磨いて、自分なりの見方で世界を見れるようになっていけたらいいねぇ
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