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麦本三歩の好きなもの の商品レビュー

3.4

277件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    92

  4. 2つ

    36

  5. 1つ

    13

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2020/01/08

麦本三歩は 友達以上、恋人未満がちょうどイイ。 主人公の麦本三歩は エレガントさの欠片もないけど、 とてもユニークでキュートな女性です。 社会人としては 抜け落ちていることがたくさんあるのに、 イヤがられも、面倒がられも、嫌われもせず、 それなりに世の中に溶け込んで、 彼女なり...

麦本三歩は 友達以上、恋人未満がちょうどイイ。 主人公の麦本三歩は エレガントさの欠片もないけど、 とてもユニークでキュートな女性です。 社会人としては 抜け落ちていることがたくさんあるのに、 イヤがられも、面倒がられも、嫌われもせず、 それなりに世の中に溶け込んで、 彼女なりに楽しく暮らしています。 思いやりもあって、 一生懸命まわりに気を遣うも、 言動がなんだかちぐはぐで、 間が悪いというか、天然というか、 独創的というか・・・ 本人は天然という呼ばれ方を嫌いますが、 とにかくマイペースです。 こんな友人がいたら、 毎日楽しく過ごせるだろうなぁと思います。 でもでも、もし仮に、万が一にも 交際を申し込まれるようなことがあって、 お付き合いを迫られたとなると、 ちょっと考えさせていただきたく存じます的な 気がしないでもありません。 すんごく、すんごく素直な良い子なのですが、 ず~っと一緒だと、 ハラハラさせられたり、イライラさせられたり、 もどかしくなったり、歯痒くなったり・・・。 やっぱり麦本三歩とは、 友達以上、恋人未満あたりのポジションが、 ちょうどいいのかなぁって気がします。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

Posted byブクログ

2020/01/08

どこまでもマイペースな三歩ののほほんとした物語 三歩の職場では「優しい先輩」や「怖い先輩」など色々な先輩が登場するが、自分は「おかしな先輩」タイプだろうと思う でも、変わり映えのない日常に楽しみを見いだせない自分は三歩に少し憧れている 続編が出るなら三歩の周りの人たちの物語も読み...

どこまでもマイペースな三歩ののほほんとした物語 三歩の職場では「優しい先輩」や「怖い先輩」など色々な先輩が登場するが、自分は「おかしな先輩」タイプだろうと思う でも、変わり映えのない日常に楽しみを見いだせない自分は三歩に少し憧れている 続編が出るなら三歩の周りの人たちの物語も読みたいと思った

Posted byブクログ

2020/01/02

麦本三歩という女の子の日常を描いた作品。ただただ読んでいて微笑ましい。実際に自分の周りに三歩みたいな子がいたらイライラするだろうが。 表紙がかわいくて気に入った!

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2019/12/30

麦本三歩、名前だけでも印象的ですが、この話し方というか、噛みすぎるしゃべり方が、同じ職場の同僚なら耐えられないかもしれないとまず思いました。同じ住野さんの作品では「また同じ夢を見ていた」の奈ノ花の話し方、あれにも読みはじめに随分とイライラさせられたことを思い出しました。ただ「同じ...

麦本三歩、名前だけでも印象的ですが、この話し方というか、噛みすぎるしゃべり方が、同じ職場の同僚なら耐えられないかもしれないとまず思いました。同じ住野さんの作品では「また同じ夢を見ていた」の奈ノ花の話し方、あれにも読みはじめに随分とイライラさせられたことを思い出しました。ただ「同じ夢」の時もそうでしたが読み進めるとそんな感情も引いてしまって、何かこうなんとも憎めないキャラに感じてくるところがまた不思議です。 この本では、三歩が好きなものが次々と紹介されていきます。その一つひとつは決して珍しいものでも特別なものでもなく、それあるねという感を抱かせるものばかりです。私的にはチーズ蒸しパンがたまらなかったです。あまりにリアルな食風景にこれはたまらないと感じました。 12章からなる作品ですが中でも気に入ったのは 〈麦本三歩は君が好き〉 〈麦本三歩はファンサービスが好き〉 でしょうか。〈君が好き〉では、死のうとして失敗したと話す友人への三歩の精一杯の言葉が出てきます。こういう視点からの言葉、大切な友人を想う投げ掛けってあるんだとハッとしました。このあたり、二人の関係性は全く違いますが「同じ夢」の南さんと奈ノ花の場面を少し思い出しました。 また〈ファンサービス〉では、大切な親友との旅の場面が描かれます。一泊二日の短い時間ながら、二人の心の通い合いがとてもよく伝わってきて、友情っていいなぁと心から思いました。 また、 〈麦本三歩はモントレーが好き〉 では、この作品のこの章を読んだ全ての会社員の方が絶対に一度は経験したことがあるであろう(もちろん自信を持って私もです!)「今日、会社行きたくないなぁ」という気持ちが勝ってしまった時のことが語られます。迷いに迷っている時間、思い切って最終決断、日中の夢の時間、その日の夜の憂鬱、そしてその翌日の地獄のような心境という各シチュエーションの心の動きのリアルさ。これは経験した人にしか分からない、でも会社員なら私も貴方もそこの君もみ〜んな分かち合えるこの狂おしさ。いつまでもジクジクする三歩の生真面目さもあって、麦本三歩がすっかり愛おしくなってしまいました。 この作品は本当に山も谷も何にもありません。麦本三歩の普通の日常を淡々と描いたものです。確かに三歩は凄く個性的で変わり者と見えなくもないです。でも三歩自身は自分が凄い変わり者なんて思ってはいない。我々だって自分が変わり者なんて思っている訳はない、それと同じようなものだと思います。そう、我々の普通の淡々とした日常風景と何も変わらない。この作品を読んで三歩と同じくチーズ蒸しパンが好きと思いましたが、自分だったら時々無償にキャラメルコーンが食べたくなるなとか、週末の早朝の公園の静けさがなんとも言えず好きだなとか色々と考えてもしまいました。好きと思えるものには好きになった背景がある、何か楽しかった想い出が一緒にセットになっている、もしくはそこから楽しい何かを連想してしまう、そういうものだと思います。また、そういうことを考え、思い出している時ってちょっとした幸せを感じられる瞬間でもあります。 「同じ夢」では幸せというもの自体について考える機会をいただきました。この作品では、淡々とした日常を生きていく中で、幸せを見つけるための具体的なヒントを与えてもらったように思います。

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2019/12/23

いまの自分の気分にはすごく合っていたので、きらくにたのしく読めた。表紙で主人公のビジュアルがイメージ出来るのは、話に入りやすくてとても良かった。 主人公三歩の話し方などがクセが強めだな、、と思っていたら、住野よるさんはライトノベル作家を目指していたことが分かり、とても納得だった。...

いまの自分の気分にはすごく合っていたので、きらくにたのしく読めた。表紙で主人公のビジュアルがイメージ出来るのは、話に入りやすくてとても良かった。 主人公三歩の話し方などがクセが強めだな、、と思っていたら、住野よるさんはライトノベル作家を目指していたことが分かり、とても納得だった。たまにちょっと受け付けられない表現があった。 全体的には好きな感じだった。

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2019/12/14

住野よるさんの『麦本三歩の好きなもの』読了。 三歩の生活があまりにも普通すぎてなんだか隣町とかに住んでいそう。 何かを好きになる理由は実は案外曖昧で、いつのまにか好きになってたり習慣づいてたりする。三歩が好きなものも三歩が生きてきた中で価値観が形成されてきたので自分ではその理由が...

住野よるさんの『麦本三歩の好きなもの』読了。 三歩の生活があまりにも普通すぎてなんだか隣町とかに住んでいそう。 何かを好きになる理由は実は案外曖昧で、いつのまにか好きになってたり習慣づいてたりする。三歩が好きなものも三歩が生きてきた中で価値観が形成されてきたので自分ではその理由が答えられないものも多いんじゃないだろうか。 私だってカレーやラーメンが好きな理由とか散歩が好きな理由なんて真面目に考えたことない。育った環境は影響あるだろうけど。 三歩が好きなものが章立てで綴られていて、いつのまにか三歩を好きになっている。こりゃ参った。 惚れちまった。職場にいたらちょっとめんどくさそうではある。 モモコグミカンパニーさんが表紙を飾ってるから三歩のイメージはすとんと落ちた。昔の西田尚美さんあたりも三歩のイメージに合う気がする。 映像化のニュースを待とう。

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2019/12/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ほのぼの。もっと本能のままに生きよう。心地よいことをちゃんと感じ取って。自分の好きなことをちゃんと好きって感じながら生きる。幸せを噛み締めながら生きる。いい人生だったって思えるように生きる。麦本三歩は、生き生き生きている。ゆるーいけど、すばらしいお手本だ。 こんな小説、いっぱい読みたい。

Posted byブクログ

2019/11/23

主人公の日常をひたすら綴った小説。 タカコさんの小説版という感覚に近い。タカコさんは好きだけど、これは眠たくなった。サボったときに罪悪感が出るのは共感したけど(笑)。

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2019/11/17

主人公:麦本三歩の日常を三歩視点で追いかけてゆく物語。 ふわふわしてて、掴めない、所謂天然と言われがちな、三歩みたいな子は苦手だな~と思いながらだらだらと読み進めました。 それでも私は三歩のこの言葉が好きです。 「嫌いなもののことじゃなく、好きなものの話をしていたいと三歩は願...

主人公:麦本三歩の日常を三歩視点で追いかけてゆく物語。 ふわふわしてて、掴めない、所謂天然と言われがちな、三歩みたいな子は苦手だな~と思いながらだらだらと読み進めました。 それでも私は三歩のこの言葉が好きです。 「嫌いなもののことじゃなく、好きなものの話をしていたいと三歩は願う。」 好きなものの事を考えている方が三歩のように前を向いて進んでいける気がします。 テンポは良くて読みやすいと思います。ただ物語に入り込むのは難しかった…。

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2019/11/13

麦本三歩は、仕事で先輩に怒られてばかりだし 言葉遣いも若干だらしない。 できれば楽して生きたいと思っているし 一見天然ちゃんなようでしっかり腹黒だ。 主人公としてどうなのよ、、、と思いながら読み終わってみれば 麦本三歩が人生の達人のように思える不思議さよ。。。 小さな小さな日常...

麦本三歩は、仕事で先輩に怒られてばかりだし 言葉遣いも若干だらしない。 できれば楽して生きたいと思っているし 一見天然ちゃんなようでしっかり腹黒だ。 主人公としてどうなのよ、、、と思いながら読み終わってみれば 麦本三歩が人生の達人のように思える不思議さよ。。。 小さな小さな日常の中で、三歩は自分をちゃんと大切にして生きている。 それがどんなに難しいことを知っている身としては 三歩の毎日が愛おしくてたまらない。 とりあえず、自分の身の周りにある好きなものを 一つ一つ数え上げてみようかと思っている。

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