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麦本三歩の好きなもの の商品レビュー

3.4

278件のお客様レビュー

  1. 5つ

    48

  2. 4つ

    66

  3. 3つ

    93

  4. 2つ

    36

  5. 1つ

    13

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2020/07/12

食べることが好きで、散歩が好きで、ちょっとぼーっとしている図書館に勤務する、二十代女子、麦本三歩の日常のお話。 無性になにか食べたくなる小説だった。 大きな事件は起こらないけど、彼女の日常が、とても愛おしくなる。自殺未遂をしてしまった友人との水族館の話、やさしい先輩の学生への注意...

食べることが好きで、散歩が好きで、ちょっとぼーっとしている図書館に勤務する、二十代女子、麦本三歩の日常のお話。 無性になにか食べたくなる小説だった。 大きな事件は起こらないけど、彼女の日常が、とても愛おしくなる。自殺未遂をしてしまった友人との水族館の話、やさしい先輩の学生への注意の仕方、おかしな先輩の「天然好きじゃない」発言は、良かったな。

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2020/07/09

最後まで読む気がせず早々と挫折。 どうしてもこの世界観が好きになれず、三歩に寄り添うことができなかった。 好きな作家さんだけに非常に残念

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2020/07/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 天然ドジっ子(?!)、食べること大好きな三歩の日常。のほほんと思いきや、考えたり悩んだり。先輩方にいろんな意味で愛されてるなあーと思う。そして自分に類似してるからシンパシーも感じるとこもあって。  「〜は君が好き」のところで、闇雲に死ぬなーって言わずに、気持ちを全部分かってあげられないから死んでも良いと思うけど、君が好きな私がいることを忘れないでって言うのが三歩らしいなって思う。

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2020/06/23

サボった時の罪悪感や、美人の友達がいてもはやファンの領域、嫌味なことをいう先輩。みんな同じ経験をしてきた三歩なんだよなと思える小説でした。とても楽しく読ませて頂きました。

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2020/06/21

大学図書館勤務の麦本三歩さんのあれこれ。ちょっと天然な彼女の日々の生活、友人、仕事、悩みなど。一つ一つは大したことないことなのだけどそういうことで人はくよくよするよね。前作などのように心に刺さるような作品ではないけど読後感も悪くないし短編集?なんでさらっと読むにはおすすめ。

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2020/05/16

三歩の日常を描いた作品 フワッとした作品なのに深く傷をえぐるワードが出てくる。 三歩の日常は想像できる。 こういう人いるよな。って想像できる。 好きな人もいるけど、苦手な人もいる。 気を使いすぎてるところもわかる。 住野よるさんはだだっ広い野原にワンポイントの落とし穴があって...

三歩の日常を描いた作品 フワッとした作品なのに深く傷をえぐるワードが出てくる。 三歩の日常は想像できる。 こういう人いるよな。って想像できる。 好きな人もいるけど、苦手な人もいる。 気を使いすぎてるところもわかる。 住野よるさんはだだっ広い野原にワンポイントの落とし穴があってその落とし穴が深い。 ハマると全然抜け出せない。 それがその人面白いところなのかも。

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2020/05/03

天然で不思議でどんくさい主人公の何気ない日常の物語。 何でもないけど、何か面白かった。文体も面白く笑ってしまった。

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2020/04/28

人を「器用」と「不器用」の2つに分けるとすれば、自分で言うのもあれだけど、私は器用なほうに入る。学生時代はずっと成績がよかったし、社会人になってからだって仕事覚えが早いと褒められることがあるし、「年のわりにしっかりしてるね」「落ち着いてるね」と言われながら生きてきた。 この本の主...

人を「器用」と「不器用」の2つに分けるとすれば、自分で言うのもあれだけど、私は器用なほうに入る。学生時代はずっと成績がよかったし、社会人になってからだって仕事覚えが早いと褒められることがあるし、「年のわりにしっかりしてるね」「落ち着いてるね」と言われながら生きてきた。 この本の主人公である三歩のことを好きになれない理由はそこにあるんだと思う。もう、全然、ほんとに好きじゃない。主人公のことを好きになれない本を読むのはなかなかにきついものがあって、途中で投げ出そうかとすら思った。三歩の不器用でドジで、怒られてばっかりだけどなぜか愛されてもいて、落ち込んでもすぐに忘れてしまうところ。そういうところがうらやましくて仕方がないんだと思う。三歩を見ていると、自分の中のねちっこい感情が嫌でも目に入ってきてつらかった。 それでも途中で投げ出さなくてよかったと思ったのは、終盤の話を読んだとき。私は三歩のことを好きじゃないよ、とはっきり言う先輩が登場した。共感した。私の言いたいことを全部三歩に言ってくれてすっきりしたし、正直、すっごくうれしかった。よく言ってくれた! と思った。三歩の世界には、三歩のことを好きになれない人が、三歩のことを見ているともやもやする人がちゃんといる。できればずっとふたをしておきたいようなねちっこい感情を持っているのは私だけじゃない。そう思うとなんだか安心した。そういう不思議な擬似体験をした本だった。 【読んだ目的・理由】住野よるが気になったから 【入手経路】買った 【詳細評価】☆3.4 【一番好きな表現】 好かれているという嬉しさは、嫌われているという怖さを薄めてはくれても、消してくれはしないのだ。(本文から引用)

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2020/10/28

普段あまり読まないようなジャンルの本、正直前半は退屈に感じました。 途中から、深いなと感じるセリフや場面も出てきてなんだかんだ引き込まれてしまった。

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2020/04/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

麦本三歩のような女性への評価は人によってまちまちだと思うが、個人的には嫌いじゃない。おっちょこちょいに見えるけど、自分の考えをはっきり持ちながら生きているところは魅力的だ。上手く表現できないが、全体的に「かわいい」読み物だった。ちょっと空いた時間に、何も考えずに読める本。

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