麦本三歩の好きなもの の商品レビュー
主人公の頭の中がおもしろくて何度も笑った! 怒られたりしてる日々も平和に描かれてて、 気が楽になる本でした!
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2019/3/17読了 久々にじーんとあったかい本を読んだ気がする。またきっと読み直すと思う。 時は金なり。サラリーマンの闇なり。
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読み終わった第一印象は 「あー、楽しかった!」 主人公 三歩のキャラクターと豊かな想像力に思わず笑いながら、一気読み。 描かれているのは三歩の何気ない日常。その日常はポップでカラフル、キラキラした世界に見えて素敵なお話でした。 住野さんに出てくる登場人物の軽妙なやり取りが好...
読み終わった第一印象は 「あー、楽しかった!」 主人公 三歩のキャラクターと豊かな想像力に思わず笑いながら、一気読み。 描かれているのは三歩の何気ない日常。その日常はポップでカラフル、キラキラした世界に見えて素敵なお話でした。 住野さんに出てくる登場人物の軽妙なやり取りが好きだな~。 そして、この本を読んで、何気ない日常、自分の好きなことを大切にしようと三歩に教えてもらった気がする。
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図書館勤務の20代女子、三歩のなにげない日常。 エッセイみたいなほのぼの物語。 表紙の隅々からもぅ可愛さがにじみ出ている~❤️ 朝寝坊、チーズ蒸しパン、本、図書館が好き…共感しながらも まるで映像で見てるようなテンポのよさで読みやすかったです! 表紙のなかに色々な作品本が写...
図書館勤務の20代女子、三歩のなにげない日常。 エッセイみたいなほのぼの物語。 表紙の隅々からもぅ可愛さがにじみ出ている~❤️ 朝寝坊、チーズ蒸しパン、本、図書館が好き…共感しながらも まるで映像で見てるようなテンポのよさで読みやすかったです! 表紙のなかに色々な作品本が写ってるのを探すのもちょっと楽しいです
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麦本三歩は本が好き。整理整頓はやや苦手だが、部屋を綺麗に飾ることは嫌いではない。甘いものが大好きで、ついついベッドに寝転がりながらお菓子をほおばってしまう。……というようなことを、本を開かずとも想像できて楽しい。装丁にいろんな遊び心があって、それはぜひ本を買って確かめてみてもらえ...
麦本三歩は本が好き。整理整頓はやや苦手だが、部屋を綺麗に飾ることは嫌いではない。甘いものが大好きで、ついついベッドに寝転がりながらお菓子をほおばってしまう。……というようなことを、本を開かずとも想像できて楽しい。装丁にいろんな遊び心があって、それはぜひ本を買って確かめてみてもらえれば。 本作は麦本三歩という図書館員の20代女性の日常を描いた作品。脳内が賑やかで、だけど表に出る動作はやや挙動不審気味。コミュ障な感じもあるけれど、といって本質的に人と関わるのが嫌いというわけでもない。大学でふっと話しただけの本来何も接点のない人と友達になれるあたり、実はコミュ力高い一面もあるようで羨ましい。 好きなフレーズをひとつ。 「無意味は意味の引き立て役でもない。無意味な日常があるから、意味ある日常が大切に思える、とかじゃない。」 無意味なことは、無意味なままでいい。意味がないからといって無価値なわけじゃない。……なんだか、身に染みる言葉だった。無為に過ごした日を振り返って後悔したりすることが良くあるのだけれど、悔やむ必要はないのかもしれない、そんな日もアリなのかもしれない。と、思った。 作者のTwitterでは「何も起こらない話」というようなことを(ポジティブな意味で)よく紹介されていた。たしかに今作は誰も死んだりしないし、時空を越えたり変身したりもしないし、他人の気持ちも読めないし人間関係が大きく変わったりもしない。だけど、何も起きていないかといえば、そうでもないような。表面的に大きな出来事はないかもしれないけれど、でも僕らの日常以上にはきっといろんなことが起きていて、それを受けて三歩の内面にはよりたくさんのことが起きていて、読んでいて決して退屈とかそういうことはなかった。 地の文は基本的には三人称だけど、ところどころ、視線があちこちに行っているような、注意が散漫になっているような所があって、それはきっと三歩の精神状態を反映しているんだろうな。地の文を含めて三歩の視点で日常を見ることができるような気がして楽しかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
やぁ、住野よるさんのイメージががらりと変わりましたね。 衝撃のデビュー以来、中高生のピリピリとした壊れやすい心を繊細に描いてきた住野さんが、こんなにもまっすぐなからりとした大人の女性を描くなんて!と。 でも、三歩の中には今まで描かれていたたくさんの少女たちの心が残っているように思えました。 ちょっとのんびり屋で鈍くてとろくて、ちょっと変わった子、というレッテルはある意味、繊細さを覆ってくれる着ぐるみの役割を果たしてもくれるわけで。 本人が意識していなくてもその着ぐるみによって救われているところはあるんじゃないか、なんて思いながら読みました。 出版社勤務の友達との旅行や、学生時代からの男友達との水族館でのできごと。あのときの三歩の言葉がとてもとても心にしみて、こういう言葉を言うべき時にきちんと言える三歩はやはりとての繊細で、単なるぼんやりとした鈍い女の子じゃないんだな、と。 なんとなく三歩に親近感を感じながら読んでいましたけど、おかしな先輩から「好きじゃない」と言われた理由、あそこは個人的にとても心に刺さりました。あぁそうなんだ、そういうところ自分も気をつけなきゃ、と。 そんなこんなで、いろいろあるけど、私は麦本三歩が好きです、とてもとても。
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私が唯一全作単行本で買い続けている住野よるさんの最新作。ずっとずっと楽しみにしていました。結果、私的住野よるの本ランキングの1位を塗り替えることになりました。どの作品も好きですが、1位はずっと「君の膵臓をたべたい」で、不動かと思っていたところこの本が超えました。 三歩がとにかく...
私が唯一全作単行本で買い続けている住野よるさんの最新作。ずっとずっと楽しみにしていました。結果、私的住野よるの本ランキングの1位を塗り替えることになりました。どの作品も好きですが、1位はずっと「君の膵臓をたべたい」で、不動かと思っていたところこの本が超えました。 三歩がとにかく可愛くて、最初はただの抜けてるやつかと思っていたら思考回路は複雑。頭の中で毒づくし、韻踏むし、頭が良い。大人なんです。 とりあえずバームロール買ってきて、食べながらもう一度読み直そうと思います。
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