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姑の遺品整理は、迷惑です の商品レビュー

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114件のお客様レビュー

  1. 5つ

    28

  2. 4つ

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  3. 3つ

    20

  4. 2つ

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  5. 1つ

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2020/01/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*独り暮らしの姑のマンションを、嫁である望登子がなんとか自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかり。「安物買いの銭失い」だった姑を恨めしく思いながら、仕方なく片づけを始めるがー。誰もが直面する問題をユーモラスに描いた長編小説* 姑に対する恨み節が長いー!(笑)まあ、それもあとで見事に回収するわけですが。登場人物を上手く絡めて、小説としては面白いものに仕上がっていると思います。確かに、遺品整理って遺族の心の整理でもあるわけで・・・着眼点もさすがです。 ただ、このお話は、残される側だけではなく、残す側に是非読んで欲しい!モノは全てガラクタなのですよ、本人以外には・・・!!

Posted byブクログ

2020/01/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最初は、遺品の整理なんて本当に苦痛でしかないけど、どんどん捨てるのは楽しそう、と思いながら読んでいた。でも、義母のこれまでの生き方故に近所の方が片付けを手伝ってくれて、義母の人となりを知れて、遺品整理も悪くないんだなぁと思った。さらに、最後のくだりでは涙も出ちゃった。 幸いにも、実家は数年前に大断捨離をしてくれたので、ほぼ遺品整理は必要なさそうでありがたい。それも、ご近所の方が亡くなり、息子さんが遺品整理にとても苦労したのを見たのがきっかけとのこと。この本に限らず、遺品処理の大変さは日常茶飯な話題なのかもしれない。 私もそろそろ残された人のためにも物を整理せねばならないし、両親、義両親ともっと会話しなくっちゃと思う、アラフォーです。

Posted byブクログ

2019/12/28

面白かった。 遺品整理は、人ごとではなく、自分も、それをする人にもさせる人にもなりかねない現実。 小説ではあるけれど、粗大ゴミが一度に出せないとか、土産物のこけしやクマやおきあがりこぼしの山、それを捨てるなんてとんでもないという夫の存在とか、あるあるが満載で、リアルで生々しくて、...

面白かった。 遺品整理は、人ごとではなく、自分も、それをする人にもさせる人にもなりかねない現実。 小説ではあるけれど、粗大ゴミが一度に出せないとか、土産物のこけしやクマやおきあがりこぼしの山、それを捨てるなんてとんでもないという夫の存在とか、あるあるが満載で、リアルで生々しくて、主人公のように、もういい加減にしろと叫びたくなる。 ではモノは少なければいいのかというと、そうとも言えないのでは。と考えさせてくれるストーリーで、結局中庸が大事。程度問題。コミニュケーションや人間関係が生きやすさや人生の豊かさを左右する、など考えさせてくれました。 ありそうでないこういう小説を、もっと読みたい。

Posted byブクログ

2019/12/26

遺品整理って大変なんだなー。その人がどんな人生を歩んだかって、死んだ後によく分かるんだね。恥ずかしくない生き方をしようと思った。。

Posted byブクログ

2019/12/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館で借りたもの。 独り暮らしの姑が亡くなった。嫁である望登子はなんとか自分で遺品整理をしようとするが、あまりの物の多さに立ちすくむばかりで…。 垣谷さんはやっぱり面白い!一気読み! 『要らないものは普段から捨てておいて』 まさにその通り!!!! うちの実家とか考えただけで目眩がするよ… 一番の壁は夫! 『いろいろ見てみたんだけどさ、何もかも懐かしくて捨てられる物はなかったよ』 はぁー??だよ 父親の給料明細を全部とっとく必要あるか!! そんな物で溢れた部屋だけど、その分姑がどんな人だったかがよく分かる。 遺品整理は望登子と姑が向き合う時間だったのかも。 でも、やっぱり私は業者に頼むし、その分のお金も予めもらっておきたい…

Posted byブクログ

2019/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

姑が亡くなり、働く一人っ子の夫に代わり遺品整理をする主人公の望登子。 パートの時間を削り、都心を横断する片道1時間半の移動、エレベーターが無い団地の4階。 「安物買いの銭失い」だった姑の3DKの部屋は、ずっと昔に亡くなった舅のスーツ、着なくなった洋服、古紙、空き箱、未使用の食器、レトルト食品などなど、物が溢れていて途方にくれる。 実母は正反対のタイプで、上質な物を好み、物持ちも少なく、自ら身辺整理をして亡くなったため、望登子は一向に減らない遺品、膨大な粗大ごみを前に、姑への苛立ちを募らせていく。 そんなとき、団地の隣人、自治会仲間が親切に手伝いを申し出てくれ、生前の姑とのエピソードを聞くにつれ、姑の生前の暮らしぶりを初めて知ることになる。 今度は逆に少なすぎる実母の遺品に寂しさを感じ始め、実母の生活や思い出に想いを馳せる。 姑と実母、タイプが違い、どちらが正しいというのは無く、それぞれがそれぞれの信じる価値観、信念で生きていたことをまざまざと感じる。 高齢の夫の両親、物が多い実家を想像して他人事では無くぞっとした。業者に頼んで思い出の品もまとめて処分してしまうような遺品整理にしないためにも今から少しずつ断捨離をさせなくては!

Posted byブクログ

2019/10/15

あっと言うまに読み終わった。アクシデントの起きる間隔や伏線の回収の仕方が連ドラになりそうな仕立てのあらすじ。きれいにまとまってるな、という印象。

Posted byブクログ

2019/10/11

姑が残した遺品整理をする女性の話。遺品整理をするうちに、姑の交友関係を知り、助けてもらう。 幸いなことにまだ私は遺品整理をしたことはない。物は、他人から見るとガラクタでも、本人やその家族にとっては思い出があり、宝物の場合もある。こういう思い出を整理し、厳選していく作業って、中々...

姑が残した遺品整理をする女性の話。遺品整理をするうちに、姑の交友関係を知り、助けてもらう。 幸いなことにまだ私は遺品整理をしたことはない。物は、他人から見るとガラクタでも、本人やその家族にとっては思い出があり、宝物の場合もある。こういう思い出を整理し、厳選していく作業って、中々辛くて、大変なんだろうな。 今はミニマリストやシンプルライフが推奨される時代。自分が好きなものだけに囲まれて生活し、残される人には極力迷惑がかからないように物は増やさないようにしよう。

Posted byブクログ

2019/09/29

あっという間に読み終わった。断捨離の役立つのではと読み始めたが、全く違った。だんだんと姑の暮らしむきを知ることで、新たな一面を見る事ができ、心温まる感じ

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2019/09/17

50代で2人の子を独立させて夫と2人暮らしのパート従業員が、姑の山のような遺品と格闘しながら身辺を整理して亡くなった実母と対比し、姑を恨みながらも、その作業を通じて姑の意外な一面を知るという話。遺品整理の大変さを描きつつ、人の性格や生き方の長所・短所は一概には言い切れないという人...

50代で2人の子を独立させて夫と2人暮らしのパート従業員が、姑の山のような遺品と格闘しながら身辺を整理して亡くなった実母と対比し、姑を恨みながらも、その作業を通じて姑の意外な一面を知るという話。遺品整理の大変さを描きつつ、人の性格や生き方の長所・短所は一概には言い切れないという人生論にもなっている。 タイトルが中々刺激的だが、雑誌連載時の原題は「遺されたものたち」だそうで、読み終えてみると、そちらの方がしっくりくる気がする。

Posted byブクログ