姑の遺品整理は、迷惑です の商品レビュー
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望登子と共に読み始めと途中と終わりで気持ちが変わっていく。 最後に母親の日記が出てきて、望登子は救われるかな?姑も嫌な印象のままにならなくてよかった。 死んだ後に迷惑かけないようにしないと。
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一人暮らしで急逝した姑の遺品整理に悪戦苦闘する嫁。量が多いのは嫁からすれば「何でこんな物まで」というつまらないものを後生大事に仕舞い込んでるからで、次々わき起こる「こっちの身にもなって下さいよ」の恨み辛みや、使えない旦那の行状が笑えるのは垣谷作品のお決まりで楽しい。助けてくれる近...
一人暮らしで急逝した姑の遺品整理に悪戦苦闘する嫁。量が多いのは嫁からすれば「何でこんな物まで」というつまらないものを後生大事に仕舞い込んでるからで、次々わき起こる「こっちの身にもなって下さいよ」の恨み辛みや、使えない旦那の行状が笑えるのは垣谷作品のお決まりで楽しい。助けてくれる近所の住民との交流から知らなかった姑の人情家の人となりも見えて来るのも暖かい展開。
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嫁をやめる日 老後の資金がありません 七十歳死亡法案、可決 あなたの人生、片付けます あなたのゼイ肉、落とします 結婚相手は抽選で インパクトのあるタイトル。 これまでに読んだ垣谷さんの本の一部です。 ちょっと過激すぎるタイトルもあり、カバーなしでは外では読めないものも… その内容は、ちょっと怖い現実を突き詰められつつも、納得することが多くて。 私の好きな作家さんの一人。 1人暮らしだった姑が急死。 夫は一人っ子。 望登子はパートを休み、自宅から1時間半かけて、姑が住んでいた部屋に通い、遺品整理を始める。 姑が暮らしていた3DKの部屋には、1人暮らしとは思えないぐらいの物があふれていた。 姑が住んでいたのは団地。 その部屋はエレベーターのない4階。 ごみ収集日、ごみの出し方等々の呪縛。 目の前の現実に心が折れそうになる望登子。 友人から遺産整理業者に依頼した話を聞いているが、その値段に驚き、自分で片付けることを決断。 姑の遺品整理をしつつ、亡くなった実母と比較してしまう。 不満で爆発しそうになりながら、遺品整理をしているうちに姑の知らなかった一面を知り… 自分自身に問いかけるきっかけになっていく。 【姑の遺品整理は、迷惑です】を読みながら… 私も無駄を溜め込んでいる! ちょっと整理を始めよう! と、改めて思っています。
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ぷっと吹き出してしまうようなタイトル。 いつもわかりやすく現実味のある作風ですね。 参考になる?かどうかは… 望登子の姑が急になくなり、マンションの部屋が遺されました。自分で遺品整理をすると決めたものの、よく知らない土地、あまり来なかった部屋… しかも、エレベーターなしの4階と...
ぷっと吹き出してしまうようなタイトル。 いつもわかりやすく現実味のある作風ですね。 参考になる?かどうかは… 望登子の姑が急になくなり、マンションの部屋が遺されました。自分で遺品整理をすると決めたものの、よく知らない土地、あまり来なかった部屋… しかも、エレベーターなしの4階という。 なぜこんなに、よくもこれほど溜め込んだと呆れるほどの物が大量にあったのです。 途方に暮れつつ通っていましたが、なぜか誰かが部屋に入っているような気がする…? そんな小さな謎もありつつ、ご近所の人との出会いもあり、思わぬ助けを得ることも出来るようになっていきます。 実母はすでに亡くしている望登子でしたが、自分で身の回りのことをすっかり片付けて逝ったことを思い出しては、姑はだらしないと感じます。 ところが、姑の部屋に物が多くなりがちな理由や、おせっかいだけど温かな人柄を知ることにも。 そして実母のほうも、通り一遍ではないのですよね。 ユーモアと物語性、現実に起こりそうなことをうまく混ぜ合わせ、大仕事を乗り切る力を応援してくれそう? 老人の部屋にはこういう物が多い、あるある!な現象には笑えます。 私の場合、大きな物置と化した家で実の親が捨てなかった物に囲まれ、「でも汚宅にはしない!」ように「倦まず弛まず」「一度に一つずつ」と自分に言い聞かせながら、少しずつ何かやっていますので。 あ~、思わぬ手助けが欲しい!(笑)
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母から読んでみてって渡された本。 タイトルがなかなか重い。 遺品整理の大変さや遺されたもの、遺されたものを片付ける人 簡単に終わるだろうとタカを括ってるけど、実際そうでもない葛藤とか 隣近所の人付き合いだとか(今このご時世はどうなんだろうか 借家だったら家賃はかかるし、持ち家なら...
母から読んでみてって渡された本。 タイトルがなかなか重い。 遺品整理の大変さや遺されたもの、遺されたものを片付ける人 簡単に終わるだろうとタカを括ってるけど、実際そうでもない葛藤とか 隣近所の人付き合いだとか(今このご時世はどうなんだろうか 借家だったら家賃はかかるし、持ち家なら売りに出すとか出さないとか。 思い出の品とか、そうでもないものを捨てたり残したり 選別するのにすごい時間も歳を取るごとに失われていく体力も 仕事をしていれば尚更辛い… それぞれあぁ確かにそうかもしれないよなぁーと 自分に置き換えて考えると色々考えさせられる事があった。 もう10年以上経つけど、祖父母と父を見送った私の母は この本をどう読みどう感じたのだろうかと思いつつ。
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ほんといって、大したこのないだろうなんて思って読んだ。 自分も同じ経験したことある。舅の 軽トラ何杯かのゴミを処分した どちらかといえば、整理整頓は好きだし萌える さあ今度は自分の番だ!我が身もいらないものは整理しないとね、「読後結構片付けた」 結構整理して捨てるほうだが ...
ほんといって、大したこのないだろうなんて思って読んだ。 自分も同じ経験したことある。舅の 軽トラ何杯かのゴミを処分した どちらかといえば、整理整頓は好きだし萌える さあ今度は自分の番だ!我が身もいらないものは整理しないとね、「読後結構片付けた」 結構整理して捨てるほうだが 最後の最後まで生活があるので それでもかなりのものはある、それが暮らしだから。 姑と実家の母「亡き」との対比 あまりの多さに腹を立てるがー 生存中のエピソードも踏まえ 最後には胸が詰まった、 出来ることできないことはあるけど 1行くらいの日記とまでいかないが 覚書程度には記しておくのはいいなとおもった。
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図書館で予約して、その後本当に姑さんが亡くなってしまった。しばらくして順番が回ってきて読むことに。 ダンナにお義母さん亡くなる前に予約してたんだよ!と言っときましたが… 急死したお姑さんの部屋を片付けることになったお嫁さんの話。いやー、世代だわー。わかるー。 3DKの団地に一人...
図書館で予約して、その後本当に姑さんが亡くなってしまった。しばらくして順番が回ってきて読むことに。 ダンナにお義母さん亡くなる前に予約してたんだよ!と言っときましたが… 急死したお姑さんの部屋を片付けることになったお嫁さんの話。いやー、世代だわー。わかるー。 3DKの団地に一人暮らしだったので、業者は高いし、夫は仕事が忙しいし、とにかくパートの合間を縫って片付けに頑張る嫁。 物を溜め込む義母と、何もかもスッキリと逝った実母を比べて、実母の素晴らしさを噛み締めていたけど、手助けしてくれるご近所さん達から義母の様々な話を聞くに付け、義母の良さを発見して、この超絶大変だったけど、遺品整理をして良かったと思えるように。 ラストに胸がほっこりして、温かい気持ちになる一冊。
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姑の遺品整理に疲れて悪態を吐きまくる豪快な嫁ストーリーかと思いきや、読後は心がホッとする、心地よい読了感で一気読み。 自身の身辺整理について、考えるきっかけになります。
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この作家さんは 題名と 本の 結論は 逆になることが 多いです。 でも 良い意味で 逆になるから 読むのをやめられないのですが。 読み終わって こころが ほんわかになるのが たまりませんね。 今回は 旦那も 良い人になり 男としては 良かったです。 次回作 楽しみです。
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